応募プロジェクト総数875件、440ものチームが参加しているTECTURE AWARD。ファーストラウンドの一般投票が締め切られ、ファイナルラウンドに進む28作品が決定しました。
ここではアワードを盛り上げるゴールド、シルバーの各スポンサーの今、イチ推しの建材を紹介します。今回はタイルメーカーのダイナワンです。
ダイナワンは店舗や商業施設のインテリア空間に、最新デザインの輸入タイルと個性的な国産タイルを提供するメーカーとして2002年に設立されました。4つのDに込められた「discover(革新性)・design(意匠性)・dynamic(先進性)・direct(連帯性)」を基軸とし、大理石の透明感や凹凸を忠実に再現した最先端の輸入タイルをはじめ、土の質感や釉薬の表情が素晴らしい常滑や多治見など、オリジナルの国産タイルなどを提供しています。
素朴で洗練された美しさの湿式タイル「NOVE(ノーヴェ)」(左よりアイボリー、ベージュ、グレー)
ムラやいびつさが温かみを感じさせる湿式タイルは、土の自然な風合いを生かす製法で長年つくられてきました。真空土練機を使って粘土状の調合原料を「ところてん」のように押し出し、ピアノ線で切断して成形します。
その押し出し口に細工をして表面を一皮剝いだり、手仕事で模様を施したりすることで、ハンドメイドの味わいが一層深まり、さらに焼成時の火の回り具合による「色のゆらぎ」が現れ、人の感情に訴え、人を魅了する力があります。
「POUND(パウンド)」
「POUND(パウンド)」はまだ軟らかい状態の土に残る成形時のベルトコンベア痕を再現した、ライブ感溢れるクラフトタイル。素朴さと潔さが残るフラット面に散りばめられたドット面がまったく新しい洗練されたインテリアに生命を吹き込みます。
「GRAVEL(グラベル)」
チャコールに程近いダークブラウンカラーの「GRAVEL(グラベル)」は、マッシブで無骨さを醸し出すフラット面(表)と、大小さまざまなグラベル(砂利)が愛らしく顔を出すスライス面(裏)それぞれ異なるスタイルをもち合わせます。空間に独特なリズムと感覚を生み出す両面使いがおすすめです。
トップ画像:「RISSEU CHIARO(リッセウ キアーロ)」