化粧品の製造・販売を行っているポーラ(POLA)が、中国の各都市で展開中のコンセプトショップ(エステサービス併設店舗)のデザインをリニューアル。第一弾として、2021年1月2日に〈POLA 上海国金中心商場(ifc mall)店〉をオープンしました(上の店舗外観写真 撮影:加納永一 / Eiichi Kano)。
同店舗の空間デザインを担当したのは、東京・上海・広州を拠点を構える、小嶋伸也と小嶋綾香の両氏が代表を務める小大建築設計事務所(kooo architects)。「Envelop a science」をコンセプトに、ポーラ創業者である鈴木 忍の「最上のものをお一人おひとりにあったお手入れとともに直接お手渡ししたい」という、創業以来、大切にしてきた想いと、革新的なサイエンスとが融合し、新たな美を生み出すような空間を目指しました。
店舗は、ポーラと出会い、触れて、さらに奥に進むにつれ、ポーラの世界へ深く入り込む、THE SHOP、THE LOUNGE、THE SALONの3つのゾーンをレイアウト。創業者の想いにインスパイアされた、水面(みなも)を表現したアートワークが壁面を飾り、ギャラリーのようなショップ空間が、訪れた人をもてなします。さらに、心地よさだけでなく、確かな実感を伴う新しい美の体験を、訪れた人々に提供します。
THE SHOP:サイエンスに裏打ちされた、ブランドに対する確たる信頼を来店者に感じてもらうことを目指した、ショップの顔となるゾーン。石材と透明素材をMIXした什器は、ポーラの歴史と積み重ねてきた技術力を表現している。話題の商品やきになるアイテムをもっと自由に試すことができるように、セミセルフ型のタッチアップスペースも用意。
THE LOUNGE:ポーラの世界をより身近に感じてもらうカウンセリングゾーン。人々がリラックスできる色を基調に素材を選んでいる。一人ひとりが自身の肌と向き合う空間として、セミクローズドでデザインされている。
THE SALON:ショップ最深部にあるスペース。利用者が日常を忘れ、「ポーラへ深く入り込む」没入感と共に、心の解放とやすらぎを感じてもらうためのスペース。壁面に配したミラーは、煌めく水滴のようなイメージ。
ポーラでは今後、〈POLA 上海国金中心商場(ifc mall)店〉で披露した新しいデザインでのコンセプトショップを、2023年までに約30店舗を出店する予定とのことです。(en)
ポーラ プレスリリース(2021年1月29日発表)
「中国の店舗デザインをリニューアル
3つのゾーンから成る新デザイン・1店舗目は上海国金中心商場(ifc mall)店」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000036737.html