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3年ぶりの開催!OKAMURA Design Space R 第18回企画展『Tamping Earth』-オフィス空間にあらわれる土の実験劇場-

齊藤正轂工房がつくりあげる版築の舞台でパフォーマンスや映像作品を上映

OKAMURA Design Space R(ODS-R)とは、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ・ガーデンコート内にある、オカムラのショールームの一角を会場に開催される、「建築家と建築以外の領域の表現者とのコラボレーション」をテーマに掲げた企画展です。
2003年の開始以来、建築・アート・デザインの枠組みを超えた新しい表現の場がいくつも創出され、毎夏の恒例企画展として話題を集めてきました。



# OKAMURA Design Space R YouTubeチャンネル「OKAMURA Design Space R Teaser 2022」(2022/06/07)

ODS-R 企画展アーカイブ
企画建築家:北川原温、隈研吾、芦原太郎、内藤 廣、江頭 慎、伊東豊雄、妹島和世、嶋一浩+赤松佳珠子、青木 淳、平田晃久、ヨコミゾ マコト、古谷誠章、藤本壮介、西沢立衛、阿部仁史、新居千秋、横河 健
協働者(抜粋):廣瀬通孝、アルバロ・カシネリ、takram design engineering 、荒神明香、佐々木睦朗、諏訪綾子、戸恒浩人、金田充弘、WOW、ほか

2020年、2021年は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響を受け、開催が見送られたため、今夏に開催される、18回目を数えるODS-Rは、実に3年ぶりの企画展となります。

今回、着目する素材は土(つち)。企画建築家として、香川県丸亀市にて自身の設計事務所・齊藤正轂工房を構え、版築という素材・技術を用いて、世界的なネットワークで新たな人間環境のあり方に取り組んでいる、齊藤 正氏を迎えます。

齊藤 正(Tadashi Saito)プロフィール
齊藤正轂(さいとう ただし)近影
1965年香川県生まれ。1988年近畿大学工学部卒業。1989〜1992年栗生総合計画事務所勤務。1992年に齊藤正轂工房一级建築士事務所を設立(2007年に齊藤正酸工房に改称)。
2000年より近畿大学工学部非常動講師、2005年APECアーキテクト登録。

齊藤正酸工房ウェブサイト
http://koshiki.net/

“『Tamping Earth』-オフィス空間にあらわれる土の実験劇場-” をテーマに掲げた本展の協働者は、齊藤氏の指名により、映画監督の本広克行氏がオンライン上で立ち上げたクリエイティブサロン、本広組Creative Salon FOE(FOE: Forest of Entertainment)。さらに、演劇・舞踏界で活躍する2氏も迎えて、版築による”ステージ”が構築された会場にて、FOEが制作した映像作品を上映するほか、ダンス、新作演劇『Fabrica 4.0.1』の公開稽古などが行われ、東京の真ん中に「オフィス空間にあらわれる土の実験劇場」が出現します。

OKAMURA Design Space R(ODS-R)企画展『Tamping Earth』

コラボレーター(左から):本広組Creative Salon FOE(ロゴマーク)、高井浩子氏、矢内原美邦氏

展覧会ステートメント
建築家 Architect(architekton)という言葉は、アルケーをテクトニックするという意味で、根源を技術的に / 美学的に表現する者という言葉である。
「アルケー(根源)は、土・水・火・空気の4大リゾマータや数である。」という説があるが、今回の展示は土がそのアルケーであると仮定して行われる。

土は、古来より建築材料として広く取り入れられてきた。日本においてもその歴史は古く、寺社仏閣などの古典的な建築の壁や塀などに多く用いられてきた。

版築は、土に硬化材を混ぜて突き固めたものであり、今日でも世界中で用いられている。原料が土であることから、現地の土を使えば、輸送マイレージが無いこと、何度も再構築が可能なこと、硬化材として使用するセメントやフライアッシュが コンクリートに比べて格段に少なく済むことから、サスティナブルな材料として再び注目を集めはじめている。

人は自然界からヒントをもらい、その形からアフォーダンスを選択することで 建築や道具を生み出した。それは次第に、それらしきものを見立てるということに転じ、空間的な想像力を身につけた。

ここで行われる演劇やダンスは、アフォーダンスや見立ての理論で成り立っている。身体が求める高さに合うものが椅子となり、また机となる。

本広克行氏が若きクリエイターを育てるためにつくった、本広組クリエイティブ サロンが中心となり、都市のオフィス空間に現れた版築の空間を、劇に変えていく。
本来、演劇は出来上がった完成作品を劇場で見るのが一般的だが、ここでは舞台稽古をしながら舞台芸術をアッセンブルとして組み立てていく様を鑑賞することができる。(建築家 / 齊藤 正)

OKAMURA Design Space R(ODS-R)企画展『Tamping Earth』

第18回ODS-R企画展 開催概要

テーマ:『Tamping Earth』 -オフィス空間にあらわれる土の実験劇場-
建築家:齊藤 正(齊藤正轂工房主宰)
コラボレーター:本広組Creative Salon エンタメの森(FOE / オンラインサロン)、高井浩子(脚本家・演出家・東京タンバリン主宰)、矢内原美邦(振付家・ダンサー・ニブロール主宰)

会期:2022年7月19日(火)~2022年8月5日(金)
開場時間:10:00-17:00
休業日:土・日曜・祝日
会場:オカムラ ガーデンコートショールーム
所在地:東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ・ガーデンコート3F(Google Map)
入場料:無料 ※会場の混雑状況により、入場を制限する場合あり
※会場では、感染症対策を実施

主催:オカムラ
後援:日本建築家協会、日本建築美術工芸協会、東京インテリアプランナー協会
協賛:エステック
企画:OKAMURA Design Space R企画実行委員会(委員長:川向正人 / 企画委員:芦原太郎、北川原 温、内藤 廣、中村雅行)

関連イベント

演目:シンポジウム、演劇(公開稽古)、ダンスパフォーマンス、映画(映像作品)上映
会場:オカムラ ガーデンコートショールーム
定員:各回あり
観覧料:無料
観覧方法:各回予約制(ODS-R 公式ウェブサイトにて受付)

シンポジウム「土・アフォーダンス・見立て」
パネラー:齊藤 正 高井浩子 矢内原美邦
アンカーマン(進行):川向正人
開催日時:2022年7月28日(木)17:00-19:00
参加料:無料(ODS-R 公式ウェブサイトから要申し込み)

OKAMURA Design Space R(ODS-R)公式ウェブサイト
https://ods-r.okamura.co.jp/

本展プレスリリース(協働者プロフィールなど詳細)
https://www.okamura.co.jp/company/topics/exhibition/2022/space_r_2022.html

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