羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設供用開始、国産木材を構造材とした鉄骨造・木造ハイブリッド構造を採用 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設供用開始、国産木材を構造材とした鉄骨造・木造ハイブリッド構造を採用

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設供用開始、国産木材を構造材とした鉄骨造・木造ハイブリッド構造を採用

BUSINESS

羽田空港第1ターミナル北側に増築された新たなサテライト施設が9月1日より供用を開始しました。

『TECTURE MAG』では、空港を管理する日本空港ビルデングが2024年5月に着工を発表した際にニュースを掲載、計画概要を速報している(フッター:EDITOR’S PICKSを参照)。

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設 外観全景

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設 鳥瞰イメージ

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

羽田空港 施設配置図

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設(以下、本施設と略)は、日本空港ビルデングが推進中の「Airport Forest Circle Project」[*1]に基づく開設です。1993年9月の第1ターミナル供用開始以来、施設の大規模な拡張は今回が初となります。

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

連絡通路内観
上下の梁を斜め材でつないだ構造により、視線が”抜ける”。日本各地の森をイメージした香りの演出も取り入れ、快適で心地よい空間をつくりあげた(日本空港ビルデング プレスリリースより)

本施設の最大の特徴は、国産のカラマツ、スギなどを構造材として用いた「鉄骨造・木造ハイブリッド構造」[*2]を採用していること。羽田空港では初の取り組みで、使用した木材は約1,800m²(樹木換算:約10,000本分)。建設時のCO2削減や、木材の適切な利用による森林資源の循環にも貢献しているとのこと[*3]。
さらに本施設では、国の認証「ZEB Oriented」を取得。一次エネルギー消費量を大幅に(30%以上)削減。電力は太陽光発電により年間約53万kWhを発電し、施設内で消費する電気の約80%をまかなえる見込みで、最新の環境配慮型建築となっています。

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

「Airport Forest Circle Project」

「Airport Forest Circle Project」森林資源循環イメージ

*1.Airport Forest Circle Project:羽田空港を起点に森林資源の循環利用や環境保全の大切さを発信。空港内で苗木を育成し森林へ植樹した後、成長した木を将来的に空港内の家具や建材などに活用する計画など、木が育ち、森林となり、木材として社会で活用されるまでの森林資源の循環を身近に感じてもらうことを目指している。住友林業などがサポート(概要は同社2026年8h月25日プレスリリースを参照)
*2.1階は鉄骨造、2階以上に木造を取り入れている
*3.ラウンジの一部にターミナルの建築端材やカーボンニュートラル素材を採用

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

固定橋

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

固定橋

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

ゲートラウンジ

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

ゲートラウンジ

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

カードラウンジ「FOREST LOUNGE」

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

カードラウンジ「FOREST LOUNGE」

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

ペットボトルのキャップを再利用した素材を採用した「キッズスペース」

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設 付帯設備

自動走行モビリティ「iino(イイノ)」

本施設開設の主な目的は、国が推進する首都圏空港機能の強化および防災・減災対策にあわせて、将来の航空需要拡大への対応や旅客利便性のさらなる向上を図ること。2階には、コンコース、ゲートラウンジ、固定橋(搭乗口)6スポットを備え、航空機への搭乗・降機で使用していたバス輸送による利用者の移動負担が軽減されることが期待されます。

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設 夜間外観

第1ターミナル北側サテライト施設 概要

用途:空港旅客ターミナル施設
搭乗口数:6スポット(#24~#29)
建築面積:約11,000m²
延床面積:約21,000m²
規模:地上3階
構造:鉄骨造・木造ハイブリッド構造
主要木材:スギ、カラマツ、ナラ、カバザクラ
設計監理:梓設計
技術アドバイザー:三菱地所設計
施工:大成建設
取得環境認証:ZEB Oriented
導入設備:自動走行モビリティ iino(イイノ)、WHILL(ウィル)
供用開始日:2026年9月1日

詳細 / 新施設供用開始に関するプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000323.000067976.html

本稿の画像は全て日本空港ビルデング 上記プレスリリースより


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