大阪南港ATC Galleryにて、オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンの大規模個展が開催されます。
テオ・ヤンセンが1990年代より制作している”ストランドビースト(strand beest)”は、プラスチックチューブを用いて昆虫や動物のようなかたちが構成され、風力を得ると、まるで生きているかのように自力で歩行する造形作品です。
シリーズ作品の名称は、オランダ語で砂を意味する”strand”と、生物を意味する”beest”をつなぎ合わせた、テオ・ ヤンセンによる造語から。ヤンセンは、プラスチックチューブの各部品を細胞(セル)と呼び、ストランドビーストを構成する基本単位としています。
アーティスト プロフィール
テオ・ヤンセン / Theo Jansen1948年生まれ。オランダ・スフェベニンゲン出身。デルフト工科大学で物理学を専攻し、1975年にアーティストに転向。1986年から新聞のコラムを執筆し、その中の記事「砂浜の放 浪者」をきっかけに「ストランドビースト」を 生み出す。1990年から、風力で動作する「ストランドビースト」の制作を開始。アートと科学が融合したさまざまな作品を制作し、注目される。
Theo Jansen Web Site
https://theojansen.net/
本展は、大阪では初のヤンセンの個展開催となります。日本初公開を含む10作品以上が展示され、大小さまざまな作品を紹介するとともに、1990年代の初期作品や構想スケッチなど、芸術と科学が融合したビースト(生命体)たちの構造や動きの仕組みも明らかに。
会場内では、すべての展示作品において、写真および動画の撮影が可能。また、展示される10作品のうち、10mを超える巨大な〈アニマリス・プラウデン ス・ヴェーラ〉と、世界的な自動車メーカーのテレビCM用に制作された小型の〈アニマリス・オムニア・セグンダ〉の2作品は、実際に動かす時間帯も設けられます。小型の〈アニマリス・オムニア・セグンダ〉は、来場者自身が操作を体験できます。
会期:2022年7月9日(土)〜9月25日(日)
会場:大阪南港ATC Gallery
所在地:大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ITM棟2F(Google Map)
開館時間:10:00-18:00(最終入場17:30)
休館日:会期中無休
観覧料金:一般 1,600円、高校・大学生 1,100円、小・中学生 600円
問合せ先:050-5542-8600(ハローダイヤル)
主催:毎日新聞社、MBSテレビ、ATC
後援:オランダ王国大使館、大阪市、大阪市教育委員会
協賛:大和ハウス工業
企画協力:Media Force、学研プラス
展覧会公式サイト
https://www.mbs.jp/theojansen-osaka/
『TECTURE MAG』への感想など、アンケートにお答えいただいた方の中から、本展のペアチケットを5組10名さまにプレゼントします。
※受付は終了しています。抽選後に発送予定です。ご応募ありがとうございました!
受付期間:2022年7月29日(金)〜8月5日(金)
※応募者多数の場合は抽選
※結果発表:チケットの発送をもって了
※発送に関する個々の問合せには対応しませんのでご了承ください
※発送完了後、都道府県を除く住所情報は削除し、データとして保有しません