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JOB2024.10.25

[Interview]オフィス設計デザイナーを募集

PROJECT2021.09.03

ソウルドアウト / ユニオンテック

タッチポイントを散りばめた街のようなオフィス
PROJECT2021.01.14

アクシス Innovation Base / ユニオンテック

イノベーションを起こしやすい環境をつくり地域活性化に繋げるオフィス

コロナ渦以降、従来のオフィス空間や働き方を見直す企業が増えているなか、オフィスの移転やリニューアルで設計・施工を手掛けるユニオンテックではデザイナーを募集しています。ワークスペース部門のデザイナーがどのようにクライアントと向き合い、仕事を進めているか、インタビューしました。

アフターコロナのオフィス構築

赤枝泰明(以下、赤枝):ユニオンテックはオフィスや商空間のデザインだけでなく、施工まで自社で行う会社です。クロス職人からスタートした代表の大川が施工業全般を手掛けていき、12年ほど前からデザインの需要も増えてきました。現在はデザインから設計・施工までワンストップで行っています。

社員数は75名ほどで、デザイン部門はワークスペース空間と商空間に分け、1プロジェクトごとにチームを組んでクイックに動けることが特徴です。ワークスペース部門は当社の基幹事業ですので、さらに成長させていくため今回、デザイナーを募集します。

赤枝泰明氏(ワークスペースプロデュース部 取締役 / 事業本部長)

赤枝:コロナ渦を機にリモートワークが浸透して一部でオフィス不要論も出ましたが、実際は経営者の多くが「やはりコミュニケーションは大事。出社して仕事をしてもらいたい」と感じているようです。しかし、もうただ机を並べただけでは満足しません。特にコロナ前に旧態依然とした働き方をしていた企業などが「このままじゃだめだ」と感じているようです。

田邊敦子(以下、田邊):直近のプロジェクトでは5フロアあるオフィス空間を手掛けました。コンペのお話をいただいてからプレゼン資料の制作、受注、設計、施工、引き渡しまでが約1年という大きな案件でした。私はチームビルドを行う立場なのですが、この案件ではオフィス内に茶室を製作したり、オフィスらしからぬ要素のご要望が多く、自分も実働してデザインに参加しました。

田邉敦子氏(ワークスペースプロデュース事業部 プランニング&デザイン部 シニアマネージャー / シニアデザイナー)

そのオフィスでクライアントがどこに向かっていくか見据える

移転に伴いワンフロアとし、会議室を増やしたほか、編集スタジオ、ライブラリーも備えた〈VISUAL ARTS Co., Ltd. OSAKA〉

早坂榛夏(以下、早坂):受注後は週に1回程度、クライアントと打ち合わせをしています。社長自ら毎回出てくださるところもあります。クライアントと密にコミュニケーションを取ることができるので、話し合いが深まるなかで新しい要望が出てくることもよくあります。

副島嗣正:突発的な新しい要望やさまざまな状況に対応できるよう常に準備しますし、プロジェクトのメンバーと話し合い、これまでの知見やノウハウを生かして次の定例に提案できるよう心掛けています。

早坂榛夏氏(ワークスペースプロデュース事業部 ワークスペースプロデュース1部 アカウント1G チーフデザイナー・写真左)・副島嗣正氏(ワークスペースプロデュース事業部 アカウント1G シニアデザイナー・写真右)

早坂:〈Cashmo〉さんの事例では、ある定例でコンペの与件になかった「オフィス内にジムを併設したい」という要望が出ました。オフィスビルなのでマシンを置くための耐荷重計算や、ミラーをどこに付けたらよく映るのか、床材もジムスペース用の特殊なものだったりと急に検討項目が増えました。ジムの設計はワークスペースチームも商空間チームにも経験がなかったのですが、専門の業者に問い合わせながら進めていきました。

社員の健康を考えて導入されたジムはコミュニケーションの活性化にも役立っている

早坂:このクライアントはそれまでカジュアルな服装で働いてる社員が多かったのですが、経営者から「次のステージでは自然とスーツで出社したくなるようなオフィスにしたい」という要望があり、エントランスは少し背筋が伸びるようなクラシックな感じにしました。

採用を増やしたいという要望があったクライアントから、自分たちがデザインしたオフィスで「面接に来た人はみんな入社してくれる」と聞けたり、「出社率が上がった」というお話をいただいたくとデザイナーとしてうれしいですね。

コーポレートカラーのグリーンとオレンジを基調としたエントランス

田邊:茶室を製作した事例のように「オフィスらしくないオフィス」を希望されることが増えていると感じています。プロジェクトによっては商空間のメンバーをアサインしたり、ワークスペースのデザイナーが商空間のチームに入ることもあります。臨機応変に社内で協力しあっていることもユニオンテックの特徴です。

オフィスの移転などはクライアントで決められている入居時期があるので、できる限りの要望に応えながら間に合わせなければなりません。「ユニオンテックならやれる」と思っていただいて、コンペに参加させてもらえていることはとてもありがたいと思います。

経営者の思いや要望の解像度を上げて提案

田邊:商空間は訪れたときの瞬間に受け取る感覚や演出が大切になりますが、会社は家と同じくらい滞在時間が長いですよね。だからこそ少し落ち着ける場所があったり、切り替えて気分を高める場所が必要だったりします。いかに快適に働く場にできるか、クライアントはそれに対しての投資をされているので、同じデザインの仕事でも商空間設計とはアプローチが違う面があると思います。

