マンモスの骨で造られた先史時代の家からビルバオのグッゲンハイム美術館まで、あるいはスーダンの日干レンガ造りのモスクからマオリ族の集会所まで、豊富なカラー写真と図版とともに、古今東西の建築をコンパクトに紹介した海外書籍の日本語訳本が刊行されました。
監修は英国人建築史家のバルナバス・カルダー氏、日本語版監修者と訳者のひとりとして五十嵐太郎氏がクレジットされています。

『図鑑 建築全史』中面

『図鑑 建築全史』中面 目次

『図鑑 建築全史』中面 目次
目次
1 始まりの多様性 後300年以前
シェルター
泥
古代近東
石
古代エジプト
アメン・ラー神殿
柱とピア
古代ギリシャ
アケメネス朝
パルティアおよびササン朝ペルシアの建築
アーチ
古代ローマ
パンテオン
初期仏教建築
初期南米
初期メソアメリカ2 世界各地の発展 300~1100年
マヤ建築
プエブロ族
アフリカの要塞
エチオピアの岩窟聖堂
初期キリスト教建築とビザンティン建築
ドーム
初期イスラーム建築
ロマネスク
初期中華帝国
初期韓国・朝鮮
初期日本
木材
仏教建築
インドの寺院3 神と統治者 1100~1500年
クメール朝
中華帝国
中世日本
ティムール朝
西方イスラーム建築
アルハンブラ宮殿
スーダン・サヘル建築
アステカ建築
インカ建築
ロングハウス
ゴシック
木造軸組建築
城砦4 文明の衝突 1500~1750年
ロシア正教会建築
オスマン朝建築
サファヴィー朝建築
ムガール帝国
イタリア・ルネサンス
建築家
イタリアを超えたルネサンス
バロック
サン・ピエトロ大聖堂
ロココ
チュリゲラ様式
イヌイットの建築
アメリカ植民地時代5 石炭燃料の台頭 1730~1900年
新古典主義
ガラス
ジョージアン様式のテラスハウス
産業建築
鉄と鋼
ゴシック・リヴァイヴァル
ボザール
マオリ族の建築
折衷主義
アーツ・アンド・クラフツ
アール・ヌーヴォー
サグラダ・ファミリア贖罪聖堂
摩天楼6 石油と電気 1900~1970年
歴史主義
新しい試み
未来派
構成主義
表現主義
デ・ステイル
モダニズム
サヴォア邸
アール・デコ
ストリップト・クラシシズム
ミッドセンチュリー・モダン
批判的地域主義
鉄筋コンクリート
ブルータリズム
新表現主義
メタボリズム7 危機と希望 1970年以後
ミニマリズム
ハイテク建築
ポストモダニズム
CAD
ビルバオ・グッゲンハイム美術館
脱構築主義
詩的な建築
レトロフィット建築
持続可能な建築

『図鑑 建築全史』中面

『図鑑 建築全史』中面

『図鑑 建築全史』中面

『図鑑 建築全史』中面
著者情報
監修者:
バルナバス・カルダー(Dr. Barnabas Calder)
リバプール大学建築学部上級講師、建築史研究クラスター代表、英国建築史家協会理事
主な著書に、人類史から建築とエネルギー利用の関係を歴史的に読み解いた初めての本である『Architecture: From Prehistory to Climate Emergency』や、『Raw Concrete: The Beauty of Brutalism』などがある日本語版監修者:
五十嵐太郎(いがらし たろう)
建築史家、建築批評家、東北大学大学院工学研究科教授。
1967年フランス・パリ生まれ。1992年、東京大学工学系大学院建築学専攻修士課程修了、博士(工学)
主な著書に『新編 新宗教と巨大建築』(ちくま学芸文庫、2007年)、『現代日本建築家列伝』(河出ブックス、2011年)、『モダニズム崩壊後の建築 1968年以降の転回と思想』(青土社、2018年)、『建築の東京』(みすず書房、2020年)、『世界の名建築歴史図鑑』(エクスナレッジ、2021年)などがある
第11回「ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展」(2008年)日本館展示コミッショナー、「あいちトリエンナーレ2013」芸術監督など歴任

『図鑑 建築全史』中面 表紙
監修:バルナバス・カルダー
日本語版監修:五十嵐太郎
訳者:五十嵐太郎、市川紘司、一色智仁、伊藤喜彦・加藤 慧、菊地尊也、北川佳子、菅野裕子、髙橋 響、飛ヶ谷潤一郎、守田正志、横手義洋、吉川彰布
翻沢協力(用語集):東京都立大学伊藤喜彦研究室
判型:A4変型
総頁数:440ページ
定価:6,930円(本体6,300円+消費税)
刊行:2025年8月18日
版元:東京書籍