世界各地でラグジュアリークラスのホテルとレジデンスを展開する、マンダリン オリエンタル ホテル グループでは、グループ内の全てのホテルにおいて、使い捨てプラスチックの使用を2021年3月末までに終了すると2019年10月に宣言、取り組みを開始しています。
この半年間で達成された成果と、直面したいくつかの課題について、プレスリリースで進捗状況を公開しました(2020年5月19日)。
この取り組みは、客室、スパ、運送、レストラン、バー、およびオフィス、キッチン、裏方など、ゲストが目にすることのないエリアも含めて、使い捨てプラスチックを排除することを目標としています。
同ホテルで最も一般的に使用されている60点の使い捨てアイテムに関して、これまでに排除が完了、または在庫がなくなり次第、使用を終了する予定です。
最も一般的に使用されている飲料水のペットボトルは、ガラス瓶のボトリングへの移行を実施中です。すでに、香港、マカオ、クアラルンプール、シンガポール、台北、ジュネーブ、ロンドン、マイアミ、ニューヨークの各ホテルでは導入されており、クアラルンプールのマンダリン オリエンタルでは、年間50万本近くのペットボトルを客室や飲食施設から排除できたとのこと。これをさらにグループ全体に展開する予定です。
そのほかのプラスチック製品(消毒済みの再利用可能な布製のランドリーバッグと靴ミット、紙、金属製または竹製のストロー、天然ヘチマ、厨房内の木のへら、および金属の味見スプーンなど)は、環境に優しい代替素材への置き換えが進行中です。コットンパフ、かみそり、イヤフォン、シャワーキャップ、シェービングフォームなど、バスルームのアメニティも同様です。
シャワージェル、シャンプー、コンディショナーを入れていた小さなプラスチック容器をやめ、壁に取り付けたディスペンサーの代用を試験的に行っています。
「フィグアンドヤロウ(Fig+Yarrow)」や「ディプティック(Diptyque)」といった高級スキンケア&ボディケアブランドとも提携し、ケミカルフリーのプロダクトをディスペンサーに適宜補充できるようにしているとのこと。
課題については、「VIEW MORE」をクリックしてください。ホテルのプレスリリースで詳細を確認できます。(en)