COMPETITION & EVENT

人が“集まりたくなる場所”を追求した新たなオフィスブランド「owns」体験イベント 3/2-3/10南青山にて開催

坂本拓也 / ATELIER WRITEがPOP-UP会場 “beyond the office”を設計

東京・南⻘山1丁目にて、新しいオフィスブランド「owns(オウンズ)」のお披露目となるPOP-UPイベントが3月2日から9日間限定で開催されます。
会場は、カフェ・グリーンショップ・シェアオフィス・ガーデンからなる屋外型複合施設〈SHARE GREEN MINAMI AOYAMA(シェアグリーンミナミアオヤマ)〉のイベントスペースにて。

オフィスブランド「owns」

オフィスブランド「owns」イメージバナー(ヒトカラメディア 2024年2月29日プレスリリースより)

「owns」は、NTT都市開発が間もなく都内4拠点(平河町、日本橋、新橋、八丁堀)で開業を予定している新しいオフィスブランドです。
コロナ禍を経て、かつ誰もが自らの働き方を主体的に選択できる時代だからこそ、リモートワークではなくわざわざ集まることで生まれる熱量や多様なコミュニケーションから見えてくる未来があるという考えのもと、人それぞれの働き方や価値観を尊重しながら「集まることの価値」を最大限高めていくことを目指しており、”集まりたくなる場所”を追求して誕生したとのこと。

オフィスブランド「owns」ロゴ

「owns」ロゴマーク

ownsの商品企画は、ベンチャーを中心とした数多くの企業のオフィス移転支援や、ワークプレイスをはじめとするさまざまな不動産開発を手掛けてきたヒトカラメディアが担当。同社がこれまで培ってきた知見やクライアントからのリアルな声を反映した市場調査をもとに要件定義を行い、商品企画のほか、セットアップオフィスのデザインおよびリーシング支援も担当しています。

”わざわざ集まりたくなる空気感”を表現した、今回のPOP-UP会場の空間デザインは、建築家の坂本拓也氏(ATELIER WRITE)が担当。期間中の植栽計画は、施設内に店舗[SOLSO PARK]を構える、齊藤太一氏が率いるDAISHIZENが展開するSOLSO(ソルソ)が手がけます。

オフィスブランド「owns」POP-UP

POP-UP会場 イメージパース ©︎ATELIER WRITE

オフィスブランド「owns」POP-UP

POP-UP会場 イメージパース ©︎ATELIER WRITE

 

owns pop up space “beyond the office” 設計コンセプト

ハイブリッドな働き方が一般化する現代において、「集まりたくなる場所」を追求して生まれた、NTT都市開発によるオフィスブランド「owns」スタートに先駆けてのPOP-UPである。
仕事と生活の境界を問いかけるような、人々がわざわざ「集まりたくなる」オフィス空間を提案した。

オフィスブランド「owns」POP-UP

コンセプトダイアグラム ©︎ATELIER WRITE

会場となる屋外型複合施設〈SHARE GREEN MINAMI AOYAMA〉は、都市計画公園区域内遊休地の暫定利活用による施設であり、都心の一等地でありながら、閑静で豊かな緑を感じられる環境にある。
イベントのメインエリアは、緑豊かな広場に面する倉庫を改修した建物の一角にあり、空間が十分な高さをもつことから、階段状の客席を造り、来場者が皆で外の緑を眺められるようにした。なお、今回のポップアップでは、複合施設に併設されたカフェ[Little Darling Coffee Roasters]の客席としても楽しむことができる。

「owns」POP-UP会場 モックアップ

部分モックアップ ©︎ATELIER WRITE

「owns」POP-UP会場 モックアップ

部分モックアップ ©︎ATELIER WRITE

階段状客席の構築では、工事現場で利用される「くさび緊結式足場」を支柱として採用。これを自在ジャッキベースで傾け、緩やかな階段状の構造フレームをつくっている。そこに、寸法を統一した木工下地(大引・根太)と踏板、蹴込板を載せる構成とすることで、この規模にして簡素な組み立てを実現している。段下に現れる支柱のホゾを利用し、テーブルやディスプレイ、ブランケット掛けなどもしつらえ、かつそれぞれの構造も簡素化した。(坂本拓也 / ATELIER WRITE)

「owns」POP-UP会場 モックアップ

部分モックアップ 支柱ホゾ ©︎ATELIER WRITE

 

オフィスブランド「owns」POP-UP

POP-UP会場平面図 ©︎ATELIER WRITE

今回の「owns」POP-UPイベントでは、オフィスでは不必要なものなようにもみえながら、自分らしい選択の余地があり、ワーカー同士の会話が生まれる“きっかけ”にもなるようなコンテンツを各種用意され、会場内に配置しています。例えば、さまざまな領域のクリエイターが選書された書物や、場所によって異なる心地よい香り、会話のきっかけをつくり、仕事の合間の息抜きにもなるグラフィカルなボードゲームなど。これらは開業予定の物件での設置が検討されているコンテンツとのこと。〈SHARE GREEN MINAMI AOYAMA〉の既存カフェ[Little Darling Coffee Roasters]との連携も、開業予定物件に付帯する計画の飲食店の活用をイメージすることができるでしょう。

今回のPOP-UPイベントは、「ひらめきが生まれるきっかけを得る」「自らリラックスできる場所を選んで働く」といった、「owns」が掲げるコンセプトを、本格開業に先立ち、実際に体験してもらおうという趣旨で開催されます。

屋外型複合施設「SHARE GREEN MINAMI AOYAMA」

都心の一等地にある緑豊かな屋外型複合施設〈SHARE GREEN MINAMI AOYAMA〉内外観(施設を運営するリアルゲイト プレスリリースより)

owns pop up space “beyond the office”

開催期間:2024年3月2日(土)〜3月10日(日)
営業時間:10:00-19:00(最終日は15:00で閉場)
※期間中、営業時間が変更される場合あり
会場:SHARE GREEN MINAMI AOYAMA イベントスペース(zoon ALL)
所在地:東京都港区南⻘山1-12-32(Google Map
面積:199.5m²(イベントスペース)、2,546m²(SHARE GREEN MINAMI AOYAMA 施設全体)
設計:坂本拓也 / ATELIER WRITE
施工:AB&Co.
植栽:SOLSO
プロパティマネジメント:UDS
企画・運営:arca
owns事業主:NTT都市開発

「owns」ブランドサイト
https://nttud-owns.com/

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/nttud_owns/

オフィスブランド「owns」イメージバナー

NTT都市開発による本イベント告知
https://www.nttud.co.jp/topics/detail/id/n26693.html

プレスリリース(2024年2月26日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000134094.html

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