COMPETITION & EVENT

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

ヴィジュアル・アートに革命をもたらしたブライアン・イーノによる音と光の展覧会、京都にて開催!

英国出身のアーティスト、ブライアン・イーノによる展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(ブライアン・イーノ ・アンビエント・キョウト)」が、6月3日より京都にて開催されます。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)作品

Brian Eno, installation ‘Revolutionary Domestic’, 2018. CRGS Art Building by Tadao Ando in San Pedro, Garza-Garcia NL, Mexico

音と光がシンクロしながら途絶えることなく変化し続ける空間芸術など、イーノが提唱した「ジェネレーティヴ・アート」は、ヴィジュアル・アートに革命をもたらしました。さらに、興味深く聞くことも、聞き流すことも、無視することもできる、鑑賞する側のあらゆる聞き方を受容する、20世紀の音楽文化における最も重要な革命的概念「アンビエント・ミュージック」も、イーノが創始者とされています。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)作品

ブライアン・イーノ アルバム『アンビエント 1:ミュージック・フォー・エアポーツ』 (1978)

ブライアン・イーノ(Brian Eno)プロフィール

ミュージシャン、プロデューサー、ヴィジュアル・アーティスト、アクティビスト。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)近影

Photo by Cecily Eno

1970年代初頭にイギリスのバンド、ロキシー・ミュージックの創設メンバーの1人として世界的に注目を集め、その後、一連のソロ作品やさまざまなコラボレーション作品を発表。
プロデューサーとして、トーキング・ヘッズ、ディーヴォ、U2、ローリー・アンダーソン、ジェイムス、ジェーン・シベリー、コールドプレイなどのアルバムを手がけ、デヴィッド・ボウイ、ジョン・ハッセル、ハロルド・バッド、ジョン・ケイル、デヴィッド・バーン、グレース・ジョーンズ、カール・ハイド、ジェイムス・ブレイク、そして実弟のロジャー・イーノともコラボレーションを行なう。
ロジャーとは、初の兄弟デュオ・アルバム『ミキシング・カラーズ』を2020年にリリースしているほか、これまでに40枚以上のアルバムをリリースしている。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)が手がけたアーティストたちのアルバム

ブライアン・イーノが手がけたミュージックアルバム(左上から時計回りに『David Bowie – Heroes』『U2 – Josua Tree』『Talking Heads – Remain In Light』『Coldplay – 美しき生命』

音楽活動と並行して、光や映像を使ったヴィジュアル・アートの創作活動を続け、ヴェネツィア・ビエンナーレ、サンクトペテルブルクのマーブル・パレス、北京の日壇公園、リオデジャネイロのアルコス・ダ・ラパ、シドニー・オペラハウスなど、世界各地で展覧会やインスタレーションを開催している。

長期的スパンで文化的施設や機関の基盤となることを目的とする「Long Now Foundation」の創設メンバー、環境法慈善団体「ClientEarth」の評議員、人権慈善団体「Videre est Credere」の後援を務める。2021年4月には「EarthPercent」を立ち上げ、音楽業界から資金を集めて、気候変動の緊急事態に取り組む最も影響力のある環境慈善団体への寄付を行っている。

「ありきたりな日常を手放し、別の世界に身を委ねることで、自分の想像力を自由に発揮することができるのです。」(ブライアン・イーノ)

BRIAN ENO WebSite
https://brian-eno.net/

主要3作品ほか、音と光のインスタレーション

日本においては国内最大規模となる本展は、音と光のインスタレーションを中心に展開されます。音と光がシンクロしながら途絶えることなく変化し続け、その空間のその時に、観客のそれぞれが異なる鑑賞体験をするという参加型の空間芸術です。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)作品

’77 Million Paintings’ ※過去の展覧会会場風景

会場では、イーノのヴィジュアル・アートの代表作である〈77 Million Paintings〉、〈The Ship〉、〈Light Boxes〉のほか、これが世界初展示となる作品〈Face to Face〉も出展されます。

