誠文堂新光社から、「新しい空間と社会のデザインがわかる」一冊、『ビルディングタイプ学 入門』が刊行されます。以下は版元が2020年4月23日に発表したプレスリリースより。
本書がめざす「ビルディングタイプ学入門」は歴史的・社会的背景のもとで、これまでの建築学、計画学とは異なる社会デザインという視点からビルディングタイプを直してみようという挑戦の試みです。
言いかえれば、新たな「物の見方、考え方」としての社会デザインを通して、空間デザインとビルディングタイプのパラダイムシフトないしはパラダイムチェンジをはかろうとするものです。
ビルディングタイプを住宅、オフィス、学校、図書館、美術館、公園・広場など各項目にカテゴライズし、前史/第一世代(産業革命以降、戦前、戦後等)、第二世代(普及、進化期等)、第三世代(情報化、社会変化に伴う変化等)、第四世代(現在、これから)といった歴史を辿りながら、それぞれの時代の様相から変化する社会のルール、仕事の仕方、娯楽鑑賞のスタイルなどを、社会学的な視座から解説します。
建築の目的や機能から構成した7つの章と2つのインタビュー、そしてビルディングタイプの実際の学びの現場からの声や関連テーマによるコラムを主たる内容として構成。
各分野の専門家でもある著者陣が人文・社会科学の視点で読み解いた建築学の入門書として、さらにはAI時代の到来や働き方、人口動態などのドラスティックともいえる変化の只中にあって、問題解決に向けた思考力を鍛え上げるための研究の書として、必見の内容です。
書名:ビルディングタイプ学 入門
編著者:中村陽一、髙宮知数、五十嵐太郎、槻橋 修
仕様:A5判、256ページ
定価:本体3,200円+税
発売日:2020年5月14日(木)