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隈研吾氏が沖縄県で初めて設計を担当する〈石垣市役所新庁舎〉を特徴づける12万枚の赤瓦の建設支援を求めるクラウドファンディング

BUSINESS2021.01.08

建築家・隈研吾氏の設計で、2021年の竣工・開庁を目指して建設中の〈石垣市役所新庁舎〉において、沖縄の伝統的な”赤瓦屋根”の調達・施工費として250万円の資金調達を目標とするクラウドファンディングが、2020年12月25日より始まっています。ふるさと納税を活用しているのが特徴で、石垣市と、同市のふるさと納税事務局業務を受託している企業・フューチャーリンクネットワーク(FLN)が共同して立ち上げたクラファン・プロジェクトです。

「石垣市新庁舎」イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

建設の背景

現石垣市役所は建築から約50年が経過しており、施設の老朽化や狭隘化、バリアフリーへの対応不足など、多くの問題を抱えています。また、沖縄県の津波浸水想定区域内にも位置しており、移転が緊急の課題となっています。そこで、旧石垣空港跡地に庁舎を新築することとなり、2019年に工事が着工、2021年の竣工・供用開始を予定しています。

「石垣市新庁舎」イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

設計は隈研吾建築都市設計事務所が担当

新庁舎の設計は、2016年に行われた「石垣市役所新庁舎基本設計・実施設計業務委託プロポーザル」において最優秀案に選ばれた隈研吾建築都市設計事務所が担当。地域の伝統的な住居のつくりを参考にしながら、石垣島の風土にも根差した環境を構築し、外壁には琉球石灰岩の石垣を、庁舎内装には貴重なリュウキュウマツを使うなど、素材を生かしたデザインとなっています。「みんなが集えるランドマーク」をテーマに、市民に寄り添い、観光客などからも愛される庁舎を目指します。

「石垣市新庁舎」イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

「石垣市新庁舎」イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

「石垣市新庁舎」イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

懐かしくも新しい赤瓦屋根の建築

隈氏がデザインする新庁舎の最大の特徴は、大小50もの屋根が重なり合う赤瓦屋根。約12万枚もの赤瓦を使用した、県内でも最大級の赤瓦屋根の建築物となります。
沖縄の建築を代表する赤瓦ですが、石垣島では現在、赤瓦屋根の建物が減少しており、建設中の新庁舎では、現代の技術を取り入れた、維持管理がしやすく、漆喰で塗り固めたように見える赤瓦で計画されています。
今回のクラファンプロジェクトで調達された資金は、赤瓦屋根の調達・施工費用に充てられます。

「石垣市新庁舎」イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

隈 研吾氏からのメッセージ:「石垣島らしい赤瓦」を未来へ繋ぐ
琉球赤瓦の特徴は、強風で飛ばされないように瓦を留めている漆喰です。赤瓦を圧倒するほど漆喰の存在感が主張されている屋根は、「石垣らしい赤瓦」と感じられます。

でも、かつての琉球民家のように漆喰をべったり厚塗りするのは、コストが合わないし、メンテナンスを継続することも難しい。公共施設やリゾート施設で赤瓦を使っていたとしても、漆喰の存在感を矮小化しているケースが多いのにはそれなりの理由があったわけです。

しかし、私たちは石垣市新庁舎のコンセプトを「石垣の風景を継承する『みんなが集う市役所』」とし、新しいまちの顔となるべく石垣らしい赤瓦屋根を主役にした市役所を提案しました。赤瓦屋根は新庁舎用として開発した、平瓦と丸瓦を漆喰風釉薬で一体化したような全く新しい赤瓦で葺かれます。台風に強く、メンテナンスも不要なのに、漆喰の存在感が強い現代の赤瓦です。

これは今まで誰も取り組まなかった(取り組めなかった)問題で、石垣市新庁舎を契機として、「石垣らしい赤瓦」が普及し、石垣の原風景を未来につなげてくれることを願っています。

石垣島の原風景である赤瓦屋根を乗せた、懐かしくも新しい新庁舎を建設したい!

目標寄附額:250万円
寄附受付期間:2020年12月25日~2021年3月24日
寄附金の用途:赤瓦屋根の調達・施工費用への充当(赤瓦必要枚数:12万枚、施工費:約2億円)
※目標金額に達しなかった場合でも赤瓦調達・施工費に充てる(目標金額を上回った場合は、新庁舎建設工事に活用)
支援への返礼:隈研吾氏の直筆サイン入り感謝状(本プロジェクト限定)

詳細・クラファンプロジェクトページ
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1168

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