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JOB2024.06.24

[Interview]オフィス設計デザイナーを募集

ワークプレイスとワークスタイルの設計を数多く手掛けるデザイン事務所、ディー・サインがオフィス設計デザイナーを募集しています。

クライアントの経営企画や人事施策まで踏み込み、プロジェクトディレクションから携わる空間デザインに力を入れているディー・サインのデザイナー、沼尾知哉氏に既存の枠にとらわれないワークプレイスづくりについて、また募集する人物像についてインタビューしました。

「ハタラく」から考えるオフィスデザイン

——-ディー・サインではどのように空間設計を行っているのですか?

沼尾知哉(デザイナー・以下、沼尾):ディー・サインは「ハタラくをドライブさせる。」をミッションに掲げ、主にオフィス構築や移転、リニューアルに伴うワークプレイスの企画・設計・プロジェクトマネジメントを行うチームです。働くということを広義にとらえて、常にワークスタイルをアップデートしていけるような空間設計を目指しています。

私たちは設計以前のプロジェクトディレクション業務を重視しています。たとえば「出社率を上げるにはどうしたらよいか」といった人事や総務の施策に踏み込んだアプローチから考えることもあります。単に執務スペースをデザインするのではなく、クライアントの経営方針まで踏み込み、これから先のビジョンをどう考えているか、今後の人員計画をどう捉えているかも分析します。そのため、執務空間の設計だけに留まらず、さまざまなオフィスの仕組みづくりから思考し、着手しています。

——-プロジェクトディレクションから空間設計を始める一番の理由はどんな点ですか

沼尾:プロジェクトディレクションから手掛ける面白さややりがいは、クライアントの意思やプロジェクトの意義を本質的に汲み取れることです。設計を依頼されるときには数量要件や機能要件などクライアントの要望は多岐にわたりますが、どうしてその数なのか、その機能が必要なのかを理解せずすべて盛り込もうとしても、パズルを組み合わせる作業のような設計になってしまいます。

経営者や従業員とのヒアリングを通じて意思や想いを読み解くことで、さまざまな要件が本当に必要かどうかの取捨選択や、本質的な提案をすることができ、臨機応変な対応ができるのです。

クライアントの「ハタラく」を空間として提案する

——-プロジェクトディレクションから考えられた事例を紹介ください

沼尾:MonotaRO(モノタロウ)さんの本社移転プロジェクトでは、全体のプロジェクトディレクション業務も含めた設計を担当しました。今後の事業拡大や人員増が見込まれていることで、大阪・KITTEへのオフィス移転計画のコンペが行われたのが2021年。ちょうどコロナ渦の始まりで先行きもわからず、日本中がオフィスへの出勤も憚られるような状況でした。

しかし、私たちはこの先の将来を見据え、「リアルな空間でコミュニケーションをとることで互いに学び、成長していける場」を提案しました。

ワークスタイルやスペースに関するサーベイを行い課題を可視化するところから始め、PMを担当する企業とともに設計方針を検討していった(Photo: Nacása &Partners)

沼尾:具体的にはオフィス内にコラボレーションの核となるカフェを併設し、そこへ行く回遊動線に「POCKET」と名付けたミーティングスポットを多数配置しました。社員同士のミーティングやオンライン会議ができたり、偶発的に出会ってその先のカフェでもコミュニケーションが取れたりする、出会いと学びの仕掛けです。

こういった場づくりを検討するため、サーベイを実施して課題を可視化し、さらに役員インタビューや従業員とのディスカッションを重ね、本プロジェクトの方針策定をしていきました。

こもりすぎない個室やカウンターなど多様な居場所を設えた(Photo: Nacása &Partners)

沼尾:地方の複合施設をリノベーションし、そこに入るコワーキングスペースの設計を担当したプロジェクトでは、その地域の人々が愛着をもてるような場を考えました。

地域創生の点から考えたプロジェクト(写真提供:福山電業)

