日建スチール(本社:兵庫県尼崎市、東京本部:東京都葛飾区)から、内装造作ユニットJUPITAシリーズの超薄型R間接照明〈JP-J-R9.5不燃〉が発売されました。
同シリーズは、国内唯一の石膏ボード成型ユニットで、業界の職人不足を解消するために開発された建材です。
新製品の〈JP-J-R9.5不燃〉は、内装空間のデザインに携わるユーザーからの「ミニマルな装置で曲線が欲しい」という要望から開発されたもので、JUPITAシリーズの既存製品である薄型間接照明〈JP-J9.5不燃〉のサイズは変えずに、主役の光に対し、見付(アゴ先)を小さく抑え、シャープな意匠を実現します。
JUPITAシリーズは、間接照明ユニットを主製品としているほか、デザインルーバーやカーテンボックスなど、内装役物を幅広くカバーしています。
現場施工が難しいハイデザインを実施する場合、木工・人工木材・製作金物などから選定するのが定番で、異なる建材同士の取り合わせにおいては、取り合いの平滑化が難しいことでの目違い、ジョイントのひび割れ、材質違いによる質感や色ズレといった施工上で注意すべき問題があります。
この点において、JUPITAシリーズは、現場で施工する石膏ボードを基材としているため、壁や天井における石膏ボード同士の取り合いでは、通常のジョイント(ドライウォール工法)処理のみで、1ユニット(910サイズ)あたり約2分で作業が完了。角を調整する塩ビコーナー材も不要で、パテ処理もジョイントのみの最小限に。表面が平滑な完全なシームレス化も実現しています。
JUPITAシリーズは、オーダーメイドで、軽鉄・ボード施工では不可能な薄さやミニマムな形状にも対応しています。45°以下のエッジ形状やR形状のデザインも、JUPITAユニットを使用すれば、内装施工時の石膏ボードと同じ厚みでのシームレスな取り合いが可能となります。
〈P-J-R9.5不燃〉は、照明台座W寸法200以内を想定した、小、中空間向けのスリムなデザインに最適なユニットです。
一般的な石膏ボード9.5mm、12.5mmが基材のユニットは、芯材補強鉄板の装着で、それぞれ9.5でD20.5mm、12.5でD26.5mmの薄さで形成されます。現場ごと計画される大小さまざまなR寸法に対応し、見付け(アゴ先)、背面高さ寸法も自由に指定することができます。
Rから直線への変化には、〈JP-J-R9.5不燃〉と、既存製品の〈JP-J9.5不燃〉を組り合せることで、シームレスな連結が可能となっています。真円、楕円、S字配置にも対応するとのこと。(en)
素材:不燃石膏ボード (t9.5、t12.5) ※RサイズによりFGボードt6
亜鉛メッキ鋼板 t0.8~t1.0
ユニットサイズ:1ユニット L=910~1820
販売価格:メーカーへ要問い合わせ
JUPITA 詳細
https://jupita.biz/
日建スチール公式ウェブサイト
https://nikken-st.co.jp/