空間デザインのために多様な領域を横断する
私たちHUNE(フネ)は、伊東豊雄建築設計事務所で共に研鑽を積んだ3人が共同主宰する設計事務所です。特徴は、3人それぞれの異なる専門性とバックグラウンドが交ざり合うことで生まれる「領域の広さ」にあります。玉木はディベロッパーでの経験を活かした不動産事業の上流からの視点を、香港出身でイギリスで建築を学んだジュリアは海外のクライアントとのグローバルな繋がりとデザインを、大学で研究室をもつ林は工法や建築生産におけるアカデミックな知見を、お互いに持ち寄って設計に取り組んでいます。
これまで手掛けてきたプロジェクトは、住宅やホテル、商業施設、オフィスビル、少し変わったものだと大阪・関西万博でのパビリオンの実施設計、コリビングハウスのブランド監修など、多岐にわたります。規模や用途の違いだけでなく、プロジェクトへの関わり方そのものの幅広さも、私たちの強みの1つです。
私たちが何よりも大切にしているのは、純粋に「空間と深く向き合うこと」です。不動産的な視点やチャレンジングな工法を取り入れるのも、より良い空間を実現させるための手段であり、さまざまな領域を横断できる環境が生み出す建築の可能性を探求しています。
小さなプロジェクトからステップを踏み、設計する楽しさを実践的に学ぶ
新卒の方には、まず先輩スタッフと一緒にプロジェクトに参加し、実務の基礎から少しずつ経験を積んでいただきます。はじめは内装など、比較的小規模で法規的なハードルも高すぎないプロジェクトからスタートする予定です。
扱う建築の用途や規模が幅広いため、実務経験のない方でも段階的にステップアップしていくことができます。多種多様な案件に携わる中で、自分自身の得意なことや好きなことも少しずつ見えてくるはずです。自ら提案することが好きな方、試行錯誤のプロセスを楽しめる方であれば、日々新しい発見に出会えるでしょう。私たちや先輩スタッフと対話を重ねながら、自分の考えを具体的な提案へと育てていく。その積み重ねを通して、建築の面白さを実感してください。
独立を見据えた仕事の規模感と、多様な価値観を養う
HUNEでの経験は、将来独立を考えている方にとって実践的な学びの場になります。アトリエや組織設計事務所の中には、経験できるプロジェクトが偏ったり、個人の裁量を超えてしまい独立後の自分の姿が想像しにくかったりすることがあります。その点、私たちは小規模なものから不動産領域に近い中規模のプロジェクトまで幅広く手掛けているため、独立後にも強みとなる「アトリエと組織設計事務所の中間にあるような規模感」の案件を数多く経験できます。
プロジェクトの多様さは、クライアントの幅広さにも直結しています。クライアントの個性に触れることで、新しいアイデアにつながる場面が多くあるはずです。国内での設計でありながら、海外のクライアントと協働する機会もあり、異なる文化や考え方に触れながら建築に向き合うことができます。こうした経験の積み重ねが、設計者としての視野を広げるだけでなく、将来の活動の土台にもなっていくはずです。
また私たちは、デジタル技術を活用しながらも、模型制作や手描きのスケッチといったアナログな手法も大切にしています。実際に手を動かしながら空間の手触りを確認していく。そんな「ものづくりが好きな方」も、自分の感覚を設計へと反映しながら成長していける環境です。
トップ画像〈大森幕屋の家〉Photo: 福田 駿