代表作品 概要

77 Million Paintings(77 ミリオン・ペインティングス)
途絶えることなく変化する音と光がシンクロして生み出される空間芸術作品。
「7700万」という数字は。システムが生み出すことのできるヴィジュアルの組み合わせを意味している。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)作品

’77 Million Paintings’ ※過去の展覧会 会場風景

〈77 Million Paintings〉は、2006年に東京・ラフォーレミュージアム原宿にて開催された音楽映像インスタレーショ ン展「77 Million:An Audio Visual Installation by Brian Eno」にて初めて展示され、その後もアップデートを繰り返しながら世界各地を47回巡回している作品です。世界中のアート・ファンを魅了し、ヴィジュアル・アート界を代表する作品が、このほど16年ぶりに日本への”帰還”を果たします。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)作品

‘The Ship’ ※過去の展覧会会場風景

The Ship(ザ・シップ)
イーノの代表的なオーディオ・インスタレーション作品。多数の個性的なスピーカーから個別の音が鳴ることで、場所によって異なる音が聴こえ、また、鑑賞者が展示空間を移動すると、個別のスピーカーから出る音を自発的にミックス。スピーカーが視覚的な特徴となるよう、照明演出も行われます。

ブライアン・イーノ(Brian Eno)作品

Brian Eno ’Amun’, 2020. Light box. 31.6×31.6×5cm

Light Boxes(ライト・ボックス)
光りながら常に新たな色彩の組み合わせへと変わってゆく、LED技術を駆使した光の作品。
作品の表面下にあるボックスが照らされ、光の色の組み合わせがゆっくりと変化すると共に、作品に対する見方も変化し、流れるような光の魅惑的な世界に引き込まれます。

また、本展では、展示室以外の空間でもイーノ作品を鑑賞することができます。館内廊下や階段、化粧室などでも、イーノのオーディオ作品『The Lighthouse』が、ワイヤレススピーカー&サウンドシステム(Sonos)を通じて流されるというもの。

この『The Lighthouse』は、ブライアン・イーノの膨大な未発表作品のアーカイブに特化した限定ラジオ・ステーションとして、Sonos Radio HD[*1]にて配信中ですが、日本では未公開の作品です。
国内初展示となるオーディオ作品が、展示空間と作品をシームレスにつなぎ、全館をイーノの世界観で満たします。
*.Sonos Radio HD:オーディオ機器メーカー、Sonosのユーザーが利用できるストリーミング・サービス

会場は、昭和初期に建てられた、築90年を超える歴史ある建築物(京都中央信用金庫 旧厚生センター)。
芸術家としての活動のみならず、環境問題にも早くから取り組んできたイーノが、京都という世界にも知られた文化都市を舞台に、どのようなメッセージを発信するのか? 注目の展覧会です。

京都中央信用金庫 旧厚生センター

京都中央信用金庫 旧厚生センター (開催前 外観)

本展開催にあたり寄せられたアーティストらのコメント

石野卓球
「基本、ENOはいいのが当たり前。」

永山祐子(建築家)
「ブライアン・イーノとの出会いは、就職した青木淳さんの設計事務所の棚の中にあったアルバム『Ambient 1 :Music For Airports』。徹夜もしばしばあったその頃、深夜に静かな音の中で集中して案を考えていた日々が懐かしいです。」

原 摩利彦(音楽家)
「1989年の天河神社での伝説のインスタレーションについては何度か耳にしたことがあり、いつか体験したいと思っていました。深い思索の末に彼が創り出す世界はどんなものなのか。「楽しみ!(Can’t wait!)」以外の言葉がありません!」

真鍋大度(アーティスト / Rhizomatiks共同主宰)
「音楽的な映像、風景映像のような音楽。そういった言葉がイーノの作品にはしっくりくる。映画音楽の作曲家のように職人的になりすぎず、技術と程よい距離感を保ちながら時代の空気を微かに取り入れる。コンセプトは作品形態が変わっても、新しい技術を使っても全ての作品を1本の串で串刺しにできる。
イーノの作品は自分の中で物差しのような存在である。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)で変わってしまった私たちの価値観や音楽の意義が、イーノの作品を体感することで見えてくることがあるかもしれない。」

