世界的なラグジュアリーホテルブランドの1つ、「Four Seasons Hotel(フォーシーズンズホテル)」が、大阪市内に初進出します。
東京建物が「ONE DOJIMA PROJECT」として概要を発表したもので、建物の全体設計は日建設計、施工は竹中工務店が担当。フォーシーズンズホテルと、プライベートレジデンス「Brillia」が一体となった、超高層の複合タワー開発となります。
なお、発表によれば、フォーシーズンズホテルが入る分譲住宅との高さ約60m以上の超高層複合タワー開発は日本初とのこと(2021年3月末時点、東京建物調べ)。
「ONE DOJIMA PROJECT」は、東京建物と、Hotel Properties Limited(HPL / 本社:シンガポール、最高責任者:オン・ベン・セン)が共同で開発を推進する、住宅とホテルを中心とした、関西圏でも大規模な再開発プロジェクトです。すでに2020年8月1日に着工しています。建物の竣工は2024年の予定です。
建物は高さ約195m(49階建て)、延床面積は約8.2万m²と、大阪市内でも有数の規模を誇ります。
「旅とアート」をコンセプトに、国際水準の機能を備えた住宅と、トップクリエイター(後述)のデザインによるスパトリートメントやジムを備えたスパや、多様なシーンで利用可能なレストラン、カフェやバー、観光やビジネスの拠点となるバンケットなどを備えた大型複合タワーとなる予定です。
また、本プロジェクトは、大阪で初めて「宿泊施設の整備に着目した容積率緩和制度」の適用による、大阪市による特定街区の都市計画決定を受けた開発です。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の収束後、いわゆるアフターコロナを見据え、大きな注目が集まる2025年に向けて、ますます発展する大阪の国際競争力強化に寄与し、大阪のシンボルとなる開発を実現するとのこと。
参画するホテルデザイナーとして、グエナエル・ニコラ(キュリオシティ)、緒方慎一郎(SIMPLICITY)、小市泰弘(デザインスタジオ・スピン)の3氏が発表されています。
高さ約195m・地上49階・総戸数466戸を誇る、建物自体をアート作品と捉えたタワーレジデンスです。
JR大阪駅から徒歩9分の立地というロケーションに、多様な住宅ニーズに応えるべく、専有面積は30m²台~最大230m²台、天井高は約2.7m~最高約4.0mとゆとりの空間を実現します。
また、2階と43階には、コンシェルジュを配置し、さらに、エントランス部分に警備員が常駐することで、安心の24時間有人管理サービスを提供します。
最上階には、居住者全員が利用可能なラウンジ・パーティルームをはじめとした豊富な共用施設を完備するなど、国内トップクラスのレジデンスにふさわしいホスピタリティの実現を目指します。
共用空間のインテリアデザインは、日本初進出のオランダのデザイナー、ピエト・ブーン(Piet Boon)氏がコーディネートし、インターナショナルなホスピタリティとエレガントなエッセンスを演出します。またアート監修には、森美術館前館長である南條史生氏を起用し、約50点を超えるアート作品を共用部各所に設置します。
建物の全体設計は日建設計。同社のチーフデザインオフィサーである大谷弘明氏の手による「帆」をイメージさせる優美なデザインを具現化します。(en)
東京建物 プレスリリース(2021年4月8日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000052843.html