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永山祐子ら著名建築家の設計手法を掲載した書籍が発売

書籍『建築を整える。 Archi Design by Panasonic』

BUSINESS2025.03.31

常に心地よく空間の背景に徹する設備を求め、整えることに時間を割かれている設計者やデザイナーに向け、パナソニックが手掛ける建築視点から誕生した電気設備のブランド「Archi Design」の世界観と可能性を深く掘り下げた書籍『建築を整える。 Archi Design by Panasonic』が発売されました。

第1章では、8組の建築家が「住む」「働く」「商う」「泊る」それぞれの建築と設備の縁について考え方を提示し、第2章では「Archi Design」の製品群を用いた整え方について解説します。

CONTENTS(一部)

1.建築を整える。

【住む】
関本竜太/リオタデザイン @drop
伊藤博之/伊藤博之建築設計事務所 @天神町place
【働く】
川島範久/川島範久建築設計事務所 @REVZO虎ノ門
吉田裕美佳/FLOOAT @三井物産都市開発 本社オフィス
【商う】
永山祐子/永山祐子建築設計 @ソラトカゼト 西新井
成瀬友梨+猪熊 純/成瀬・猪熊建築設計事務所 @meet tree GINZA
【泊る】
小嶋伸也+小嶋綾香/小大建築設計事務所 @Hotel Rakuragu
佐々木達郎/佐々木達郎建築設計事務所 @Kikka Hirado

2.Archi Designで整える。

3.群として整う。

実例に学ぶ「建築の整え方」、パナソニックが提案する建築と設備の「縁」

「Archi Design」は、空間に欠かせない照明や配線などの電気設備が「建築そのものになること」、そして「環境配慮を重ねること」を目指して、徹底的な設計者目線で開発を手掛けたパナソニックの事業部横断プロジェクトであり、その思想を表す名称です。開発された製品はパナソニックが幅広く提供している配線器具、照明器具をはじめ、分電盤、ワイヤレスインターホン、ホームエネルギーマネジメントシステムまで多岐に渡ります。

本書では徹底した建築視点から誕生した「Archi Design」の思想により開発された製品群が、どのように「建築そのもの」になり、どう使いやすいのか? 設計者やデザイナーが器具を選びやすくなり、配置検討の煩わしさが減るだけでなく、施工間違いを減らし、工期短縮にもつながる理由が解説されています。

旬の事例で探る「建築と設備の調和」

著名な建築家たちがどのように設備と向き合っているか、「住む」「働く」「商う」「泊る」に分けたそれぞれの空間をもとに建築と設備の調和について語っているほか、「事例から学ぶ Case Study」では、永山祐子氏設計の〈JINS PARK 前橋〉をはじめ、9つの事例で断面詳細図などを掲載。照明やインターホンなど各種設備の納め方のコツを解説しています。

また、「Archi Design」の立ち上げから携わった寳神尚史氏(日吉坂事務所)、中西ヒロツグ氏(イン・ハウス建築計画)、パナソニック エレクトリックワークス デザインセンター所長・杉山雄治氏の鼎談も掲載しています。

建築の品格を上げる「Archi Design」へ、設計者が寄せるメッセージ

写真:渡辺慎一

電気設備にとどまらない展開を|永山祐子(永山祐子建築設計)

スイッチやコンセントをはじめ、私たちはさまざまな種類の電気設備を扱います。たとえば住宅では、エアコンや給湯器、インターホンの操作パネルが、一箇所で横並びになるシチュエーションが多々ある。しかし、どの器具もサイズや角のアール、色のトーンまでもが微妙に異なるため、いつも頭を悩ませていました。今後、「Archi Design」のような、すでにデザイン統一されたものから器具を選んで設置できるのであれば、それは本当に大きな革命だと思います。これからのシリーズ展開が楽しみですね。
「Archi Design」は、電気設備にフォーカスしたプロジェクトですが、ゆくゆくは家電にも取り組んでほしい。電気設備と同様に、どの冷蔵庫や洗濯機を選び、美しく納めるかも、私たちが苦労している部分ですから。家電も「Archi Design」と同じ考え方で、空間になじみ、ほかの家電と並んでも統一感を図ることができれば、より調和した空間が実現できる。新しい家電のあり方の提案を待ち望んでいる設計者も、たくさんいると思います。

 

写真:平林克己

統一感のなかで溢れ出す個性も大切に|伊藤博之(伊藤博之建築設計事務所)

「Archi Design」のような設備器具の登場を待っていました。道のりは長く、とても時間を要すると思いますが、ぜひ1つでも多くの設備器具が、こうした同じ思想のもとで製品化されていることを楽しみにしています。
抽象的な表現ですが、設計者の仕事とは、さまざまな要素をできるだけたくさん取り込みながら、それを1つの建築や1つの空間に収斂(しゅうれん)させていくことだと、私は考えています。決して全部を完全にコントロールするというわけではなく、個別の差異を受け入れながら、それぞれに求められている機能性や必要性といったものを、全体のなかで際立たせていくことも大切ですよね。「Archi Design」は、設備において、こうした統一性と多様性の共存を模索し、実現するような試みだと感じます。
まずは今までバラバラだったものを整理していこうという段階だと思いますが、完全に統一することは、やはりかなわないでしょう。しかし、その結果として表出する差異のようなものも、ぜひ設計に生かしていただきたい。そんなふうに、私は思っています。

(本書より抜粋)

『建築を整える。 Archi Design by Panasonic』

定価:2,400円+税
著者:パナソニック エレクトリックワークス社
ページ数:160ページ
判型:B5判
発行年月日:2025年3月27日
出版社:エクスナレッジ
ISBN 9784767833897

本書を抽選で1000名に! プレゼントキャンペーン実施中!

『建築を整える。 Archi Design by Panasonic』発売を記念して、応募いただいた方のなかから抽選で1000名にプレゼントいたします。

キャンペーン申し込み期間は3月27日(木)~ 5月9日(金)まで。当選のご連絡は、商品の発送をもってかえさせていただきます。

PRODUCT2025.03.21

建築的視点であるべき姿を考えた「Archi Design」という思想

統一感のあるモジュールで実現する「空間の価値を高める美しさ」と「環境への貢献」

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