山口一郎(サカナクション / NF)
「イーノを知るきっかけは千差万別です。入口は幾多もありますが、出口は常にイーノらしい”何か”なのです。僕はそれを知りたい。」

若林恵(編集者 / 黒鳥社)
「建築家ではなく庭師のように考える。終わりではなく始まりをデザインする。いま、イーノは、統御=コントロールを離れ、自生的な秩序をもたらす者の比喩として、「建築家」に「庭師」を対置させて語る。「庭師」というモチーフには「環境/地球」と、これからの人間がどう向き合っていくべきかという含意があるのはいうまでもない。」

本展が開催される京都の会場では、ライアン・イーノ公式ストア[ENOSHOP]もオープン。本展のために制作された図録をはじめ、Tシャツ、トートバッグ、そして京都の老舗和菓子店・鍵善良房とコラボレーションした和菓子など、計4種のオフィシャル・グッズが販売されます。
このほか、イーノが1970年代に考案し、画家のピーター・シュミットと共同で制作したカードが113枚入った、クリエイターズ必携とされるアイテム『オブリーク・ストラテジーズ』、限定アート・プリント、音楽・映像作品を収録したメディアなど、イーノ作品を取り扱います。

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

公式オリジナルグッズなどで展開される本展キービジュアル

なお、公式ストア[ENOSHOP]は、6月3日から7月14日にかけて、東京・代官山の[代官山 蔦屋書店]の店内にもオープンします(和菓子など一部のグッズは取り扱いなし)。
同書店では、デザインフロア、ミュージックフロア、シェアラウンジの3つのフロアを使い、それぞれの切り口でブライアン・イーノを特集。館内にはSonosスピーカーも設置し、ブライアン・イーノの膨大な未発表作品のアーカイブ『The Lighthouse』の音源が流れます。

また、イーノ展が開催される今夏、京都では、世界のカルチャー・シーンを牽引してきたデヴィッド・ボウイ、アンディ・ウォーホルに焦点をあてた展覧会も相次いで開催されます[*2]。これを記念して、3会場では入場料の相互割引が実施されます。

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

会期:2022年6月3日(金)〜8月21日(日)※会期中無休
開館時間:11:00-21:00(入場は閉館30分前まで)
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
所在地:京都市下京区中居町七条通烏丸西入113(Google Map

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO MAP

会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター 周辺マップ

料金(小学生以下のみ無料):
平日:一般 2,000円、専門・大学生 1,500円、中高生 1,000円
土日曜・祝日:一般 2,200円、専門・大学生 1,700円、中高生 1,200円
チケット販売サイト(※前売券の発売は6月2日まで、日時指定を推奨)
https://www.e-tix.jp/ambientkyoto/

主催:AMBIENT KYOTO実行委員会(TOW、京都新聞)
企画・制作:TOW、Traffic
協力:α-station FM KYOTO、京都METRO、CCCアートラボ
後援:京都府、京都市, ブリティッシュ・カウンシル、FM COCOLO
機材協賛:Genelec Japan、Bose、Magnux、静科、SONOS
特別協力:Beatink、京都中央信用金庫

「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」展 公式サイト
http://ambientkyoto.com

展覧会公式SNS
Twitter
https://twitter.com/ambientkyoto
Instagram
https://www.instagram.com/ambientkyoto
Facebook
https://www.facebook.com/ambientkyoto


*2.相互割引が実施される3つの展覧会は以下の通り(会場での当日券販売に限るなど規定あり)

・「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」(京都中央信用金庫 旧厚生センター)
・「時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA リターンズ 鋤田正義写真展」(美術館「えき」KYOTO)
・「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」(京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」)

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