パビリオンDATA
- 設計
永山祐子建築設計、大林組- エリア
東ゲートゾーン- テーマ
“Unlock your nature”
パナソニックグループパビリオン 「ノモの国」の見どころポイント!

Photo: OMOTE Nobutada
〈パナソニックグループパビリオン ノモの国〉(以下、ノモの国)は、パナソニックグループが長年培ってきた「ひとの理解」研究に基づく技術などを活用し、子どもたちの感性を刺激することで想像力を解き放つ、体験型パビリオンです。
約30分間の非日常体験ができる「Unlock体験エリア」と、未来社会のアイデアを具現化した展示エリア「大地」で構成されています。

Photo: OMOTE Nobutada
〈ノモの国〉の「Unlock体験エリア」では、立体音響システムや360°映像システム、振動や風によるハプティクスなど光・映像・音・空気に関する技術を用いた体験や巨大な映像を映し出す幅7m×高さ3.5mの「滝=ミストウォール(※1)」を潜り抜ける体験を提供するほか、直径1.3mもの映像が天井から目の前に降り注ぐ「ボルテックスリング(※2)」による幻想的なミスト演出なども行い、子どもたちの五感を刺激するイマーシブな空間を実現しています。
また、無線タグ(RFID)やカメラによって一人ひとりの行動データを独自開発した感性モデルで分析するほか、表情データを基に感情を分析することで、子どもたち一人ひとりの秘めた力や可能性をストーリーとして、「蝶(※3)」のモチーフと一緒に描き出します。
※1 拡散を抑制して遠方まで気流を届ける技術で作られた粒径6 μmの極微細ミストの映像スクリーン。
※2 渦輪気流にミストを閉じ込めて遠方まで飛ばす技術で作られたミストの輪。5台のボルテックスをつくり出す装置を設置。
※3「ノモの国」のために独自開発された感性モデルにより「性格的な強み4パターン」と「強みを発揮する環境8パターン」に分類し、表情分析を組み合わせることによって1人ひとりの蝶を描き出す。

パナソニックホールディングス 提供

Photo: OMOTE Nobutada
〈ノモの国〉は、NTTパビリオンから供給されるゼロカーボン電力由来の水素で発電し、パビリオンを夜間にライトアップします。さらに、ガラス型ペロブスカイト太陽電池の描画の自由度を生かしてアート作品を表現したプロトタイプも展示。
パビリオンの主要部材には使用済みの「家電」や工場で生まれる「端材」、社会課題になっている「廃材」をリサイクル・アップサイクルして使用する資源循環型パビリオンです。

Photo: OMOTE Nobutada

Photo: OMOTE Nobutada

Photo: OMOTE Nobutada
建築DATA
出展社:パナソニックホールディングス
所在地:大阪 夢洲
構造:S造
延床面積:1,731m²綜合プロデューサー:電通、電通ライブ
設計監理:大林組、永山祐子建築設計
施工:大林組
展示:乃村工藝社
構造設計:大林組、構造計画研究所
照明計画:岡安泉照明設計事務所
テキスタイルデザイン:安東陽子デザイン
運営:コングレ
トップ写真撮影:OMOTE Nobutada
テキストは「ノモの国」公式ウェブサイト、プレス向け体験会資料より
万博特設サイト「SPECIAL FEATURE EXPO2025」は こちら▼