凸版印刷株式会社と国立大学法人京都大学は、アートと最先端テクノロジーを組み合わせてイノベーティブな社会的価値創造を目指す「凸版印刷アートイノベーション産学共同講座」を、2019年5月から京都大学大学院総合生存学館に設置し、3年間の共同研究を進めています。
この研究成果の一環として、アーティストの思考ロジックをフレームワーク化し、ビジネスシーンにおける新たな発想に結びつける思考法「アートイノベーションフレームワークTM」を開発したと発表しました(2020年6月1日)。
このフレームワークは、同大学大学院総合生存学館特定教授[*]土佐尚子監修のもと、アーティストが作品を生み出す際の思考ロジックを基に、作品づくりのプロセスを5段階に分け、これをビジネスシーンに応用し、全く新しい価値を生み出すことを目的とした思考法です(上の図)。
*任期を付して雇用する教員のうち、部局が定め、総長の認める特定のプログラム、プロジェクト等により雇用される者の職名(同大学特定有期雇用教職員就業規則第1章総則第2条より)
凸版印刷では、このフレームワークを活用した実践の場として、2020年2月末現在で約100の事業プランを提出。両者は今後、本フレームワークを活用した人財育成プログラムで創出されたアイデアの具体的事業化を目指します。また、新たに開発された「アートイノベーションフレームワークTM」を活用した、人財開発プログラムの外販についても検討を進めてい区とのことです。(en)