「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」熊本市現代美術館 井手宣通記念ギャラリーにて開催 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
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「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」熊本市現代美術館 井手宣通記念ギャラリーにて開催

「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」熊本市現代美術館 井手宣通記念ギャラリーにて開催

今月8日に85歳で逝去した建築家の功績と創作の軌跡を辿る

熊本の熊本市現代美術館にて、戦後九州を代表する建築家、葉 祥栄氏(よう しょうえい|1940-2026)の主要作品を紹介する展覧会「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」が1月18日より開催されます。

葉氏は1940年熊本生まれ、福岡を拠点として活動し、プロダクトからインテリア、建築と多岐にわたる分野で日本のデザインシーンを牽引しました。近年では、現代的な木造表現とデジタルデザイン(コンピュータを使った建築設計)の先駆者として国内外で再評価の動きが広がっており、熊本・南阿蘇村の〈熊本県野外劇場アスペクタ〉(1987)や、同・小国町の〈小国町民体育館〉(1988)をはじめ、地域の風土・文化と深く呼応した一連の建築群は、地域創生の観点からも新たな注目を集めています。

葉祥栄 主な作品

葉祥栄〈マルタ号〉

〈マルタ号〉(熊本市、1971年) 画像:葉祥栄アーカイブ蔵

〈熊本県野外劇場アスペクタ〉外観

〈熊本県野外劇場アスペクタ〉(1987年)画像:葉祥栄アーカイブ蔵

葉祥栄〈小国ドーム〉内観

〈小国ドーム〉(1988年)画像:葉祥栄アーカイブ蔵(撮影:井上 一)

葉祥栄〈三角港フェリーターミナル・海のピラミッド〉外観

〈三角港フェリーターミナル・海のピラミッド〉(宇城市、1990年) 撮影:葉祥栄アーカイブ

葉祥栄〈6 Cubes in Light〉

〈6 Cubes in Light〉(水俣市、1994年) 画像:葉祥栄アーカイブ蔵

本展は、2019年にシドニーで開催されたのを皮切りに、福岡、東京、小国、アデレードと巡回を重ねてきました。葉の出身地である熊本市での開催となる本展では、九州大学葉祥栄アーカイブ[*2]が所蔵する資料をもとに、県内の作品に焦点をあて、地域の人々や風景との対話のなかで育まれた創作の軌跡をたどります。

なお、葉祥栄氏は開幕を目前にした今年1月8日に85歳で逝去。氏への追悼の意をこめて本展は開催されます。

会期中、関連イベントも各種開催されます(予約不要、先着順に受付)。

 

建築家プロフィール

葉祥栄 近影(2018年)

葉祥栄 近影(2018年) 撮影:葉祥栄アーカイブ

葉祥栄 / Shoei Yoh
1940年熊本県熊本市生まれ。1962年慶應義塾大学経済学部卒業、ファイン・アプライドアーツ奨学生としてウィッテンバーグ大学に留学。1970年に葉デザイン事務所を設立。1992年コロンビア大学大学院建
築学部客員教授。1996年慶應義塾大学大学院教授。2007年ウィッテンバーグ大学より名誉芸術博士号を授与される。
主な受賞に、日本建築家協会新人賞(光格子の家、1983年)、毎日デザイン賞(ガラスによる一連の作品、1983年)、日本建築学会賞作品賞(小国町における一連の木造建築, 1989年)、IAKS Award Gold Medal(小国町民体育館、1993年)、日本建築家協会25年賞(小国町民体育館、2018年)、日本構造デザイン賞 松井源吾特別賞(2024年)、DOCOMOMO JAPAN選定(小国町交通センター、2025年)がある

*.九州大学葉祥栄アーカイブ / Shoei Yoh Archive
2019年に建築家・葉祥栄氏から寄託された図面・文書・模型・プロダクトのアーカイブ活動を行っている。葉祥栄氏の資料群は、九州大学の研究・教育活動に役立てられている。本展覧会は、九州大学大学院芸術工学府スタジオプロジェクトおよびニューサウスウェールズ大学Work Intergrated Learning の一環として、学生たち
がキュレーションと展示デザインを担当した

https://shoeiyoh.com/

「葉祥栄再訪展」会場写真

〈グラスステーション〉(1993年竣工)関連資料 葉祥栄アーカイブ蔵(画像は過去の展覧会風景より、提供:葉祥栄アーカイブ)

熊本市現代美術館「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」会場写真

「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」会場写真(撮影・提供:葉祥栄アーカイブ)

「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」開催概要

会期:2026年1月18日(日)〜3月9日(月)
休館日:火曜
会場:熊本市現代美術館 井手宣通記念ギャラリー
所在地:熊本県熊本市中央区上通町2-3(Google Map
入場料:無料

主催:熊本市現代美術館(熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団)+九州大学葉祥栄アーカイブ
協力:ニューサウスウェールズ大学(UNSW WIL)葉村幹樹、紅蘭亭グループホールディングス

熊本市現代美術館「葉祥栄再訪 熊本展 Revisiting Shoei Yoh」フライヤー

展覧会案内ページ
https://www.camk.jp/exhibition/#next


関連イベント

オープニング・イベント

日時:2026年1月18日(日)

ギャラリートーク
九州大学の教員・学生が本展の内容を解説
会場:本展会場(井手宣通記念ギャラリー)
実施時間:13:30 / 15:30 / 17:30(各30分程度)
定員:各回先着20名程度

「くまもと建築ヴィデオグラフィー」上映会
九州大学とニューサウスウェールズ大学の学生たちが熊本県内の建築をテーマに共同制作した映像作品を上映
会場:美術館館内 ホームギャラリー
上映時間:14:15-15:00
定員:先着60名程度

STREET ART-PLEX KUMAMOTO(S.A.P) 
表現あふれる熊本の街をつくり続けてきたS.A.Pが本展開幕の夜にセロニアス・モンクの名作を演奏する
会場:ホームギャラリー
実施時間(予定):18:00-19:00
出演:葉山耕司(Asax)、小森陽子(Pf)、藤山E.T.英一郎(Dr)、中瀬 亨(Bass)、竹内 直(Tsax)

クロストーク

「アーカイブ・展覧会・建築教育」
建築のアーカイブ、キュレーション、教育の実践者が、領域を横断する意義と可能性を議論する
日時:2月22日(日)14:00-16:00
会場:ホームギャラリー
定員:先着60名程度
登壇者:川勝真一(京都工芸繊維大学)、藤本貴子(法政大学)、岩元真明(九州大学)

※上記イベントはいずれも参加無料・申込不要
※詳細は熊本市現代美術館ウェブサイトまたはSNSを参照

熊本市現代美術館ウェブサイト
https://www.camk.jp/

SNS
https://x.com/camk_kumamoto
https://www.instagram.com/camk_kumamoto/

葉祥栄再訪 Revisiting Shoei Yoh

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