CULTURE

micelle / 片田友樹氏がリノベーションを手がけた鹿児島のホテル〈KOTOBUKI HOTEL〉

CULTURE2020.11.16

⿅児島⼤隅半島の中央部、鹿屋市に、築30年以上のビルをフルリノベーションしたホテル〈KOTOBUKI HOTEL〉が、2020年10月8日に開業しています(寿商会 2020年10月11日プレスリリース)。リノベした建物のほか、新築した棟の2つから成ります。

建築設計を担当したのは、福岡市に事務所を構える片田友樹氏(micelle代表)。そのほか、ホテルフロントのアートワークを現代美術家の五月女哲平氏が、屋上庭園の植栽計画を鹿児島のAraheam(アラヘアム)が担当しています。

ホテルの1Fには、クラフトジンをメインにしたバー「BEBU」やカフェスペース、フラワーショップ「リトルドア」を併設し、宿泊利用者だけでなく、地元の人々にも開かれた空間となっています

フロントのアートワークは、五月女哲平氏によるオリジナル作品

客室 ツイン

客室 セミダブル

客室 スタンダードシングル

アメニティも地元のボタニカルファクトリー製

〈KOTOBUKI HOTEL〉を運営するコトブキの親会社は、鹿屋市の地元企業で、1953年(昭和28)設立の株式会社寿商会。「食の種が育まれる時から食を提供するまでのストーリーを食べる瞬間に感じてもらいたい」を掲げ、畜産用飼料・関連商品の販売・輸入や飲食事業などを展開しています。

「kotobuki cheese」など鹿屋の食材を使った朝食

同社が製造しているオリジナルチーズ「kotobuki cheese」は、ジャパンチーズアワード2020金賞を受賞しています(このチーズの製造・販売を行っているチーズ工場〈KOTOBUKI cheese〉の店舗設計を、片田氏が2016年に手がけています)。

〈KOTOBUKI HOTEL〉では、この「kotobuki cheese」と、寿商会が自社の飼料で育てた豚など、鹿屋産の食材による朝食を提供。地産地消、地元密着型のホテルです。(en)

〈KOTOBUKI HOTEL〉
所在地:鹿児島県鹿屋市北田町5-40(Google Map
客室数:1室(スイート2、ツイン13、シングル56 / 宿泊料金シングルルーム5,800円~)
プロジェクトチーム
建築設計:片田友樹(かただともき)/ micelle
https://micelle.jp/
ロゴ・サイン計画:井上寛教(いのうえひろのり)/
F&S CREATIONS
https://www.fands-c.com/
アートワーク:五月女哲平(そうとめてっぺい)
http://aoyamameguro.com/teppei-soutome/
植栽・ガーデン:Araheam(アラヘアム)
http://araheam.com/
アメニティ:ボタニカルファクトリー
https://botanical.co.jp/
運営:コトブキ
https://kotobukishokai.co.jp/
開業日:2020年10月8日

〈KOTOBUKI HOTEL〉公式ウェブサイト
https://kotobukihotel.com/

〈KOTOBUKI cheese〉公式ウェブサイト
http://kotobukicheese.com/

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