フランスを代表するラグジュアリーブランド、エルメス(HERMÈS)の新しい路面店〈エルメス表参道店〉が、東京都内に2021年2月28日にオープンしました。
店舗の立地は、原宿・表参道沿い。昨年11月に北青山2丁目に旗艦店を移転したポール・スチュアート(Paul Stuart)が2020年2月まで39年にわたり入居していたところで、敷地のコーナーを石垣が覆われた、特徴的なビルです。
オープンにあたり、エルメスでは、この石垣を「コッパーカラーのステンレス製の竹林で囲」うデザインを選択。表参道のストリートに、個性的なファサードのブランドショップが加わりました。
グランドオープン前後の各社の報道によれば、店舗の設計は、日本におけるもう1つの路面店である銀座店(ビル設計:レンゾ・ピアノ)や、オーストラリア・シドニー店などのエルメス店舗のインテリアデザインを手掛けている、パリに拠点を構える建築設計事務所・RDAI(: Rena Dumas Architecture Intérieure / レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール)が担当。1階と2階を合わせた売場面積は488m²とのこと。
店舗の内外観の特徴は、エルメス公式Webサイトより引用します。
表参道店できわめて特徴的なのは、そのファサードです。由緒ある建物の外壁にかつて土留めとして築かれた石垣は、コッパーカラーのステンレス製の竹林で囲まれ、夜間には背面の間接照明によって浮かび上がる佇まいも印象的です。
1階エントランスでは、パリのフォーブル・サントノーレ店同様にメゾンの象徴であるエクスリブリス(蔵書印)モチーフのモザイクタイルがお客さまをお迎えします。正面右手のウィメンズシルクのコーナーでは、京森康平氏によるスカーフ《デュオ・コスミック》が、世界に先駆けて紹介されます。京森氏はオープニングに際しウィンドウ・ディスプレイもデザインします。
2階にはウィメンズとメンズそれぞれのユニバースが広がります。可動式のパーテーションによって区切られた落ち着いた空間には、表参道のけやき並木と呼応するガーデンテラスからふんだんな自然が取り込まれています。
フランス人アーティスト、フランソワ・ウータン氏によるドローイング、竹工芸作家の本田聖流氏のアートワークなどのアート作品もお楽しみください。
(エルメス公式Webサイトより)
店舗概要
〈エルメス表参道店〉
所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目7-20 神宮前太田ビル(Google Map)
TEL:03-6712-6612
営業時間:11:00-19:00
定休日:水曜日
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策のため、入店の際には予約が必要
HERMÈS(エルメス)公式ウェブサイト 来店予約
https://reservation.maisonhermes.jp/store/?store=OMOTESANDO
RDAI Web Site
https://linktr.ee/rdai_ensemble/
【TECTURE MAG】
国内初のBarを併設、ポール・スチュアートの世界観を表現した旗艦店〈Paul Stuart 青山本店〉(2020/12/01)
https://mag.tecture.jp/culture/20201201-paulstuart-aoyama/