照明器具の企画・製作および販売を行なっているアンビエンテック(横浜市神奈川区)のコードレス照明ブランドから、新作照明〈TURN+(ターンプラス)〉が2021年4月24日から発売されます(プレスリリース)。
上の写真(photo danielkaihirao):〈TURN+〉ステンレス
同商品は、2019年に発表されたコードレス照明〈TURN(ターン)〉の姉妹モデル。
手元を照らすタスク照明の〈TURN〉に対して、空間を演出するアンビエント照明としてデザインされたのが〈TURN+(ターンプラス)〉です。
〈TURN+〉は、丁寧に磨き上げられたクリスタルガラスと、新開発のサニーサイドアップLED(後述)によって、これまでにない上質な透明感と、温かみのある灯りを実現しています。
〈TURN〉と同様に、金属を削り出したパーツで構成された美しいフォルム。マテリアルバリエーションは、〈TURN〉と同様に、ステンレス、真鍮、アルミブラックの3種類。「+」のアイコン部品(ケージ)は、亜鉛ダイキャスト製。最高の素材と質感でデザインされています。
〈TURN+〉および2019年発表の〈TURN〉のデザインは、ニューヨークに拠点を構えるデザイナーの田村奈穂氏が手がけています。
田村奈穂(Nao Tamura)プロフィール:
ニューヨーク・パーソンズ美術大学(New York City、Parsons School of Design)卒、工業デザインを専門にする Smart Design社を経て独立。現在はニューヨークを拠点に活動中。コミュニケーションデザインを軸に、イッセイミヤケの時計、パナソニックのグローバル展開、レクサスのインスタレーション、パレ・ド・トーキョー / 現代創造サイト(Palais de Tokyo / Site de création contemporaine)での展示など幅広く活動中。2020年は日本財団と渋谷区の共同プロジェクト「THE TOKYO TOILET」において〈東三丁目公衆トイレ〉をデザインしている。
主な受賞に、IF Design Award(ドイツ)、Red Dot Design Award(ドイツ)、IDEA(アメリカ)、 SaloeSatellite Award 最優秀賞(イタリア)など、ほか多数。
https://naotamura.com
照度の低い上質な空間は、一般的な電球色よりも低い色温度で絶妙な光色と明るさのバランスでよってつくられることから、1900K〜2400Kの暖色調光・調色を可能とする単一光源を新たに開発、今回の新製品に搭載しています。その外観から「サニーサイドアップ」と名付けました(登録商標第6343157号)。
昨今、光の色を変えられる照明器具が一般家庭でも使用されるようになってきました。その多くは、電球色(2700K)から昼光色(6500K)まで、広い範囲に対応しています。
フィラメントが発光しはじめる1900K、光量が上がると、徐々に色温度も上がっていきます。
アンビエンテックでは、1900K〜2400Kの暖色調光・調色を単一光源で実現しています。
製品名:TURN+(ターンプラス)
デザイナー:田村奈穂
マテリアルバリエーション:ステンレス、真鍮、アルミニウムブラック
光源:LED
演色性:Ra95
色温度:1900K〜2400K
連続点灯時間:LOW 500時間、MID 120時間、HIGH 30時間、EX-HIGH 12時間
充電時間:6時間
電源:充電式リチウムイオンバッテリー
防水性能:本体 IP66相当(粉塵が内部に侵入しない、あらゆる方向からの強い噴流水による影響がない保護の程度)
材質:ベース(ステンレス、真鍮、アルミニウム)、ランプシェード(クリスタルガラス、拡散塗装)、ケージ(亜鉛ダイキャスト+メッキ / ブラックは塗装)、充電台(ステンレス、真鍮、アルミニウム)
サイズと重量:
ステンレス 本体 外径φ89mm、高さ165mm / 1350g、充電台 外径φ89mm、高さ12mm / 180g
真鍮 本体 外径φ89mm、高さ165mm / 1390g、充電台 外径φ89mm、高さ12mm / 190g
アルミニウムブラック 本体 外径φ89mm、高さ165mm / 約 1030g、充電台 外径φ89mm、高さ12mm / 80g
販売価格(税込):ステンレス 49,500 円 / 真鍮 49,500 円 / アルミニウムブラック 39,600 円
発売日:2021年4月24日
製造・販売:アンビエンテック(Ambientec)
https://ambientec.co.jp/
アンビエンテックでは、このほどブランドロゴを一新。デザインは、ニューヨークを拠点に活動し、受賞歴も多数あるクリエイティブ・アートディレクターのエドワード・レイダ(Edward Leida)氏が担当しています。
今後の世界展開を見据えたリニューアルとのことです。(en)
エドワード・レイダ(Edward Leida)プロフィール
クリエイティブ・アートディレクター。コンデナスト社の雑誌『W』、ハースト社の雑誌『Town&Country』、Barneys New Yorkでチーフデザインディレクター(Vice President)を務めた後、自身のブランディング コンサルタントスタジオ・Ideal Leidaをニューヨークにて設立。
主な受賞に、Cooper Hewitt National Design Awards/ Lifetime Achievement賞、AIGA金賞、Art Directors Club of New York 金賞など多数。このほか、コロンビア大学、NYビジュアルアートスクール、パーソンズやプラットで教鞭なども執る。
https://idealleida.com