〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉がオープン、アグリサイエンスバレー構想に基づく開業

茨城県常総市内の圏央道（首都圏中央連絡自動車道）常総インターチェンジ直近に、〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉が5月27日（土）にグランドオープンしています。

同店舗は、戸田建設、戸田建設グループの東和観光開発、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）の3社が、PPP（Public Private Partnership / パブリック・プライベート・パートナーシップ：公民連携）事業協力者として参画した、同市の「アグリサイエンスバレー構想」[*1]に基づく開業で、開店前日の5月26日には、同エリア・常総インターチェンジを中心に、食と農と健康をテーマに農業6次産業化[*2]による、地域創生を目指した新たな拠点「アグリサイエンスバレー常総」の”まちびらき”が執り行われています。

〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉の設計管理・全体監修は、建築家の谷尻 誠氏と吉田 愛氏が率いるSUPPOSE DESIGN OFFICE（サポーズデザインオフィス）が担当しました。

子ども向けに滑り台も併設した本棚ピラミッド

「親と子」「生活」「食」をテーマにした売場を展開

店舗内観

店舗内観

〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉のコンセプトは「Second House 自宅でできない楽しみを」。「親と子」「生活」「食」の3つをテーマに掲げてライフスタイル提案を行う複合型書店です。
店内に併設されたスターバックスコーヒー（Starbucks Coffee）のドリンクなどを楽しみながらゆったりと書籍・雑誌類を選べる「BOOK ＆ CAFE」を中心に、付帯施設および什器などが配置されています。

「BOOK & CAFE」

「BOOK & CAFE」

〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉では、屋外に大型遊具が設置されたほか、店内にも全天候型のあそび場「kusu-guru kids park（クスグルキッズパーク）」を備え、約465m²（約140坪）と大きな面積をとっているのが特徴です（利用は時間課金制）。

店舗内観　あそび場「kusu-guru kids park（クスグルキッズパーク）」

あそび場「kusu-guru kids park（クスグルキッズパーク）」全体見取り図（ボーネルンド 2023年5月11日プレスリリースより）
「遊具のある遊び場が無い」という地元地域の方の声を受けて設置された（対象は生後6カ月から12歳とその保護者 / 子どものみの利用は不可）

「kusu-guru kids park（クスグルキッズパーク）」は、世界中から”本物”の遊具を厳選し、子どものすこやかな成長と家族の豊かな暮らしを「あそび」で応援する企業・ボーネルンドによるプロデュース。同社では、子どものあそびや多世代交流の促進を目的に、社会インフラとしての「あそび場」をこれまでに70カ所以上、自治体や企業とともに開発してきた実績があります。
5月11日に発表したプレスリリースによれば、店舗が開業した後も引き続き、スタッフの研修・育成などのサポートを行っていくとのこと。

〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉店舗外観

〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉は、常総市およびテナントとともにコミュニティデザインが計画されており、今後はファミリー層を対象としたイベントも開催される予定です。

〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉店舗概要

所在地：茨城県常総市むすびまち3番地（Google Map）
敷地面積：20,948.81m²
建築面積：3,158.43m²
延床面積：2,977.54m²
設計・監理：SUPPOSE DESIGN OFFICE
施工：昭和建設
運営：東和観光開発
営業時間：9:00-21:00
店休日：なし・年中無休（予定）
面積：約900坪
取り扱いアイテム：雑誌・書籍、文具雑貨

TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ
https://store-tsutaya.tsite.jp/store/detail?storeId=1082

常総市では、5月27日にグランドオープンした〈TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ〉を中心に、地域に持続的な経済効果を生み出していく計画で、店舗の隣接地では、2024年開業予定の温浴施設も計画されています（CCC 2023年4月27日プレスリリースより）。

「アグリサイエンスバレー常総」そのほかの主な付帯施設（常総市 案内ページ）
・Honda ASV-Lab.（本田技術研究所 技術実証実験用テスト基地兼技術情報発信のスペース）
夢工房 粉とクリーム 常総rêves店（スペシャリティ・ベーカリー&カフェ）
SENDA BANDA（自社栽培のイチゴや地元の旬の農産物などを使用したプレミアムジェラートショップ）

*1.戸田建設 発表（2022/06/20）
「アグリサイエンスバレー構想（茨城県常総市）において「3次産業」を担う商業施設の建設に着手
「TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ（仮称）」の運営による農業6次産業化の推進」
https://www.toda.co.jp/news/2022/20220620_003084.html

*2.農業6次産業化について（農林水産省）
6次産業とは、農林漁業本来の1次産業だけでなく、2次産業（工業・製造業）・3次産業（販売業・サービス業）を取り込むことから、「1次産業の1」×「2次産業の2」×「3次産業の3」を掛け合わせた数字の「6」から
https://www.maff.go.jp/j/nousin/inobe/6jika/https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1202/a04.html