CULTURE

白井屋ホテルに〈ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ〉が2021年9月オープン

CULTURE2021.06.23

群馬県前橋市の〈白井屋ホテル〉の敷地内に、〈ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ〉が今年9月下旬にオープンします(ブルーボトルコーヒージャパン合同会社 / BLUE BOTTLE COFFEE JAPAN 2021年6月23日プレスリリース)

ブルーボトルコーヒーカフェは、これまで、都内各所、京都、神戸、横浜、そして先ごろ発表された大阪には出店していますが、地方都市への進出は今回が初となります。

空間デザインは、建築家の芦沢啓治氏が率いる芦沢啓治建築設計事務所が担当。先ごろ都内にオープンした〈ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ〉、2020年9月に横浜市にオープンした〈ブルーボトル コーヒー みなとみらいカフェ〉に続く、3店舗めの事例となります。

白井屋ホテル 外観

白井屋ホテル 国道50号線側 外観(Photo: toha)

〈白井屋ホテル〉は、建築家の藤本壮介氏が全体の設計を担当し、既存の建物を大胆にリノベーションしたヘリテージタワーと、新築されたグリーンタワーの2棟で構成されます。
再生プロジェクトは建物だけにとどまらず、レアンドロ・エルリッヒによるインスタレーションをはじめ、館内・敷地内・各客室に、藤本建築に呼応するかのようにして、さまざまなアート作品が展示され、アーティストらが特別にしつらえた客室なども有する、2020年12月のオープンから半年以上を経た今でも話題を集めているホテルです。

白井屋ホテル 外観(藤本壮介建築設計事務所)

グリーンタワー 馬場側通り側 外観(画像提供:白井屋ホテル Photo: Shinya Kigure)撮影時期:2020年夏頃

〈ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ〉がオープンするのは、利根川の旧河川の土手をイメージして新築されたグリーンタワーの路面。昔は利根川の一部だったという馬場川に面し、並びには、フルーツタルト専門店「SHIROIYA the PÂTISSERIE(白井屋 ザ・パティスリー)」が今年2月にオープンしています(下の外観画像 / 提供:白井屋ホテル)

フルーツタルト専門店「SHIROIYA the PÂTISSERIE(白井屋 ザ・パティスリー)」

「SHIROIYA the PÂTISSERIE(白井屋 ザ・パティスリー)」外観(画像提供:白井屋ホテル Photo: Shinya Kigure)

カフェのメニューとしては、他のブルーボトルコーヒー カフェと同様に、バリスタが丁寧にハンドドリップした上質なスペシャルティコーヒーはもちろんのこと、エスプレッソドリンクなども提供されます。

〈ブルーボトル コーヒー みなとみらいカフェ〉

〈ブルーボトル コーヒー みなとみらいカフェ〉にて撮影(Photo: toha)

明治期に絹産業により日本近代化の先駆けとなった前橋では、2016年8月に前橋市が官民一体のビジョン「めぶく。」を発表したのを契機に、地域活性化が進められてきました。その中心となっているのが、現在の〈白井屋ホテル〉のオーナーであり、アイウェアブランド・ジンズ(JINS)の元となる会社を前橋で創業した、実業家の田中 仁氏。〈白井屋ホテル〉は、「前橋のまちなかを活性化したい」という田中氏の想いに藤本氏ら国内外のクリエイターが応え、具現化したものと言えます。

他方、ブルーボトルコーヒーでは、これまで世界各国でカフェをつくるにあたり、コミュニティを大切にしながら。その街の発展に貢献することを大切にしてきました。今回の〈白井屋ホテル〉敷地内への出店も、前橋再生のビジョン「めぶく。」と、地域活性化に取り組み、挑戦を続ける姿地元の人々の姿勢に深く共感ししてのことです。

