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JR燕三条駅構内に「燕三条こうばの窓口」がオープン

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉に併設、14sd / Fourteen stones design がインテリアデザインを担当

BUSINESS2023.03.20

JR東日本・燕三条駅構内に、地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉が今年2月に開業。同施設のエントランス(駅自由通路)付近に、国内メーカーと地場企業をつなぐ「燕三条こうばの窓口」が3月20日にオープンしました。

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉+燕三条こうばの窓口

撮影:神宮巨樹

施設の運営は、燕三条地域の若手経営者9名と、東京在住のデザイナー・川瀬和幸氏によって設立された、ドッツアンドラインズが担当しています。
同社は、JR信越本線沿線の無人駅を活用し、燕三条地域の産業発信地と交流拠点とすることをテーマに、地方創生を目的に2020年に設立。同年には無人駅の帯織(おびおり)駅に複合施設〈EkiLab帯織〉をオープンさせ、ものづくりのサポートなどを行なってきました。
さらに今回、東日本旅客鉄道(JR東日本)とパートナーシップを結び、2社の共同事業として、地方創生型ワークプレイス「JRE Local Hub」[*1]の1号拠点をJR燕三条駅構内に先月開設。「燕三条こうばの窓口」を併設するものです。
*1.「地域をつなぐ、世代をつなぐ」をキーコンセプトに掲げ、自治体やエリアのプレイヤーと共に歴史や技術を発信して地域と都市をつなぐ。地域密着型の育成プログラムも計画され、未来の世代につながる課題解決型人財を育成する。2022年7月5日時点で商標登録出願中。

JR燕三条駅構内 2Fマップ

JR燕三条駅構内(2F)マップ

地方創生型ワークプレイス「JRE Local Hub 」概要

「JRE Local Hub 」概略図

「JRE Local Hub」展開に関する東日本旅客鉄道(JR東日本)プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000479.000017557.html

〈JRE Local Hub 燕三条〉とあわせて開設された「燕三条こうばの窓口」は、国内と地場産業、双方のニーズに応じて、ビジネスマッチングをサポートします。
ものづくりコンシェルジュ(MOC)を配置するほか、打ち合わせや会議なども行えるスペース(有料)を有し、新商品の開発、外注の依頼、製造からパッケージまで一貫したサービスを提供します。
入口付近には誰でも閲覧できる『燕三条企業図鑑』も用意され、アイデアをかたちにできそうな企業をここから選び出し、窓口を介さずに業者に直接連絡を取ることも可能となっています。

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉+燕三条こうば

『燕三条企業図鑑』

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉サービス内容

MOC(ものづくりコンシェルジュ)概略図

同窓口は都市と地方、メーカーと地場産業のハブとして機能します。現地のほかウェブサイト経由で、製造者を探している国内メーカーから相談を受け付け、適切な技術を有する地元企業を無料で紹介します。一方の企業側はビジネスチャンスを得ます。
ドッツアンドラインズのプレスリリースによれば、燕三条エリアにおいて、デザイン・設計、板金・切削・溶接、金型、販促デザイン、パッケージデザイン制作などを手がける企業約100社が、すでに会員として参加しているとのこと(会費:月額5,500円)。

齋藤和也氏(ドッツアンドラインズ代表)コメント
「地場企業の人たちは、技術はあっても営業ができないケースが多い。地場企業の情報を一元で管理できるような新しいサービスを作ることが、燕三条のものづくりを発展させていく上で必要になるという考えから、”燕三条こうばの窓口”の構想が生まれました。この施設があることによって、国内メーカーに対してよりニーズにマッチした地場企業の技術を紹介することができます。」

齋藤和也氏 近影

齋藤和也氏

「ふらっと行けるというのが、この施設の大きな特徴です。これまでは燕三条に出張で来て用事が終わればすぐに帰る人がほとんどだったと思いますが、この”こうばの窓口”は駅の構内にあるので、例えば、帰りの新幹線を待つ間の時間などを有効に活用することができます。

現状の燕三条ではテーブルウェアや工具など決まったパターンのものづくりが多いですが、この施設を通して国内メーカーと地場企業をマッチングし、今後は燕三条全体で“付加価値のあるものづくり”を増やし、海外へとさらに販路を広げていきたいと考えています。」

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉フロアマップ

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉フロアマップ

地方創生型ワークプレイス

〈JRE Local Hub 燕三条〉内観 撮影:神宮巨樹

地方創生型ワークプレイス

〈JRE Local Hub 燕三条〉コワーキングスペース 撮影:神宮巨樹

地方創生型ワークプレイス

画面奥:〈JRE Local Hub 燕三条〉打ち合わせスペース 撮影:神宮巨樹

撮影:神宮巨樹

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉+燕三条こうば 撮影:神宮巨樹

プロジェクトチーム

ディレクション:メソッド(山田 遊、坂井小夜香)
インテリアデザイン:14sd / Fourteen stones design(林 洋介)
施工:神田板金
ロゴデザイン:プログラフ(角田正之)
WEBデザイン・PR:Qetic
撮影:神宮巨樹、大石隼土
什器製作:ドッツアンドラインズ
企画・運営:ドッツアンドラインズ

地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉概要

所在地:新潟県三条市下須頃497 JR燕三条駅2階
営業時間:10:00-19:00
※休業日はウェブサイトにて告知

付帯する主なサービス:ものづくりコンシェルジュ(MOC)、燕三条こうばの窓口、シェアオフィス・コワーキングスペース、空間自在ワークプレイス[*2]、JRE STATIONカレッジ(2023年6月開始予定)
付帯設備:コワーキングスペース20席、防音個室ブース2席、半個室ブース2席 / 会議室:3室

基本料金(税込)
半日プラン / 10:00-14:30、14:30-19:00:1,100円
1Dayプラン / 10:00-19:00:1,980円
15分ドロップイン / 143円

オプション料金(税込)
会議室利用:+500円 /1回
空間自在ワークプレイス[*2]利用:+500円 /1時間
*2.遠隔地をつなぐ次世代型会議室、KDDIとJR東日本が推進する「空間自在プロジェクト」から生まれたサービス

詳細(協力会社一覧ほか)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000025559.html

「燕三条こうばの窓口」公式ウェブサイト
https://factory-window.jp/

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