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JOB2024.02.26

【JOB特別インタビュー】UDSの事業企画部SDUが新プロジェクトで求める人材とは

企画・設計・運営までトータルで手掛けるクリエイティブ集団UDSのなかで、事業企画部SDUが新プロジェクトのメンバーを募集しています。
SDUは住宅、ホテル、商業施設、学生寮などの企画から運営まで手掛け、最近では「下北線路街」が注目されています。SDUがどのように仕事を行い、またどんなメンバーを求めているかインタビューしました。

 

—– SDUはどのような業務をされているのですか?

三浦宗晃・事業企画部ゼネラルマネージャー(以下、三浦):UDSは事業企画から設計施工、運営まで一気通貫で手掛けるのが特徴で、扱う領域は住宅、ホテル、オフィス、商業施設と幅広く、まちづくりに関わるあらゆるジャンルでプロジェクトの始まりから社会に実装していくまでを担っています。

UDSのなかの小さなUDSといった感じで、企画から運営までワンチームで行っているのが事業企画部SDUです。オーナーやクライアントに並走するかたちでコンサルティング、プロジェクトマネジメントを行っています。少人数のコンパクトな部署ですが、開業後の運営も自分たちで行っている物件があります。

〈由縁別邸 代田〉外観

—– 企画から運営までワンストップで担うSDUが掲げるフェーズ「妄想・構想・伴走・実装」とは?

三浦:企画領域をステップに分けた呼び名のようなもので「妄想」「構想」はコンセプトメイクと事業計画、「実装」は文字通り社会に実装することで、運営やマネジメント段階を指します。

三浦宗晃氏

依頼されるクライアントのなかには、何をやるかが決まっていないところも多いのです。不動産業を手掛けていないクライアントからのチャレンジや、メーカーがまったくの別領域で新規事業を立ち上げようとしているときなどは、まさに「妄想」してプロジェクトの「一歩前」から一緒に考えていくわけです。

その次に、実際に成り立つビジネスプランにするための事業計画を立てるステップが「構想」です。UDSは得意領域を幅広くもっているので、成立の可能性を立証する際も数字だけではない軸で検討できる点が強いと思います。

収益だけでなく、そのクライアントが手掛ける別事業との親和性や、その地域にとってメリットがあるか、長期的に見たらどうなのかなど、さまざまな観点からクライアントと一緒に検討しています。

鈴木衣津子・事業企画部ゼネラルマネージャー(以下、鈴木):UDSではいろいろな業態を自分たちで運営しているので、蓋然性が高く収支計画や設計与件を考えることができます。社内にあるナレッジやリソースをコーディネイトし、像をつくっていくのが「構想」フェーズで、UDSの一番の強みであり、企画者として一番面白い仕事です。

鈴木衣津子氏

—– 設計与件からクライアントとともに考えるのですね

三浦:建築は膨大な決め事の連続ですが、SDUで整理して、必ずしもかっこいいだけの建物ではなく、オーナーや地域にとっていい提案かどうかを常に考えます。SDUは自分たちで図面を引くような設計を行いませんが、コストやスケジュールなど総合的な判断で選択肢を用意する。それが「伴走」フェーズの重要な仕事です。

鈴木:収益だけ求めた容積いっぱいのプランを見せることもありますが、それがクライアントにとっての最適解とは限りません。なので「あえて余白をつくることでこういうことができます。どうしますか?」といった提案はよくします。

—– 「下北線路街」プロジェクトはどのように関わられたのですか?

鈴木:「下北線路街」は、小田急線を地下化することで生まれた地上部の開発計画です。3駅間約2km、行政の踏切解消の事業も兼ねていて、緊急車両は通れるようにするといった条件などはあったのですが、何をつくるかは具体的には決まっていませんでした。

小田急電鉄さんは地下化にあたり、沿線住民と長く話し合いを進めていて、そのあとからわたしたちが携わるようになりました。依頼を受けた当初から「今、シモキタにいる人を幸せにしよう」と。その人たちからシモキタのまちのよさが口コミで広まり、新しい人を連れてくる好循環が生まれるといいなと考えて進めていきました。

この世田谷代田駅前にある〈由縁別邸 代田〉はUDSが運営も行っているのですが、隣の〈世田谷代田 仁慈保幼園〉は、設計事務所をSDUでコーディネイトし、運営事業者の選定にはコンセプトに共感いただけるようUDSも協力させていただきました。エリアを13区画に分け、各ブロックで関わり方は違いますが、設計者や運営スキームの構築など、トータルのプロジェクトマネジメントをSDUでやっています。

〈世田谷代田 仁慈保幼園〉

—– 13もの区画を、どのくらいの期間で企画から実装まで行われたのですか?

鈴木:2017年にコンセプトワークが始まり、2019年には第1弾の〈下北線路街 空き地〉が開業したので、結構なスピード感でしたね(笑)。順次開業していくプロジェクトだったので、コンパクトなチームでも可能だったと思います。

下北沢駅周辺は地下化に伴う工事で、長らく仮囲い状態が続いていました。SDUは事業のブランディングやPRも行っているのですが、与件上すぐに開発ができない事業用地であった敷地を、地域住民とのコミュニケーションスペース兼プロモーションの場として暫定活用することを提案しました。1、2年予定の仮事業だったのですが、住民の方から続けてほしいという要望をいただき、今もさまざまなイベントを行うスペースとなっています。

–約2㎞にわたる開発規模とは思えないスピード感ですが、やりがいや苦労した点は?

