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世界初、水素エネルギーによる建築用ガラスの製造実験にNSGが成功

BUSINESS2021.09.06

日本板硝子(NSG: Nippon Sheet Glass Co., Ltd.)は、英国・セントへレンズにある、NSGグループ企業であるPilkington United Kingdom Limited社のグリーンゲート事業所(上の画:事業所全景)において、水素エネルギーを使った世界で初めてのガラス製造の実証実験を2021年8月に行い、建築用ガラスを製造することに成功したことを発表しました。

現在のガラス製造では、主燃料として枯渇性資源である天然ガスが使われています。今回の実験は、水素分子を酸化・燃焼させる化学反応エネルギーを利用する水素エネルギーへの切り替えが事業として可能かを確認したもので、結果として、水素でも天然ガスと同様の優れた溶融性能を達成できること、ガラス溶融窯から排出されるCO2を大幅に削減できる可能性があることが証明されました。

この実証実験は、カーボンニュートラルの達成などから脱炭素社会の実現を目指すNSGが、2020年2月27日に発表した「Hynet産業燃料転換」プロジェクトx[*1の一環です。
製造のための燃料を天然ガスから水素に切り替えることができれば、グループのCO2排出量の過半を占めるフロート窯を、圧倒的に少ない排出量で操業することができるようになります。
さらに今後の中長期的計画として、主要な産業拠点をつなぐ水素パイプラインの整備などを行い、安定的な水素供給体制の確立することで、天然ガスから水素への完全な切り替えが可能となります。
*.HyNet:イングランド北西部における産業、一般家庭および交通機関から排出されるCO2削減に取り組む共同事業体
英語サイト:https://hynet.co.uk

日本板硝子(NSG)広報資料

グリーンゲート事業所を訪れたリバプール広域市長

実証実験が行われた英国・セントへレンズは、板ガラスの製造に革命をもたらしたフロートガラス製法が1952年に開発された地であり、約70年後に再び歴史的な製造が行われたことになります。(en)

日本板硝子(NSG)広報資料

実験では約60台のロードタンカー(写真後方)を水素運搬に使用

日本板硝子(NSG: Nippon Sheet Glass Co., Ltd.)プレスリリース
https://www.nsg.co.jp/ja-jp/media/ir-updates/announcements-2021/ag-production-powered-by-hydrogen

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