「心臓(いのち)の螺旋 ~アンモナイトからiPS心臓(いのち)まで~」がテーマ、「2025年大阪・関西万博」に出展するパソナのパビリオンを板坂 諭氏が設計 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
「心臓(いのち)の螺旋 ~アンモナイトからiPS心臓(いのち)まで~」がテーマ、「2025年大阪・関西万博」に出展するパソナのパビリオンを板坂 諭氏が設計

板坂諭設計、パソナのパビリオンは「心臓(いのち)の螺旋 ~アンモナイトからiPS心臓(いのち)まで~」がテーマ

「2025年大阪・関西万博」民間パビリオン

CULTURE

2023年1月20日初掲、1月22日板坂氏コメントとイメージムービーを追記、2024年3月25日画像追加

2025年4月13日より開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」に出展する企業・団体の1つ、パソナグループのパビリオンの外観デザインと、建築デザインコンセプトなどが発表されました。

「心臓(いのち)の螺旋 ~アンモナイトからiPS心臓(いのち)まで~」をテーマに掲げた展示施設の名称は〈PASONA Natureverse(ネイチャーバース)〉。

エグゼクティブプロデューサーを医学博士の澤 芳樹氏、パビリオンのデザインを建築家の板坂諭氏が担当するとのこと(2023年1月19日プレスリリース)。

澤氏は心臓血管外科医で、心不全治療用の再生医療製品「ハートシート」を保険収載させるなど、心筋再生医療の分野におけるトップランナー。iPS細胞による心筋再生治療「First in Human」も成功させています。大阪大学名誉教授、大阪警察病院院長、一般社団法人日本再生医療学会理事長を務めます。

パビリオンの主なテーマ
1.からだ:医療/食
2.こころ:生きがい/思いやり
3.きずな:働く/互助

万博終了後は、淡路島への移築、再利用が計画されています。

大阪・関西万博2025 パソナ出展パビリオン 展示構成

パビリオン展示 ゾーン構成

大阪・関西万博2025 パソナ出展パビリオン イメージ

パソナパビリオン 外観イメージ(2024年3月25日発表)

 

板坂 諭氏コメント

建築コンセプトは「心臓(いのち)の螺旋 ~アンモナイトからiPS心臓(いのち)まで~」です。

パビリオンを計画するにあたり、約4億年前に誕生し、3回の大量絶滅期を乗り越えながら繫栄したアンモナイトを“いのちの象徴”と捉え、その形態を建築デザインに取り込んでほしいとの施主からの要望を頂き、幅43m高さ16mのアンモナイト型建築をデザインしました。

環境面ではアンモナイトの生態・構造を模倣した低炭素建築を目指し、可能な限り化石燃料に頼ることなく快適な環境を構築する仕組みを計画に盛り込み、わずか半年間の会期後に建物を廃棄することを望まないとの施主のお考えに応じる形で万博終了後、淡路島への移築/再利用を計画しています(余談ですが、淡路島は日本有数のアンモナイトの化石産出地です)。
膜とトラスを多用することで部材の軽量化を図り、BIMやQRコードによる部材管理など先進的なデジタル技術を積極的に用いることで効率の良い移築を実現します。

太古から受け継がれてきた「いのち」。原初の海ともいえる母親の胎内で起きる奇跡を知れば、アンモナイトが見た景色も我々の記憶に留まっていると思えてきます。
マクロでは宇宙の星雲、ミクロではDNAにも螺旋形状が見られるように、自然界にはさまざまなスケールの螺旋が存在しています。来場される方々には、そんなマクロとミクロの螺旋を体感していただきながら、私たち人間が自然の一部であることを再認識しつつ、改めて「いのち」への感謝の念を抱いていただきたいと考えています。(板坂 諭 / the design labo)

大阪・関西万博2025 パソナ出展パビリオン 内観イメージ

パソナパビリオン いのちの歴史ゾーン「生命進化の樹」イメージ(2024年3月25日発表)

パソナ パビリオン〈PASONA Natureverse(ネイチャーバース)〉イメージムービー(提供:the design labo)

板坂 諭 氏 近影

板坂 諭氏プロフィール
設計事務所勤務を経て、2012年に建築事務所・the design labo inc.(ザ デザインラボ)を設⽴。建築をベースに、プロダクト、アートの領域で活動中。

the design labo website
http://www.thedesignlabo.co.jp/

〈PASONA Natureverse〉建築概要

建築デザイン:板坂 諭(the design labo 代表取締役)
敷地面積:3,514.425m²
建築面積:2,4235m²
延床面積:2,2855m²
最高高さ:16.72m
構造:鉄骨造
規模:2階建て

出展者コメント

「生命の誕生から現在まで、“いのち”を繋いできた私たちの心臓。「いのち、ありがとう。」をコンセプトに掲げるパソナグループパビリオン〈PASONA Natureverse〉では、iPS細胞による再生医療の第一人者である大阪大学名誉教授 澤芳樹先生をエグゼクティブプロデューサーにお迎えし、“いのちの象徴”である心臓を作り上げるiPS心筋シートなどの最新テクノロジーをはじめ、「からだ・こころ・きずな」をテーマに様々な展示を行ってまいります。

パビリオンの建築デザインにあたり、“いのちの象徴”としてアンモナイトの「螺旋形状」を採用。約4億年前に誕生し氷河期など3回の大量絶滅期を乗り越えて長期間にわたって繫栄したアンモナイトは、私たちにとって“いのちの大先輩”ともいえる存在です。マクロでは宇宙の星雲や台風、ミクロではDNAにも見られるように、自然界には様々なスケールの螺旋が無数に存在しています。これを、パビリオンが目指す「『ありがとう』が響きあう世界」に向けて、人と人が繋がり合う、真に豊かな社会を象徴するかたちに位置付けました。

来場された方々に、「いのち」の歴史を学び、「いのち」を支える人類の英知や未来社会のデザインに触れることで、「いのち」への感謝を感じていただきたいという想いを込めています。」(パソナグループ 代表取締役グループ代表 南部靖之)

  • TOP
  • CULTURE
  • ARCHITECTURE
  • 「心臓(いのち)の螺旋 ~アンモナイトからiPS心臓(いのち)まで~」がテーマ、「2025年大阪・関西万博」に出展するパソナのパビリオンを板坂 諭氏が設計

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