東京都が進めている、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向けたさまざまな事業の一環で、都が今年度行なっている、都市のデジタルツイン[※1]の実現に向けた関連事業「東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト」において、デジタルツインの基礎となる3Dデジタルマップの可視化と、それらを活用したさまざまなシミュレーションを実施。その取り組みの内容が2021年1月28日 14:00より公開されました(2021年1月28日プレスリリース)。
わかりやすく見えるかたちで発信することで、都市のデジタルツイン実現に向けた機運の醸成を図ります。
※1.センサーなどから取得したデータをもとに、建物や道路などのインフラ・経済活動・人の流れなどのさまざまな要素を、サイバー空間上に「双子(ツイン)」のように再現したもの
都では、今後もデジタルツインの実現に向け、具体的なユースケースや活用方法などの検討を進め、複雑化する社会的課題の解決や、都民QOL向上に資する都市のデジタルツイン実現を目指すとのこと。
1.都市のデジタルツイン実現に向けたコンセプト動画
(1)都市活動(街の混雑状況)
GPSによる位置情報[※2]を活用し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大による緊急事態宣言(2020年4月~)の前後において、道路単位で流動人口の変化を可視化
※2.許諾を得た上で送信されたGPSによる位置情報を利用
(2)オフィスの疎密状況
データ利活用実証プロジェクト[※3]の内容を反映し、「エリア・ビル・フロア」における混雑可視化を実施
※3.データ利活用実証プロジェクト PROJECT01 紹介ページ:
https://www.senryaku.metro.tokyo.lg.jp/society5.0/core_project01.html
(3)日照・風況
時間経過による日照の変化、ある地点における風況の変化のシミュレーションを実施
2.西新宿エリア3D都市モデルデータの可視化
西新宿エリアの3D都市モデルデータをWebブラウザで閲覧でき、さまざまな角度から西新宿を体感できる(推奨ブラウザ:最新版Chrome、Safari、Edge)
以上のコンテンツのほか、コンセプト動画は順次追加される予定です。
東京都戦略政策情報推進本部ウェブサイト
https://www.senryaku.metro.tokyo.lg.jp/society5.0/digitaltwin.html