共通するのはアイデアベースのところは否定したり、できないとは最初から考えないことです。できるほうに考えますし、できる限り要望には応えていくという姿勢でいます。

ワンフロアでコミュニケーションが取れることにこだわりデザインされた〈CellSource〉

赤枝:店舗の場合、席数や提供する商品などでお客さんがどれくらい滞在して、どれくらいお金を使って…といったように1日の売り上げを計算できますが、オフィスの場合はそれができません。

クライアントの経営陣のなかには「またみんな出勤してきてほしいよね。カフェスペースとかあったらいいよね」というお話をされる方も多いのですが、それが会社の利益にどういい影響があるのかは、意外とクライアントも分かっていなかったりします。

私たちはその考え方やロジックを明確にくみ取り、目指すところを決めて提案します。オフィス移転という投資はそれに対するリターンを明確にしにくいジャンルだからこそ、要望の解像度を高くするために、経営者や社員に細かくヒアリングやディスカッションをしています。オフィスをつくった後、それを生かしてクライアントがどこに向かっていくかを想像することがオフィス設計の重要なポイントだと思います。

理由をもって提案し、デザインに責任をもつ

早坂:ユニオンテックは所長のカラーがあるようなアトリエ系の設計事務所とは違うので、「こうしたい」という理由と意思をもってやれば、自分の提案をすることができます。新しく入られる方には、担当するそれぞれクライアントの要望をくみ取りながら、自分のデザインをどんどん出してほしいです。

1プロジェクトにデザイナー1人で入ることも多いのですが、中途採用が多くていろんな経験をしてきた人が大勢います。分からなかったり迷ったりしたときに「あの人に聞いてみよう」とすぐに聞ける環境にあります。いろんなジャンルを経験されている方が応募してくださると、お互い高めあえていいですね。

赤枝:クライアントの抱える課題を解決させるためのデザインや、最近のオフィスに求める要素が多様化する傾向に対して、デザイナー側が引き出しをもっていないと提案できません。「オフィスらしくないオフィス」というトレンドに柔軟な方がいいですね。

デザインだけでなく、引き渡しまでのプロセスや裏側を見て学びたい、責任をもって最後までやってみたいという方はぜひチャレンジしてもらいたいです。

インタビュー:2024年10月1日 ユニオンテック本社にて
トップ画像・サムネイル〈HAL〉Photo:Yasuharu Hikawa
Photographer:Shun Fukuda(人物)

 

求人概要

募集職種

オフィス設計デザイナー(オフィス空間のデザイン)

業務内容

【1000社1000通りのはたらき方をデザイン】

クライアントとのコミュニケーションを通して経営課題に向き合い、デザインを武器に「本質的な課題」を解決することに力を入れています。

主な業務は以下の通りです。

・ヒアリング

・コンセプトワーク(企画立案・提案資料作り)

・体験デザイン(ゾーニング・レイアウト作成)

・インテリアデザイン

・CGパース作成指示

・基本・実施設計業務(図面作成、関係各社調整業務)

 

1案件につき平均3~4名のチーム体制で、経営者と直接やりとりすることも多く、生の声や要望を聞きながらデザインすることが可能です。

応募資格

【必須】

・インテリアデザイン経験3年以上(オフィス・商業施設問わず)

・クオリティの高い空間を創造する「デザイン力」

・ツールを駆使してスピーディに業務を進める「処理能力」

・コンセプトを言語化し、クラアントへ的確に伝える「プレゼテーション能力」

・チームでプロジェクトを進めるための「コミュニケーション能力」

・Vectorworksの実務レベル

 

【歓迎】

・Illustrator / Photoshop / PowerPointが得意な方

・組織マネジメント経験

・企画、ブランディング、マーケティング経験者および建築士資格保有(1級・2級)

待遇

【給与】

■部長・マネージャー(管理職):月給50万~150万円

昇給・降給:年2回  ※チーム目標達成率に応じてインセンティブあり

 

■プロフェッショナル(一般職):月給40万~200万円

昇給・降給:年2回  ※半期ごとの目標達成率に応じて評価

 

【勤務形態】

・フレックスタイム制:1日の標準労働時間 8時間00分(コアタイム 10:00~14:00)

・勤務形態:原則出社4日、リモートワーク1日

 

【休日・休暇】

完全週休2日制 / 年間休日120日以上 / GW休暇 / 夏季休暇 / 年末年始休暇 / 慶弔休暇 / 育児・介護休暇

 

【福利厚生】

各種保険制度

健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険

 

【その他】

副業可 / 交通費支給(上限5万円まで) / 慶弔見舞金

採用スケジュール

【書類選考】

・履歴書、職務経歴書、ポートフォリオをご提出ください

・書類選考通過者のみ、7営業日以内に連絡いたします。

 

【面接】対面にて(2〜3回) ※ 場合によってはオンラインでも可

勤務地

〒150-0043  東京都渋谷区道玄坂2-25-12 道玄坂通4F

会社情報

社名:ユニオンテック株式会社

ウェブサイト:https://www.union-tec.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/union.tec.jp

E-Mail:ut-recruit@union-tec.jp

電話番号:07053663056

採用担当者:赤枝泰明

PROJECT2021.09.03

ソウルドアウト / ユニオンテック

タッチポイントを散りばめた街のようなオフィス
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アクシス Innovation Base / ユニオンテック

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