沼尾:機能重視の場づくりだけでは、周辺に暮らす人々が利用したいと思える施設にはなりません。既存建築のポテンシャルをうまく生かして「おもしろい違和感」を生み出すことが必要だと考え、「一目でわかる、話題性のあるポイントをいかにして創るか」という視点からイメージを膨らませました。地域に住む人がいて、集まれる場所も働く場所もある。働くということを俯瞰して施設全体や周辺の地域性まで視野を広げて考えたプロジェクトです。

広島県福山市駅前にあった百貨店の再生事業。核となるコワーキングスペースやシェアオフィスのプランニングも手掛けた(写真提供:福山電業)

沼尾:離職率が高いとされる業界のオフィス移転計画依頼を受けたクライアントでは、帰属意識や一体感が自然と生まれる仕掛けを考えました。オフィスの中央部に社員の熱量が創出できるプレゼンエリアを配置し、その熱量やコミュニケーションのエネルギーがオフィス全体へ伝搬する場を構築しました。結果として、その場が私たちの想像を超える頻度で使われていると聞き、とてもうれしかったですね。文字通り、「ハタラくをドライブさせる。」を実感した事例です。

セミナーや表彰式なども行えるスペースを提案した(Photo: Nacása &Partners)

ゼロから設計に携われる楽しさと学びがある環境

——-どのような人に応募してもらいたいですか?

ホワイトボードは社員が思い思いに使う。この日は「GWはどこで過ごした?」のお題にさまざまな回答が書き込まれていた

沼尾:ディー・サインにはクライアントと一丸となりプロジェクトのビジョンやコンセプトを考えていける楽しさ、ワークプレイスの知見やノウハウの蓄積が整っているという強みがあります。クライアントやパートナーの想いを紡いでいくような場づくりに興味のある人にはやりがいのある環境だと思います。

今ではいろいろな働き方が浸透し、オフィス設計といってもオフィス内部だけを考えればいいとは必ずしも限りません。デザインスキルはもとより、クライアントの展望や意思までを理解したうえで、その期待を超えるような場とは何か。これから先の「ハタラく場づくり」を考えられる人と一緒に仕事ができたらと思っています。

インタビュー:5月9日 ディー・サイン本社にて
トップ画像〈MonotaRO Co.,Ltd.〉Photo: Nacása &Partners
Photo: Nao Takahashi(人物)

求人概要

募集職種

オフィス設計デザイナー

業務内容

■オフィスができるまでの流れ

(1)要件定義

「どんなオフィスにしたいか?」「この機能は必ず欲しい」といった要件をクライアントとすり合わせ、明確にします。

(2)基本設計

すり合わせた要件を図面に起こし、要件と齟齬がないかどうかを明確にします。

(3)詳細(実施)設計

作った図面を実際に工事できるレベルまで詳細に落とし込んでいきます。

(4)設計(工事)監理

詳細(実施)設計で作成した図面通りに工事が行われているかを確認します。

 

■お任せする業務

上記(1)~(4)のすべてお任せします(経験などを考慮のうえ、判断)

 

1案件につき平均3~4名のチーム体制。クライアントの生の声や要望を聞きながら設計することができます。

応募資格

[どちらか必須]

・オフィス空間の設計経験

・公共、商業施設の設計経験

 

[歓迎]

・与えられた一部分だけの図面を描き続ける仕事ではなく、全工程に携わりたい方

・英語を使う案件にも挑戦してみたい方

待遇

■給与

・年収 480~750万円

・3カ月に1回、業績応じてボーナス支給あり(昨年度実績:4カ月分)

 

■休暇

・週休2日制(土日)・祝日

・年間休日119日

・年次有給休暇10日〜、慶弔休暇

 

■その他福利厚生

社会保険完備 / 401k / ノマドワーク手当 / 副業承認制度

採用スケジュール

■書類選考

・書類選考通過者のみ、7営業日以内に連絡いたします。

 

■面接

・対面にて(3~4回。WEB実施も相談可)

 

選考途中に面談を実施することも可能です。

勤務地

〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-11 VORT京橋

会社情報

社名:株式会社ディー・サイン

ウェブサイト:https://design-inc.co.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/DESIGN.INC.TOKYO.JPN/

E-Mail:saiyo@design-inc.co.jp

電話番号:07041554851

採用担当者:山上健一

求人掲載について
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