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隈研吾氏デザイン 木目柄に切削したアルミ材ファサードをもつ、DMG森精機の最先端DX開発拠点が奈良に来春オープン

BUSINESS2020.07.18

切削型工作機械の総合メーカーであるDMG森精機(本社:名古屋市)は、奈良県のJR奈良駅前に、デジタルトランスフォーメーション(DX)構築と先進技術のための開発拠点〈奈良商品開発センタ〉を来春オープンすることを先ごろ発表しました(2020年6月10日プレスリリースより)。
施設のデザインは隈研吾建築都市設計事務所が担当、外観のイメージビジュアルも同リリースで公表されています。

奈良県は、同社が大和郡山市にて繊維機械の製造・販売を1948年に開始した創業の地。この地に新設される〈奈良商品開発センタ〉は、DMG MORIグループ最大の最先端研究開発センタとなります。5Gを使ったデジタル通信技術、AI、クラウドコンピューティング、デジタルツインなどのテクノロジーを用いたデジタル化や、コネクティビティを含むDX構築を行います。
さらに、工作機械の要素技術、次世代複合加工機、Additive Manufacturing(付加製造)機、自動化システム、ビジョンカメラを使った非接触計測システム、次世代の切りくず・クーラント・ミスト処理装置などの工作機械および周辺装置と、それらに搭載される制御ソフトウェアなど、イノベーティブな最先端の開発実験を行います。

また、オフィスフロアの他に、1階、2階には機械、要素技術開発の実験センタ、6階には300席のカンファレンスセンタ、レストラン、カフェを配置。京都・大阪・奈良の学生インターンシップの受け入れに加えて、電気、通信、エレクトロニクス、組込ソフト、コネクティビティ、ロボティクス、センサー分野からの経験者採用や、同分野の技術者との交流を推進する拠点となります。

イメージビジュアルにみられる特徴的なファサードは、DMG森精機の先進の金属加工技術により、有機的な木目柄に切削されたアルミ材を使った、古都・奈良と調和する隈研吾氏ならではのデザイン。ヒューマンスケールで温かみのあるオフィスをコンセプトとしています。(en)

施設概要
名称:奈良商品開発センタ(Nara Product Development Center)
所在地:奈良県奈良市三条本町1002番
開所:2022年春 (予定)
敷地面積:3,624.65m²
建物:6階建て(1階 機械開発、2階 要素技術開発、3-5階 オフィスフロア、6階 カンファレンスセンタ、レストラン、カフェ)
センタ従業員数:約300名

DMG森精機株式会社
https://www.dmgmori.co.jp

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