20世紀を代表する家具デザイナーの1人、ハンス J.ウェグナー(1914-2007)がデザインした〈CH004 ネスティングテーブル〉が、カール・ハンセン&サンから2023年3月1日に発売されます。
「ネスティング(Nesting)とは、入れ子の意。〈CH004 ネスティングテーブル〉は3台のテーブルで構成され、1台単独でも複数の組み合わせでも、さまざまなバリエーションで展開することができます。
1952年に発表された〈CH004 ネスティングテーブル〉は、周囲と調和する家具を生み出してきたウェグナーらしいアイデンティティが感じられる家具です。軽やかでオーガニック、どんな空間にすっきりと溶け込むよう、考え抜かれたデザインです。
クラシックな「ほぞ継ぎ」は、カール・ハンセン&サンのクラフトマンシップを確認できる部分で、職人の高い技術で美しい仕上がりとなっています。
〈CH004 ネスティングテーブル〉は、常にデザイン全体とディテールの両方に気を配るウェグナーらしいディテールが表現されているのも特徴で、丸みを帯びた先細りの脚や、わずかにカーブを描く前面と背面のストラットにも、オーガニックで心地よいデザインが施されています。家具全体で調和のとれたものとなるよう、どのパーツ(それぞれのテーブルトップと脚)も、各テーブルのサイズに比例した寸法となっています。
クヌード・エリック・ハンセン氏(カール・ハンセン & サン CEO)コメント:
「ハンス J.ウェグナーには、美と機能性を融合するユニークな才能がありました。ミニマリストでありながらオーガニックなデザインのこのテーブルには、ウェグナーらしいラインが表現されています。70年以上にわたり、ハンス J. ウェグナーがデザインした家具を製作してきたカール・ハンセン&サンは、今回この美しい〈ネスティングテーブル〉をコレクションに加えることができ、大変光栄に思います。このテーブルは、ウェグナーの〈ウィングチェア〉や〈ママベアチェア〉にぴったりのサイドテーブルになるほか、小型の〈CH72 ソファ〉に合わせるコーヒーテーブルとしても最適です。」
ハンス J.ウェグナー(Hans J. Wegner)プロフィール
1914年に靴職人を父としてデンマークとドイツの国境の町、トゥナーに生まれる。
家具職人H.F.スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。
1940年にアルネ・ヤコブセン(1902-1971)らが担当する、デンマーク第2の都市・オーフス市市庁舎の建築プロジェクトに参加し、納める家具をデザイン。家具工房のヨハネス・ハンセン社との共同作業もこの頃より始まる。
1943年に自身のデザイン事務所を開設し、のちの〈CH24(Yチェア)〉につながる〈チャイナチェア〉シリーズの最初のコレクションを1944年に発表。以降も数多くの名作を残し、北欧を代表するDANISH DESIGN (ダニッシュデザイン)の海外進出に大きな役割を果たしたほか、従前のイメージを一掃するような家具を次々と発表し、人々のライフスタイルに大きな影響を与えた。中でも椅子のデザインを追求し、500以上の数をデザイン。構造的にも意匠的にも完璧と言える接合部が、ウェグナーデザインの特徴。ニューヨーク・MOMAをはじめ各国の美術館にプロダクトがコレクションされている。
2007年1月に92歳で逝去。
主な受賞に、ルニング賞(1951年)、第8回国際デザイン賞(1997年)など多数。デンマーク王立芸術アカデミー名誉会員(1995年)。
製品名:CH004 Nesting Tables(CH004 ネスティングテーブル)
サイズ:Large H48×W52×D34cm / Midium H45.5×W46.5×D31.5cm / Small H44.5×W40×D29.5cm
素材:FSC®認証オーク(FSC C135991)、ウォールナット、オーク/ウォールナットミックス
オークの仕上げ:ソープ、オイル仕上げ、ホワイトオイル仕上げ
価格:155,100円(税込)より
発売日:2023年3月1日(水)
製造・販売:カール・ハンセン&サン
カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京 / 大阪
https://www.carlhansen.com/