野原ホールディングスは、メディアアーティストの落合陽一氏がCEOを務めるピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)[*1]との共創プロジェクトについて発表。PxDTと共創した新しいデザインの壁紙を、同社が展開するインテリア内装材・壁紙ブランドの「WhO(フー)」から今年7月中旬にリリースする予定で、その概要が発表されました(2021年6月25日)。
インテリア業界では、トレンドに則してデザイン・リリースすることが一般的ですが、このプロジェクトによって、先端テクノロジーを活用した新しいデザインアプローチを試みます。
今回の共創プロジェクトでは、PxDTの開発したデザイン生成技術「DeepWear ™」[*2]に、WhOが展開している「PATTERNS」シリーズの既存品番のデザインデータを読み込ませ、「DeepWear ™」ならではの深層学習により、個々の特徴を捉えた新たなデザインを生成します。
既存のデザインをベースにすることで、インテリア空間に馴染む質感やパターン、テイストなどを継承しつつも、AIならではの描画や表現となる見込みです。
今回、商品化されるのは、自動生成された100点のうち、1点のみ。WhOシリーズの節目となる100番目の商品としてローンチする予定です。
*1.ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について:
人類と計算機の共生ソフトウェア基盤たる仕組みを構築し、自治体や企業とのオープンイノベーションを促進。また、大学などの教育機関と連携することにより、アカデミア発の技術を、社会の課題・ニーズと結びつけ、ビジネスによる価値創造を行い、連続的に社会実装していくことを目指す。
代表取締役(CEO):落合陽一、村上泰一郎
公式Webサイト
https://pixiedusttech.com/
*2.「DeepWear™」について:
「DeepWear」:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の登録商標筑波大学准教授の落合陽一氏が代表取締役CEOを務めるピクシーダストテクノロジーズ株式会社が展開する、「機械がつくる、人間には提案できないデザイン」をコンセプトに、次々と新しいデザインを自動で生み出すAIシステム。深層学習を用いることで、洗練されたデザインを大量かつ高速に生成することができる。
野原ホールディングス「WhO(フー)」公式Webサイト
https://whohw.jp/