CULTURE

〈南三陸311メモリアル〉今秋開館予定

隈研吾設計の震災伝承施設が団体予約の受付を開始


CULTURE2022.03.10

隈研吾建築都市設計事務所の設計で、今秋オープン予定の南三陸町震災伝承施設〈南三陸311メモリアル〉が、2022年3⽉10⽇(木)より、施設内で提供するアクティブラーニング型プログラムの団体予約受付を開始します(⼀般社団法⼈南三陸町観光協会発表)。

〈南三陸311メモリアル〉は、宮城県南三陸町で建設が進む、「⾃分、そしていのちと向き合う」をコンセプトにした震災伝承施設です。オープンは2022年10⽉を予定しています(10月1日に決定:後日発表)。

南三陸町震災伝承施設〈南三陸311メモリアル〉

道の駅南三陸 鳥瞰イメージ

主たる館内プログラムは、2011年3月11日の東日本大震災発生当時の南三陸町の状況を伝えるもの。地域住⺠にインタビューを実施し、被災した人々の証言を基にしたドキュメンタリー映像を通して、来館者それぞれが防災について考えることを促す内容。加えて、その⽇から体験した各個が行動に移せる、防災・減災アクションを考えるワークショップなども実施予定です。

展示・プログラム(予定)
・東⽇本⼤震災の震災遺物の展⽰
・クリスチャン・ボルタンスキー(1944-2021)の作品展示
・地域住⺠の体験を基にした映像から⾃分との対話を深める参加型プログラム
・写真家・浅⽥政志氏による「みんなで南三陸」写真展⽰
・復興⽀援への感謝を伝える交流展⽰

今回の予約開始は、企業や団体の学習・研修旅行などの利用も想定したもので、大型バスが停まれる駐車場も完備しています。
個人での予約受付開始は、2022年8月頃を予定しているとのこと。

南三陸町震災伝承施設〈南三陸311メモリアル〉

「南三陸体験学習プログラム」Webサイト 画面

また、南三陸町観光協会では、震災当時の地域を巡るバス車内からのガイドツアーや、地域住⺠から震災体験を聴きながら町内を歩くガイドツアーの手配も行っています。

南三陸町体験学習プログラム予約受付ページ
https://www.m-kankou.jp/educational-travel/experience-menu/disaster-prevention/

一般社団法人南三陸町観光協会
https://www.m-kankou.jp

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

〈南三陸311メモリアル〉関連ニュース

CULTURE2022.02.07

隈研吾設計〈南三陸311メモリアル〉が上棟

2022年10月オープン予定

東日本大震災に関する展覧会・シンポジウム

FEATURE2021.03.10
【内覧会Report】特別企画「震災と未来」展 -東日本大震災10年-
CULTURE2021.03.18

メッセージ動画「みんなの家 東日本大震災から10年を迎えて」

伊東豊雄氏が代表を務めるNPO法人HOME-FOR-ALLがYouTubeで公開

隈研吾建築都市設計事務所 プロジェクト TOPICS

FEATURE2020.11.13

Special report: Coverage of the media preview

隈研吾デザイン監修〈角川武蔵野ミュージアム〉11/6 グランドオープン!【Report】
FEATURE2020.12.14
【内覧会Report】隈研吾設計 東工大〈Hisao & Hiroko Taki Plaza〉が竣工、大友克洋原画の陶板レリーフがお目見え
FEATURE2021.06.25
内覧会Report: 隈研吾デザインによる公共トイレ〈森のコミチ〉が渋谷区鍋島松濤公園にオープン
FEATURE2021.08.05

【会場レポート】「隈研吾展 新しい公共性をつくるための😸の5原則」

東京国立近代美術館にて9月26日(日)まで
FEATURE2021.09.23
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)が10/1開館、設計は隈研吾氏が担当【内覧会レポート】
CULTURE2020.10.28

隈研吾設計(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館

施設概要を江戸川区が発表
CULTURE2022.02.05

隈研吾設計〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

スノーピーク初の温浴施設併設の体験型複合リゾートが三条市の本社エリアに4/15開業
CULTURE2022.04.01

隈研吾監修〈バンヤンツリー・東山 京都〉2024年春開業予定

インテリアデザインをdwp、客室デザインを橋本夕紀夫デザインスタジオが担当
CULTURE2022.05.10

隈研吾氏が東海市横須賀町の新施設を設計

地域と調和した外観デザイン、映像を活用した交流施設に
  • TOP
  • CULTURE
  • ARCHITECTURE
  • 隈研吾設計の震災伝承施設〈南三陸311メモリアル〉が団体予約の受付を開始、開館は今秋予定
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