COMPETITION & EVENT

「まかない家具展 / 長坂 常」@スキーマ建築計画の事務所1Fにて10/26より開催

2020年10月24日初掲
10月27日 会期1日延長を追記、会場写真を追加

建築家の長坂 常氏が代表を務めるスキーマ建築計画による「まかない家具展 / 長坂 常」が開催されます。
会場は、今夏に青山から移転した千駄ヶ谷にある同社の事務所の1F、会期は10月26日(月)から平日の6日間+11月3日(火・祝)まで。

スキーマ建築計画 事務所外観

会場風景(奥は会議室、2階が事務所になっている)

「まかない家具」組み立てGIFアニメーション(提供:スキーマ建築計画)

開催概要「“まかない家具”とは?」

大工などが現場の工事中に必要になる家具を、あり合わせの材料で手間をかけずに作るモノがある。よく知られているところとして相欠(あいがき)で作られたベニヤの作業台や道具置き場などがある。いずれも人に見せるために作られていない。あくまで、機能的で必要最低限な加工で作られ、とても素っ気ない。ただ、その素っ気なさが最近やけに気になっている。

それはどの国の現場に行ってもある。そして、その「手間」の捉え方、ルール、そこにある材料が変わるので当然各々の国でそのあらわれ方は異なる。
国内においても気にしていなかったわけではないが、見慣れているせいか整理しようなどと思わなかったものの、最近海外でお仕事させていただく機会が多くなり、事情の違う現場で生まれたそれを見てその魅力に取り憑かれ、ちょくちょく写真を撮り集めるようになってきた。

そして、我々はそれらを総称し「まかない家具」と名付けた。

スキーマ建築計画による「まかない家具」のリサーチ

本展示はその恣意性のない「まかない家具」に、作意満々の建築家であり、デザイナーである我々が挑んだ結果というかその考察の過程を見ていただく展示である。もはや「まかない家具」ではなく、そこから抽出した要素をデザインと捉え、我々として形に落としたギリギリ家具と言えるものだ。
そして、この「まかない家具展」は #まかない家具 というハッシュタグを介してその概念を皆で共有し、その魅力を広く堀りさげるきっかけになればと思っています。(主催者 / Jo Nagasaka/Schemata Architects facebookより)

「まかない家具展 / 長坂 常」

会期:10月26日(月)、27日(火)、28日(水)、29日(木)、30日(金)、11月2日(月)、3日(火・祝)の計7日間
開場時間:13:00-18:00 / 最終日11月3日(火・祝)のみ10:00-18:00
会場:スキーマ建築計画 事務所1階(東京都渋谷区千駄ヶ谷3-31-5 / Google Map
TEL:03-6712-5514
観覧料:無料

※観覧時の注意事項
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防と拡大防止のため、検温と手指消毒にご協力ください


関連イベント「まかない家具展 / オンライン座談会」

「まかない家具とは?」というきっかけの話から、参加者が思う、まかない家具の魅力をざっくばらんに語る座談会

オンライン座談会参加者:
長坂常(スキーマ建築計画)、福元成武(TANK)、高本貴志(高本設計施工・元スキーマ建築計画スタッフ)、芦沢啓治(芦沢啓治建築設計事務所)、門脇耕三(建築家・明治大学准教授)

開催日:2020年10月23日(金)※終了しています
開催時間:17:00-18:00
会場:オンライン(Zoomを使用)
※先着100名までzoomでの参加可(トークに参加可、質問も受け付け)

スキーマ建築計画 公式ウェブサイト http://schemata.jp/

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン

“まかない家具” TOPICS

FEATURE2021.05.13
ヴェネツィアと高田馬場をリアルタイムでつなぎ、展覧会の新たな可能性を示す「Dear Takamizawa House」@ケーススタディスタジオ〈BaBaBa〉にて開催【内覧会Report】
COMPETITION & EVENT2023.02.19

長坂 常 / スキーマ建築計画による“まかない家具展”

日本橋浜町〈T-HOUSE New Balance〉にて、2/28まで開催

RECOMMENDED ARTICLE

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