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「Hirata Gen Collection」

平田椅子製作所とstudioA27のコラボで誕生した家具ブランド、新宿にて関東初の展示会も開催

PRODUCT2022.02.03

九州の家具木工メーカー・平田椅子製作所と、デンマークと日本を拠点にするデザイン事務所・studioA27が共同で立ち上げた家具ブランドの展示会が、東京・新宿にて、2月5日から期間限定で開催されます。

studioA27は、建築家のLars Vejen（ラース・ヴァイェン）氏と、デザイナーの石河泰治朗（いしこたいじろう）氏が、2019年に設立した、デンマークと日本を拠点とするザイン事務所です。建築の設計やリノベーション、家具やグッズのプロダクト開発のほか、コラボレーションプロジェクトも手がけています。

studioA27 / 石河泰治朗氏とラース・ヴァイェン（Lars Vejen）氏

平田椅子製作所は、1963年に福岡県大川市で創業。1992年に佐賀県佐賀市諸富町に工場を移転し、近年、同じ諸富町にある家具メーカーのレグナテックとともに、新ブランド「ARIAKE COLLECTION」を立ち上げ、芦沢啓治や安積伸、ノーム・アーキテクツら国内外の建築家・デザイナー8組の参画を得て、福岡や京都などで展示会を開催。
2021年秋には都内で開催された「DESIGNART TOKYO 2021」に出展、2021年新作コレクションを原宿のサテライト会場にて展示しました（デンマークの照明ブランド「LE KLINT」とのコラボレーション展示 / 会場の様子）。

今回、新宿にて展示されるプロダクトは、平田椅子製作所と、studioA27が共同で立ち上げ、2020年2月にリリースした「Hirata Gen Collection」の家具です。

ブランドに含まれる「gen」とは、デンマーク語で「gene」＝遺伝子、日本語で「玄」＝origin＝根源を意味するダブル・ミーニングで、ブランドの本質を象徴するワードです。
家具というものが提供できる根源的価値は何かを見つめ直し、デンマークと日本文化の根底にある、シンプルで質素な、心地よい暮らしを目指そうという、平田椅子製作所とstudioA27の想いが込められています。

平田椅子製作所家具製作の様子（提供：平田椅子製作所）

ブランドコンセプトは、日本の職人が1つひとつ丁寧につくる、「ハイクオリティでサスティナブルな家具」であること。自然に配慮した素材を厳選し、シンプルで美しく、かつ機能的な家具を、デンマークと日本、2つの国のデザインの融合によってつくり上げています。

コレクションのラインナップは、テーブル、チェア、ソファー、スツールなどの18種類。素材は、アッシュの無垢材に水性塗料仕上げ。そのほか、綿の帆布生地やクヴァドラ社の無着色のウール、天然なめし革にはソーレンセン社のレザーを採用するなど、化学物質の使用を回避しています。

〈Gen Chair 01-A / Gc 01-A〉樹種：アッシュ / 塗装：水性塗料 / サイズ：W555×D525×H835×SH450(mm)

〈Gen table01 / Gt 01〉樹種：アッシュ / 塗装：水性塗料 / サイズ：W1200×D1200×H720(mm)

会場は、アーツアンドクラフツが2020年11月に立ち上げた、新しいオーダーメイド家具のD2Cブランド[WELL（ウェル）]のショールーム兼セレクトショップ。
なお、「Hirata Gen Collection」としては今回、関東では初の展示会開催となります。