1966年創業、音楽を中心とするビジュアルコンテンツを展開する総合エンターテインメント企業の大手、ポニーキャニオンでは、地方自治体と提携した地方創生事業も行っています。
その受託業務の1つ、2020年度は岐阜県「清流の国ぎふ」の戦略広報を担当。12月24日にプレスリリースを発信して、今年7月に県内にオープンした〈森林総合教育センター morinos〉と〈ぎふ木遊館〉の内外観のビジュアルを公開しました。前者〈morinos(モリノス)〉は、隈研吾氏が意匠原案を手がけています。
また、「清流の国ぎふ」のPRとして、今年5月には、トム・ハンクスが主演したハリウッド映画「ダ・ヴィンチ・コード」に参画した撮影チームと協働してプロモーションムービー「Timeless Japan, Naturally an Adventure」も製作しています。
森林率全国2位を誇る岐阜県では、木と共生する文化を次世代につなぐため、「ぎふ木育30年ビジョン」を策定し、幅広い年齢層を対象として、森や木からの学び「ぎふ木育」の取り組みを進めています。
今夏にオープンした2つの施設は、その一環として開設されたもので、いたるところに岐阜県産の木材を取り入れ、子どもから大人まで、森や木に親しみ、森林とのつながりや、森林文化の豊かさを学べるさまざまなプログラムを展開しています。
〈森林総合教育センター morinos〉施設概要
施設名称:森林総合教育センター morinos(読み:モリノス)
意匠原案:隈 研吾(隈研吾建築都市設計事務所 主宰)
基本・実施設計:岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオ、三宅設計
設計監理:ダイナ建築設計
施工:澤崎建設
全体調整:森林総合教育課
延床面積:129.04m²
設計期間:2017年2月~2019年3月
施工期間:2019年4月~2020年3月
開所日:2020年7月22日(水)
所在地:岐阜県美濃市曽代88 岐阜県立森林文化アカデミー内(Google Map)
開館時間:10:00-16:00
休館日:火・水曜(祝日の場合は開館して翌平日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)ほかほか施設点検日
入館料金:無料(一部プログラムは有料)
公式ウェブサイト:https://morinos.net/
建物・内装の詳細:https://www.forest.ac.jp/facilities/morinos/
〈morinos〉は岐阜県立森林文化アカデミーの広大な自然の中に建てられ、散策をはじめ、工作やたき火体験ができるほか、広場には炊事場も常設されています。0歳から100歳まで、森に親しみながら学べるさまざまな体験プログラムを用意しています。
#岐阜新聞 YouTube公式チャンネル:森林教育拠点「モリノス」オープン 体験プログラム提供(2020/7/24)
2020年7月に行われた開所式を取材した地元紙・岐阜新聞のニュース映像によれば、〈森林総合教育センター morinos〉はドイツの森林環境教育施設をモデルに、岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオの学生が基本設計を行い、隈氏の助言を受けているとのこと。また、施設内の壁の左官仕上げを挟土秀平氏が手がけています(ニュース映像には両氏による作品解説も一部収録されています)。
〈ぎふ木遊館〉は、木に触れ、森を感じ、その恵みである木のおもちゃでの遊びを通して、次代を担う子どもたちを育む木育の総合拠点として開設されました。
「ぎふ木育」を伝える指導員らが常駐し、9種類の大型木製遊具や、100種類以上の木のおもちゃを常備しています。このほか、木育プログラムが体験できる木工室や、県産材を使った商品等を販売する木育ショップなども併設。森や木に親しみ、森林とのつながりを五感を使って感じることで、豊かな感性を育むことができる施設となっています。
〈ぎふ木遊館〉施設概要
施設名称:ぎふ木遊館(もくゆうかん)
設計:デザインボックス
施工:内藤・八創特定建設工事共同企業体
敷地面積:4754.7m²
建築面積:971.3m²
延床面積:836.0m²
建物高さ:6.55m
構造:木造平屋建
主な使用木材:カラマツ、ヒノキ、スギ、クリ、ナラ
木材使用量:220m²(うち県産材216m² / 県産材率98%)
CLT(Cross Laminated Timber)使用量:2.4m²
開所日:2020年7月17日(金)
名誉館長:竹下景子
所在地:岐阜県岐阜市学園町2丁目33(Google Map)
開館時間:10:00-17:00(最終入館16:30)
休館日:水曜(祝日の場合は開館して翌平日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)、施設点検日など
入館料金:無料(一部プログラムは有料)
公式ウェブサイト:https://mokuyukan.pref.gifu.lg.jp/
ポニーキャニオンならではのPR戦略として、完成度の高い、まるで映画の予告編のような映像を製作しています。
岐阜県のインバウンド向けのプロモーションでは、映画「ダ・ヴィンチ・コード」に参画したフランスの撮影チームと連携して4Kで撮影したムービーを製作。岐阜県のYouTube公式英語観光チャンネル[Go Gifu]にて公開中です。
「自然」「伝統文化・暮らし」「食」をテーマに、「清流の国ぎふ」の魅力を5本の動画で展開。映画の予告編のような構成で、”本編”は実際に現地・岐阜へ赴いて体感を、というコンセプトになっています。
https://news.ponycanyon.co.jp/2020/07/39140
#岐阜県公式英語観光チャンネル[Go Gifu]:「Timeless Japan, Naturally an Adventure 1 | Visit GIFU 4K」(2020/05/07)
注.動画再生時には音声のボリュームに注意してください
また、ポニーキャニオン(ponycanyon)のYouTubeチャンネルでも、岐阜市をPRするミュージックビデオを複数本を公開中。軽快なラップ音楽が流れるなか、伊東豊雄設計で知られる〈みんなの森 ぎふメディアコスモス〉などが登場します。(en)
#ponycanyon YouTube公式チャンネル「Homing Gifu City」-4K MV- 岐阜市シティプロモーション動画(定住編)(2020/06/30)
ポニーキャニオン地域活性化事例
岐阜市のほか、沼津、さいたま、町田市などのPR動画やパンフレットなど
https://local.ponycanyon.co.jp/