鈴木:どういう場所をつくったらよいか、ましてや都心の3駅分という面積での開発もなかなかないことですし、まさにゼロから考える機会をもらえたのは貴重な経験です。

開発前の住民対話は小田急電鉄さんが行っていたのですが、私たちもヒアリングを重ね、地域の皆さんとつながりをつくっていきました。各ブロックにもたせた余白を地域の皆さんがイベントやそれぞれのコミュニティで使ってくれているのを見るのは嬉しい瞬間ですね。

〈由縁別邸 代田〉

鈴木:土地の歴史を調べることから、住んでいる人たちにも使ってもらえるには何をつくればいいか、どんなまちなのかをとにかく考えました。地域の人が愛着をもてるような施設をつくろうという発想で、この〈由縁別邸 代田〉も計画しています。

きっと企画メインでやっている会社ではここに旅館をつくろうとは踏み切れないと思います。わたしたちはホテル運営も手がけていましたし、具体的に事業計画が立てられるのは自分たちのリアルな数字をもっているからこそで、企画の担当者としてはありがたいポジションにいさせてもらっていると感じます。

浅田英亮・事業企画部(以下、浅田):この旅館の茶寮やサウナも地域の方が日帰り利用できますし、湘南台(神奈川県藤沢市)で手がけた学生寮の食堂は誰でも食べに来ることができるようになっています。

浅田英亮氏

京都にあるホテル内のギャラリーも、泊まらなくても利用できます。ホテルや住宅は泊っている人や家賃を払っている人だけのものになりがちですが、地域のいろんな人が関わり、それが利用者の皆さんのメリットになる。そんなポジティブな使われ方も提案しています。

—– 今後のプロジェクトにあたり、どういった方に応募してもらいたいですか?

三浦:今回は事業企画部のなかでも、企画職であるプロジェクトデザイナーを募集しています。今、設計やデザインをされている方は、一度は「与件が違ったらこういう提案もできたのに」を感じたことがあると思います。そういった「もうちょっとよくしたい」と考えたり、建築というハードをつくりたいというより、場所づくりに興味があり、エリアや暮らし方に関わりたいという人には向いている仕事だと思います。

実装してからのプロセスにも関わっていくので社会を整えている手触り感もあり、いい結果も悪い結果も次の改善につなげられる仕事です。

—– 実際に職場はどんな雰囲気で仕事をされていますか?

浅田:勤務は総時間数しか決まっていないので、まさに自分次第です。これから子供をもちたいと考えている方や、小さな子供がいる方でも働きやすいと思います。企画メンバーも設計メンバーも運営メンバーも同じ職場にいるので、ミーティング時に限らず気軽に話を聞ける環境です。

三浦:いろんなプロジェクトが進行しているので、声がかけやすい環境づくりは心がけています。企画という仕事は自由度が高いので、いろんな趣味嗜好のメンバーがいる方が面白いと思っています。まずはいろんな人に応募してもらいたいですね。

インタビュー: 2月14日〈由縁別邸 代田〉にて
Photo: Nao Takahashi

求人概要

募集職種

プロジェクトデザイナー

業務内容

「妄想、構想、伴走、実装」

下記の内容をチームアップで実施していきます。

 

■リサーチ:先入観にとらわれないプロジェクトの可能性の探索。

■事業企画:コンセプトメイクからビジネスモデル構築まで

■デザインディレクション:デザイナー / クリエイターの起用と、コンセプトに基づく方向づけと意思決定

■プロジェクトマネジメント:事業予算とスケジュールの進行を管理。複数の関係者との調整

■開業準備:プロジェクトの開業に必要なあらゆることを実施

■運営マネジメント:開業後のマネジメントおよび継続的なカイゼン(オプションにて実施)

■ウェブメディア運営:今後「SDU」での自主的なリサーチ活動やコンテンツ発信を予定しています

※ 活動ジャンルは問わず。住宅、オフィス、教育施設から生産設備まで。未開拓領域を積極的に検討していきます

応募資格

下記、必須ではありませんが多く当てはまる方が望ましいです。

 

・建築設計やまちづくりに関する実務経験、もしくは類似する社会人経験3年以上がある方

 

・Office系ソフトの基本的な操作ができる方

 

・事業企画書の作成経験がある方

 

・建築現場の監理経験や不動産プロジェクトの進行管理経験のある方

 

・BtoBの企画営業経験のある方

待遇

■給与

年収想定 386~714万円(スタッフクラスの場合、30時間の固定残業手当を含む)

■休暇・休日

117日(8~9日 / 月) / 夏季・冬季休日5日

有給休暇 / 慶弔休暇 / 産前産後休暇 / 子の看護休暇 / 育児介護休業

■待遇・その他

交通費支給(上限50,000円/月)

社会保険完備(雇用労災健康厚生年金)

社員割引制度、社員紹介制度 / 定期健康診断 / 育児短時間勤務制度(小学校卒業まで)/ 無料宿泊制度

異性事実婚、同性パートナーシップ制度 / 企業型確定拠出年金(401k)制度 /

慶弔見舞金制度 / PC、スマートフォン貸与 / ロッカー貸与

採用スケジュール

書類選考実施後、一次面接はオンラインもしくは対面で実施、最終面接は対面で実施予定です。

 

(面接は3回実施する場合もございます)

勤務地

〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-28-7 代々木NTビル 1F

会社情報

社名:UDS株式会社

ウェブサイト:https://uds-net.co.jp

Instagram:https://www.instagram.com/uds_official/

Facebook:https://www.facebook.com/uds.ltd/

電話番号:0120-31-4447

採用担当者:経営企画部 採用窓口

求人掲載について
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