COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響を受け、2020年は企業におけるテレワークの導入が加速しました。オフィス環境ではいわゆる「3密」を避け、人と人との接触を最小限に抑えることが求められています。
また、近年の働き方改革の推奨や、オフィスの会議室不足によるシェアオフィスの利用増加とともに、プライバシーに配慮しながらも、省スペースで快適な作業環境を提供する個室型のビジネスブースの需要が拡大しており、商業施設、駅構内など、さまざまな場所に設置されています。
このような多様化する社会のニーズに応えるため、消火器・消火設備などの開発・製造・販売を行うモリタ宮田工業(本社:東京)から、可動式ブース向け自動消火装置〈霧筒(kiritutu /きりつつ)〉を開発、2021年1月18日より販売を開始します。
同社の発表によれば、条件を満たしていれば、〈霧筒(kiritutu)〉を設置することで、消防法が定めるスプリンクラーや自動火災報知機の設置が免除されるとのこと。
・ブースの床面積が3平米以下
・天井及び壁が不燃材料で仕上げられていること
・外部からブース内で発生した火災が目視等で確認できること
・点検による適切な維持管理がされていること
・火気設備が使用されないこと
・宿泊を目的としていないこと[※]
・仮眠を伴う恐れのないこと など
※.仮眠を伴うおそれがあっても、連動型住宅用防災警報器が有効に設置され、適切に維持管理されていれば、〈霧筒(kiritutu)〉を設置することで、スプリンクラーや自動火災報知機の設置が免除されます(商品販売元調べ)
〈霧筒(kiritutu)〉
・水の4倍の消火性能を持つ消火薬剤により消火。冷却効果、浸透性、再燃防止効果も優れています。
・本体に耐食性に優れたステンレス材を使用し、美観にもこだわったスタイリッシュなデザイン。
・コンパクトな省設計により複雑な配管工事や電気工事が不要
・日常点検や取り外しも簡単
・中性の消火薬剤を採用。薬剤の飛散による人体への二次的な災害が少なく、使用後の復旧も容易
製品仕様
種別:住宅用下方放出型自動消火装置
薬剤:第三種浸潤剤等入り水 3L
総質量:約8kg
外形寸法:H約238mm×W約670mm×D約142mm(固定用ハンド・ノズルカバーを含む)
防護面積:3平米
感知温度:72℃
材質:ステンレス
希望小売価格(消費税別途):オープン価格
〈霧筒(kiritutu)〉詳細
https://www.moritamiyata.com/products/dev01/subdev01/eq-13.html
なお、同商品は、2月3日(水)から5日(金)にかけて、千葉・幕張メッセにて開催される「第3回 工場設備・備品展」に出展されます。(en)
モリタ宮田工業 公式ウェブサイト
https://www.moritamiyata.com/