神奈川県横浜市の歴史的建造物である旧第一銀行横浜支店(旧横浜銀行本店別館)。立地は、横浜市中区本町6丁目、みなとみらい線馬車道駅を下車して3番出口から地上に出ると、交差点に面して曲面を描いて建っている重厚な外観が美しい名建築です。
かつて、横浜市の創造都市構想に基づく再生事業で、槇総合計画事務所と都市基盤整備公団(現・UR都市機構)の共同設計により2003年にコンバージョンされ、2004年に〈BankART 1929 Yokohama〉がオープン[*1]。以降は市の文化活動拠点として運営されてきました。
*1.Web Site「INAXリノベーションフォーラム」Renovation Archives[070]より
現在はヨコハマ創造都市センターと名称を変え、最近までは、一度は移転していたBankART(バンカート)が2020年度の1年間限定で、活動拠点の1つ、BankART Temporaryを構えていましたが[*2]、2022年度(令和4年)以降の新たな活用方法が未定となっています。
横浜市では、歴史的建造物の空間や建物の特性を活かした、デザイン、工芸、建築設計、メディアなど、幅広い文化的要素に基づいた創造的な事業による活用方法を検討中です[*3]。
*2.BankART 公式ウェブサイトより
http://www.bankart1929.com/bank2020/space/temporary/index.html
建物の活用に関わる事業者へ向けた現地見学会と、ヒアリング、対話を通じて、さまざまな活用アイデアを募る「サウンディング型市場調査」が、横浜市の主催で実施されます(共に要申込)。
「旧第一銀行横浜支店」現地見学会
(1)日時:2021年(令和3年)2月15日(月)13:00集合、15:00終了予定
(2)場所:旧第一銀行横浜支店(現ヨコハマ創造都市センター)
(3)申込先:横浜市文化観光局創造都市推進課
(4)申込期日:2021年2月8日(月)
「サウンディング型市場調査(対話の実施)」
(1)日時:2021年3月2日(火)~3月5日(金) 所要:1時間~1時間半程度
(2)会場:横浜市役所会議室(希望によりオンライン対応も可)
(3)申込先:横浜市文化観光局創造都市推進課
(4)申込期間:2021年2月16日(火)~2月22日(月)
(5)対象者:旧第一銀行横浜支店の活用事業に関心がある事業者
(6)活用内容:歴史的建造物の空間や建物の特性を活かした創造的な事業[*3]
(7)対話内容:施設の活用イメージ、事業方式、対象施設の優位性や潜在的可能性など、幅広いアイデアを求む
*3.創造的な事業の領域については 文化芸術、美術・現代アート、舞台芸術、音楽、映像・映画・写真、ファッション、デザイン、工芸、建築設計、広告、メディア、出版、 アニメ、ゲーム、情報サービス、コンピューター、ソフトウエア、 観光、食文化、生活文化 など、幅広く想定している
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000716.000013670.html