三菱地所株式会社が、東京都千代田区有楽町1丁目に所有する「有楽町ビル」および「新有楽町ビル」の建て替えを決定したことを発表しました(2021年7月28日プレスリリース)。
両ビルは2023年を目途に閉館する予定で、同エリアにおける三菱地所の新たな旗艦ビルとして計画されるとのこと。
両ビルの概要は以下の通りです。
有楽町ビル
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目10番1号
構造規模:鉄骨鉄筋コンクリート造 / 地下5階 地上11階 塔屋2階建
敷地面積:3,551.46m²(1,074.32坪)
延床面積:42,159.08m²(12,753.12坪)
竣工年月:1966年5月
https://office.mec.co.jp/search/detail/011467/
新有楽町ビル
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目12番1号
構造規模:鉄骨鉄筋コンクリート造 / 地下4階 地上14階 塔屋1階建
敷地面積:7,233.26m²(2,188.06坪)
延床面積:83,023.27m²(25,114.54坪)
竣工年月:1967年1月
https://office.mec.co.jp/search/detail/011466/
両ビルはともに竣工から約55年が経過しており、建て替えにより、テナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応を強化する計画です。さらに、災害時における事業継続性を意識した防災機能の強化などの機能の更新を図ると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている「魅力あるまちづくり」への貢献を目指すとのこと。
2019年12月からは、有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクトである「有楽町マイクロ スターズ ディベロップメント」を始動しており、ビジネスセンターであるこのエリアにおいて、多様性を受け入れながら、新しい才能を発掘し、活躍の場を創出することで、訪れる人を触発するクリエイティブなまちづくりを推進すべく、さまざまな企画を展開するとともに、アートを通じて、まちの価値を再構築する新たな取り組みなども行なっています。
有楽町ビル・新有楽町ビルの建て替え計画は、有楽町エリア再構築の第1弾となる新築ビルであり、「有楽町Micro STARs Dev.」[*]における各種取り組みを通じて生まれつつある新たな「価値」を結実させ、当該エリアの再構築を牽引する、三菱地所の旗艦ビルとして計画されます。(en)
*先導プロジェクト:有楽町「Micro STARs Dev.」概要
人の活動をまちづくりの中心に、まだ世の中で価値が定まっていない様々な人・アイディア・コト・モノを見出し、そしてcultivate(交わり・耕し・育み・磨く)し、次の時代を担うスターが生まれる“仕組み”を作るプロジェクト。生まれた新しい仕組み・取り組みを、有楽町エリア再構築のハード・ソフト両面に繋げる「新しいまちづくりモデル」である。18名のプロデューサーを中心に、多くの社外人材との協業によって、有楽町のまちを実際に活用しながら、次の時代を紡ぐチャレンジングな取り組みを続けている。
始動リリース
https://www.mec.co.jp/j/news/archives/
公式ホームページ
https://yurakucho-msd.com