沖縄のオーディオ機器メーカー、知名御多出横(読み:ちなオーディオ)が、自社オーディオシステムの中古品部材を活用し、アーティストとコラボレーションして再生させた「アップサイクルスピーカー」の販売を、8月19日より開始します。
同社は、1975年に知名オーディオとして沖縄で創業。スピーカーとアンプの製造を行っているオーディオメーカー。独自の設計・技術で、生演奏の音の良さを伝えるオーディオシステムを開発、提供してきました。
改称後の「知名御多出横」はあて字で、計52の画数には「無から有を生ずる」という意味があり、「人間は自然のリズムに逆らえない」「先人の知恵に学ぶ」「音楽は人生を豊かにする」という思いが込められているとのこと(同社ウェブサイト会社概要より)。
代表の知名宏師氏は、知名オーディオ設立前より、オーディオ製品メーカー直属で修理に携わり、60年以上の経験と実績があります。
知名御多出横が製造・販売する〈雅(みやび)〉は、35Hz~3万Hzの低音から高音までをカバーする、ライブ会場にいるような臨場感から、心地よい癒しの音まで楽しめるオーディオシステム。ハンダを使わずに電気溶接でつくられるアンプはコンパクトな手のひらサイズ。システム全体で、狭いスペースやインテリアにもなじむ、置く場所を選ばないスタイリッシュなデザインとなっています。
同社では、これまで、〈雅〉ユーザー側のサイズアップの買い替えなどの理由で発生した中古品を引き取っていたとのこと。オーディオ機器として使用には耐えるものの、表面に傷や塗装の剥がれなどがあるものは商品として再販できないため、これまではやむなく廃棄してきました。
この廃棄予定の〈雅〉の表面をキャンバスとして、アーティストがペインティング。アーティスト独自の世界観が表現された、廃棄処分を回避したサステナブルなプロダクトとして再生されます。
部品交換などのオーバーホールを施し、オーディオシステムとしての高い性能を維持したまま、1点モノのプロダクトとして、長く使い続けることができます。
今回発売される「アップサイクルスピーカー」は、同社が展開する〈雅〉の主要3タイプとバリエーション(直径8cm・12cm・20cm、高さ1m・1.5m、2m)のうち、直径8cm・高さ1mの〈雅 DENPAモデル〉。
第一弾のコラボレーターとして、沖縄を中心に活動するアーティスト・ペインターのDENPAを迎えます。
DENPA プロフィール
沖縄を中心に活動するアーティスト・ペインター。“no concept”という制作スタンスのもと、言葉にできない質感とニュアンスを纏う抽象表現で純粋な視覚的快楽にアプローチする。地元沖縄に拠点を置きながら、国内外で個展を開催。2020年「POW!WOW!HAWAII」とのコラボレーションのほか、富士通、Yahoo!のオフィスミューラル(壁画装飾)を手がける。
http://denpaeater.com/
https://ja-jp.facebook.com/denpaeater
知名御多出横のプレスリリースによれば、東京・渋谷の[MIYASHITA PARK]の2階にて、8月19日から開催されるポップアップイベント「沖縄モノ@Editorial」に参加(日程:2022年8月19日〜9月1日)。同社のプロダクトを展示し、初日から21日までの3日間は、同社のスタッフを店頭に配置し、製品の説明を行うとのこと。
本体サイズ:直径8cm、高さ1m
※スピーカーとアンプのセット販売
販売価格:330,000円(税込)
企画・販売:知名御多出横(ちなオーディオ)
知名御多出横 ウェブサイト
http://www.audio.co.jp/
公式SNS
https://twitter.com/tinaaudio
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