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無印良品が家具のサブスクを本格スタート、全国182店舗で受付開始

BUSINESS2021.01.16

「無印良品」を展開する良品計画は、くらしの基本となるベッド、デスク、チェア、収納用品など、「無印良品」の家具の月額定額サービス(いわゆるサブスクリプション)を2021年1月15日(金)より、日本国内182店舗にて開始すると発表しました(良品計画 同日プレスリリース)。

家具の「購入」ではなく「利用」という選択肢

サービス開始の背景として、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響などにより、人々の働き方が大きく変化している中で、自宅で心地良く働ける環境を整える需要に応えることが大きく1つ挙げられます。良品計画では、2020年7月より約3カ月間、「無印良品」と同社の傘下にある「IDÉE」の家具・インテリア用品を、6種のセットで利用できる月額定額サービスを期間限定で実施し、好評を得たとのこと。このとき、利用者から「セットではなく単品でのサービスが欲しい」という意見が寄せられたとのこと。

必要なモノを必要な量と期間で「利用」することができる、今回のサブスク・サービスは、家具単品を対象に開始。「無印良品」のベッド、デスク、チェア、収納家具など、汎用性の高い、シンプルかつパーツの交換やメンテナンスができる商品が選ばれています(下記の一覧表参照)。

無印良品(MUJI)家具の月額定額サービス(サブスクリプション)

サービスは、年単位の契約となり、期間は1〜4年の4プランから選べます。
1からくらしの家具を揃える場合、初期費用がかかるものですが、サブスク利用であれば、手頃な月額定額料金でスタートすることが可能となります。また、くらしを変えるタイミングに際して、それまで使っていた家具の処分に悩むこともなくなり、廃棄物の削減にもつながります。

サービス期間終了時に「買い取り」も可能

契約期間が満了した際には、「解約・返却」「契約延長」のどちらかを選択するか、契約者が希望した場合には、買い取り料金を支払うことでそのまま使い続けることも可能です。
また、「無印良品」では、返却された家具は廃棄はせず、循環させて、ゴミを減らす活動につなげていく意向で、パーツ交換やメンテナンスを施し、改めて月額定額サービスに再利用するか、中古品として販売することも考えています。

「買ってもよし、借りてもよし」という選択肢を用意することで、利用者1人ひとりのくらしに合った家具の選び方を提案する今回のサービス。良品計画では、「これでいい」という質素・簡素を楽しむ「感じ良いくらし」を、顧客とともに共創したいと考えています。対応店舗は、昨夏の7店舗から182店舗に拡大されています(店舗一覧)。(en)

サービス概要
契約:1年単位(1年、2年、3年、4年のいずれかから選べる)
利用料金:月額利用料+初回のみ配送料発生(有料の家具組み立て費用は別途)
サービス開始日:2021年1月15日(金)
「無印良品」の家具 月額定額サービス 特集ページ
https://www.muji.com/jp/feature/monthly-plan/

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