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エヌ・シー・エヌが木構造技術センターを開設

住宅から中大規模木造建築物まで、SE構法と木構造技術の開発拠点

BUSINESS2022.03.07

木造耐震設計事業(耐震構法SE構法)や各種建築事業を展開するエヌ・シー・エヌが、住宅規模から中層大規模建築物まで、木構造に関する技術開発の拠点となる「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」を埼玉県川口市に開設したことを発表しました。
施設の公式ページもオープンしています。

SE構法(Safety Engineering 構法)とは、従来は鉄骨造やRC造において主流だったラーメン構法を、木造住宅に取り入れ、安全かつ便利に利用できるようにシステム化したエヌ・シー・エヌ独自の木造建築システムです。

エヌ・シー・エヌ(NCN)SE構法イメージ

SE構法イメージ(北海道初の「SE構法 木造4階建て・共同住宅」現場見学会より)

同社ではこれまでに、大学などの実験施設にて、SE構法の耐震・構造性能向上のための実験を行い、地震などの災害時における安全性の検証を行ってきました。今後は、自社で構えた技術開発センターにて、各種実証実験や研究が行えるようになります。

NCN「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」

NCN 木構造技術センター(Timber Structure Lab.)内観

「木構造技術センター」に設置された試験装置

(1)1000kN(100トン)万能試験機
試験内容:接合部や部材の強度試験
・最⼤1000kN(100t)の圧縮・引張実験が可能
・試験可能な試験体の⼨法は幅2m×奥⾏4.5m×⾼さ2m

(2)200kN(20トン)面内せん断試験機
試験内容:耐力壁、ラーメン構造、床、屋根の⽔平加⼒試験
・最⼤200kN(20t)の⽔平加⼒実験が可能
・試験可能な試験体の⼨法は幅4.5m×⾼さ3.5m

(3)恒温恒湿器
試験内容:木材の基礎実験
・温度をマイナス20度~プラス85度、湿度40%~95%の範囲を一定値で保持可能
・試験機内寸法は幅50センチ×奥行39センチ×⾼さ60センチ

(4)送風定温恒湿器
試験内容:木材の基礎実験
・温度を室温プラス10度〜プラス250度の範囲を一定で保持可能。湿度は調整不可
・試験機内寸法は幅60センチ×奥行50センチ×高さ50センチ

従来の実験・研究はもちろんのこと、住宅規模から中層大規模まで、木造建築におけるSE構法以外の木構造についても、基礎・応用。・開発の研究を進めていく計画です。

エヌ・シー・エヌでは今後、研究・開発で積み重ねた技術的な資産を、カーボンニュートラルおよび脱炭素社会の実現へ向け、実用可能な技術へと昇華させることも目指して運営する計画です。(en)

NCN「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」

NCN 木構造技術センター(Timber Structure Lab.)外観

「木構造技術センター」概要

正式名称:株式会社エヌ・シー・エヌ 木構造技術センター
Timber Structure Lab.(ティンバーストラクチャーラボ)

所在地:埼玉県川口市本蓮1-12-13
床面積:建物全体:286m²/ 試験スペース:143m²
開設日:2022年3月1日

NCN「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」

「木構造技術センター」特設ページ
https://ncn-se.co.jp/timberlab/

エヌ・シー・エヌ(NCN)公式ウェブサイト
https://www.ncn-se.co.jp/

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