なお、今回の誘致・開業には、2020年12月設立のスタートアップ企業で、高崎市で眼科医を営む佐藤 拓氏がCEOを務める、株式会社GIVEが協力しているとのこと。
ブルーボトルコーヒー、白井屋ホテル、GIVE inc.の関係3社の各コメントは以下の通りです(敬称略)

ブルーボトルコーヒージャパン
ジェネラルマネージャー 伊藤 諒

前橋では、地元出身の起業家の田中 仁氏や、株式会社GIVEをはじめとする強い思いを持った皆さまが、明確な「めぶく。」というビジョンを掲げて官民と協業し、新たなうねりを創り出しています。ビジネス、アート、人材育成、と多岐に渡る取り組みを通じて、地域活性を進めていらっしゃることを知り、深く共感し感銘を受けました。
弊社も創業以来、各国でカフェの店作りを通じて、それぞれのコミュニティとの共存と活性に取り組んでまいりました。米国の1店舗目であるHayes Valleyは、かつてはあまり人の立ち寄らない地域が、カフェを中心に変化が生まれ、今では賑やかなダウンタウンになっていたり、日本では、清澄白河の街の様子が(編集部註.第1号店舗を出店した)6年前とは大きく様変わりし、若い年代の方々が移り住んでいます。
皆様と協業するなかで、土地の歴史を学びながら、新しい取り組みを行っていくことで、前橋という場所の未来に少しでも貢献できればと考えております。

白井屋ホテル
オーナー 田中 仁
白井屋ホテル ロゴマーク

白井屋ホテルは、地域活性化プロジェクトの下、前橋ビジョン「めぶく。」を象徴するホテルとして、6年半の歳月を経て2020年12月に開業しました。創業から約300年の歴史を持つ旅館の再生に、建築家の藤本壮介氏をはじめとした国内外のアーティスト、デザイナーの力が結集し、”アートディスティネーションホテル”として生まれ変わりました。暮らす人と訪れる人が集い交流する「まちのリビング」として食と文化の発信基地として活動しています。
そして今回、この動きに呼応し、自分たちも地域活性化のために協力したいと、株式会社GIVEの皆さんがブルーボトルコーヒーの誘致に動いてくれました。その想いに応えていただいた、ブルーボトルコーヒージャパンならびにブルーボトル本社の勇気ある決断に、心より感謝申し上げます。これから地域の皆様の新しい居場所ができることと、前橋のまちなかにさらに活気が生まれることを楽しみにしています。

GIVE Inc.
CEO 佐藤 拓 / COO 長谷部辰雄 / CFO 干場 諒

私たちGIVE(Gunma Innovation Value Explorer)は、2020年12月に立ち上げられたスタートアップ企業です。
代表の佐藤(医師)は、群馬県高崎市で医療法人明陽会・高崎佐藤眼科を通じて地域医療に貢献しています。白井屋ホテルを手掛ける田中 仁さんとは、起業家育成のGIS(群馬イノベーションスクール)で出会い、前橋の地域活性化プロジェクトに共感し、GIVEを立ち上げました。
私たちの故郷・住まいである前橋のまちなかが、シャッター商店街として活気がなかった状態から、白井屋ホテルをはじめ、さまざまな新しい息吹が「めぶく。」状態へと変化しています。今回の取り組みが、官民一体となった地域活性化の一助となればとても嬉しいです。
これから地域の皆様とともに素晴らしい体験ができることを楽しみにしています。

〈ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ〉の開業予定は2021年9月下旬。店舗の詳細は、当月9月に改めて発表があるとのことです。(en)

〈ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ〉

所在地:群馬県前橋市本町2-2-15 白井屋ホテル 敷地内(馬場川通り沿い)
店舗デザイン:芦沢啓治建築設計事務所
開業予定:2021年9月下旬

白井屋ホテル(SHIROIYA HOTEL)公式ウェブサイト
www.shiroiya.com/

ブルーボトルコーヒー公式ウェブサイト
https://store.bluebottlecoffee.jp/

〈白井屋ホテル〉現地レポートほか

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