パリ発のファッションブランド「パトゥ(Patou)」の旗艦店〈Patou Omotesando〉が、東京・表参道に2月26日オープンしました。
立地は、安藤忠雄建築研究所が建築デザインを手がけたことで知られる、表参道ヒルズ1階。店舗の空間デザインを、小野寺匠吾建築設計事務所が担当しています。
ブランドとして世界初となる旗艦店を東京に構えるあたり、パトゥのアーティスティック・ディレクターを務めるギョーム・アンリ(Guillaume Henry)は、設計を手掛ける小野寺匠吾と対話を重ね、店舗デザインやコンセプトを構築したとのこと。
ギョーム・アンリ(Guillaume Henry)プロフィール
Patou(パトゥ)アーティスティック・ディレクターフランス生まれのファッション・ディレクター、スタイリスト。GIVENCHY(ジバンシー)や Paule Ka(ポール カ)といった一流メゾンで経験を積み、2009年にCARVEN(カルヴェン)のアーティスティック・ディレクター、2015年にNINA RICCI(ニナ・リッチ)のクリエイティブ・ディレクターを歴任。2018年にPatouのアーティスティック・ディレクターに就任。
小野寺匠吾(Shogo Onodera)プロフィール
建築家。小野寺匠吾建築設計事務所主宰。2010年より妹島和世氏と西沢立衛氏率いるSANAAの一員として8年間建築設計に従事。パリの老舗百貨店〈La Samaritaine〉におけるLVMHグループによる新築・改修プロジェクトや、〈上海金融センター〉といった大規模プロジェクトをはじめ、香川県直島の宿泊施設、国内外のプロジェクトやコンペティションに多数参加。2018年に独立し、小野寺匠吾建築設計事務所を設立。公共案件をはじめ、住宅設計・リノベーション・店舗デザイン・家具デザインなど幅広く手掛ける。
〈中庭のあるオフィス〉でDezeen Award 2018、〈光と風が通る家〉でFRAME AWARD 2019を受賞。Office Shogo Onodera Web Site
https://shogoonodera.com/
旗艦店〈Patou Omotesando〉の店舗デザインでは、フェミニンでありチャーミング、エレガントでありながらフレンドリー、特別感がありながらベーシック。パリ・シテ島に構えるメゾンの世界観と、日本の美しい感性を取り入れて、メゾンの新しいDNAとなる空間を目指したとのこと(グルッポタナカ プレスリリース)。
エントランスは、視界が広がる開放感あるデザイン。店内の天井は、ジオメトリック(幾何学)の立体的なデザインによって、優しい光に包まれるような設計となっています。
雨の日でもショップに遊びに来たくなるような明るさを備えた、友人の自宅を訪れたような居心地の良い空間に。
ジオメトリックのデザインはテーブルやチェアなどのインテリアと、ラックなどの什器にも反映され、この旗艦店のためにオリジナルで制作されました。
タイムレスで洗練されたインテリアが、色鮮やかなパトゥのコレクションを際立たせます。
所在地:東京都渋谷区神宮前4丁目12-10 表参道ヒルズ1階
営業時間:11:00-21:00(表参道ヒルズの営業時間に準ずる)
店舗面積:89.91m²
営業面積:76.9m²
オープン日:2022年2月26日(土)
表参道ヒルズWebサイト 店舗ページ
https://www.omotesandohills.com/shops_restaurants/shops/007414.html
Patou(パトゥ)について
メゾンの歴史は、ファッションデザイナーのジャン・パトゥ(Jean Patou|1887-1936)が自らの名を冠してブランドを創設した1914年まで遡る。創設者の没後、変遷を経て、2018年にLVMHグループの傘下に入り、2020年に「Patou(パトゥ)」として再生。フランス人デザイナーのギョーム・アンリ(Guillaume Henry)がアーティスティック・ディレクターを務める。
https://intl.patou.com/ja/pages/history-jean-patou
Patou(パトゥ)公式オンラインサイト
https://patou.com
Patou 公式インスタグラム @patou
https://www.instagram.com/patou/