マンションなどの集合住宅において、入居者のスマートフォンでインターホンの呼出を受けることができる次世代インターホンシステム「ライナフGate インターホン」が、東京都内の物件に導入されました。
開発・提供したのは、不動産テックベンチャーのライナフ(2022面1月20日プレスリリース)。導入された物件は、NTT都市開発が手がけて品川区内に竣工したタワー型賃貸マンション「ウエリスアーバン品川タワー」の計305戸。
ライナフは、AI、IoTで不動産のデジタルリノベーションの実現を目指し、不動産管理ソリューション「ライナフスマートサービス」を展開する企業です(2014年11月設立)。
これまでにも、手を一切使わずに、顔認証での解錠可能にした次世代エントランスシステム「ライナフGate」を開発、三菱地所レジデンスの賃貸マンションへの導入や、美和ロックと共同開発した住宅向けスマートロックと、三菱地所が提供する総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」とのAPI連携を行うなどの実績を有します。
今回、プレ・リリースした「ライナフGate インターホン」は、室内のインターホン機器を使用せず、入居者のスマートフォンを使って応対ができる、次世代インターホンシステムです。利用者は、専用のアプリを自身のスマートフォンにインストールするだけで、利用を開始できます。
「ライナフGate インターホン」は、手元のスマートフォンで、集合住宅のオートロックエントランスを解錠することができるほか、在宅・不在にかかわらず、音声通話に加え、メッセージの送信ができるのが特徴です。
例えば、オフィスでの会議中やリモートワーク中、電車での移動中といった、声を出せない環境下でも、スマートフォンから対応することが可能です。やWeb会議中でもです。リアルタイムでの呼出が受けられない場合でも、履歴から、来訪者の写真を確認することができます。
「ライナフGate インターホン」は、ボイスチェンジャー機能も搭載。ボイスチェンジすることで、より高いプライバシー性を提供しています。例えば、女性の単身世帯などには安全・安心の機能です。
加えて、インターホンの呼び出しに応対するアカウントを設定できるため、ファミリー物件などにおいて、応対者を父親だけに限定するという使い方も可能です。
物件設備(ハード)の充実に加え、入居者の生活利便性(ソフト)を向上させることにより、物件の付加価値を向上させることができます。
大規模な工事は必要なく、エントランスに機器を導入するための簡単な工事ですぐに利用が可能です(電源工事が必要な場合あり)。
「ライナフGate インターホン」は後付けも可能なため、既存物件にもスムーズに導入できます(同社の「NinjaEntrance」を導入済みの物件は、工事なしでの導入が可能)。
また、次世代インターホンシステム「ライナフGate インターホン」は、ライナフが提供する、「ライナフGate」との併用も可能となっており、用途に応じた使用も選択できます。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大後、人々のライフスタイルや社会のありようが変化し、共働き世帯の増加、オフィスに縛られない働き方の多様性という、いわゆるニューノーマル時代において、集合住宅における新たな生活様式を提案するシステムです。
NTT都市開発 谷道奈穂氏(住宅事業本部 事業戦略部 チーフマネージャー)コメント
「当社のフラッグシップ物件である「ウエリスアーバン品川タワー」に、ライナフ社の次世代インターホンシステム「ライナフGate インターホン」を導入させて頂けたこと、大変光栄に思います。”入居者様に便利でスマートな暮らしを提供したい”という当社の思いと、ライナフ社のアイデア・技術が合わさり、今回のコラボレーションが実現しました。過去の常識をあざやかに覆していくライナフ社とともに、今後もお客様のニーズをプロアクティブに捉え、未来に向けた街づくりを推進してまいります。」
「ライナフGate インターホン」詳細
※NTT都市開発 谷道氏へのインタビューも掲載
https://linough.com/products/linoughgate-interphone
※記載のサービス名は、各社の登録商標