開始発表時から反響を呼び、提出期限を年明けに控えた第1回「TECTURE AWARD」。
注目を集める1つの理由は、建築系のアワードには珍しく「無償エントリーで賞金が出る」ことにあります。
「TECTURE AWARD」の多彩な賞とそれぞれの内容について、ここでは解説します。
無償エントリーなのに賞金が出る
海外の有名なメディアアワードでは、応募登録自体が有償であることが一般的。それだけで、応募を検討する側にとってはハードルが高いものと認識されています。
しかし「TECTURE AWARD」では、エントリーは無償。そして投票結果に対して賞金が出る仕組みとしています。
賞金総額は350万円で、賞の種類は以下のとおり。
TECTURE賞:ファイナルラウンド進出作品の中から、一般投票で得票数の多かった上位5作品を表彰、賞金を授与(金額は税込)
・GRAND PRIX(1位):賞金 100万円
・2ND PRIZE(2位):賞金 40万円
・3RD PRIZE(3位):賞金 15万円
・4TH PRIZE(4位):賞金 10万円
・5TH PRIZE(5位):賞金 5万円
カテゴリー賞:14のカテゴリーごとに最も得票数が多かった1作品を表彰
スポンサー賞:18作品・賞金 各10万円
TECTUREはプロジェクトを登録するときに、登録写真に建材メーカーなどの製品情報を紐づける仕様になっています。その特徴を生かして、TECTURE賞のほかにスポンサー賞を準備しています。
多様な「カテゴリー賞」が用意されている
「TECTURE AWARD」では、さまざまなジャンルにわたるカテゴリーが用意されています。以下の14のカテゴリーごとに応募された作品について投票が行われ、それぞれのカテゴリー賞が選出されます。
ARCHITECTS – 建築部門
– 住宅・別荘
– オフィス・企業施設
– 集合住宅
– 公共・文化施設
– 宿泊・リゾート施設
– チャペル・宗教施設
– 教育施設
– 仮設・パビリオン
– 商業施設INTERIOR – インテリア部門
– 住宅・レジデンス
– 宿泊・リゾート施設
– オフィス
– 商業・物販
– 飲食
パビリオンなど、一般的なアワードの対象になりにくいプロジェクも受賞の可能性があることは、注目ポイントです。
さまざまなタイプの建築やインテリア空間が、多くの人の目に触れるきっかけとなるでしょう。また、多様なアンバサダーからのコメントにも期待が高まります。
幅広いスポンサー賞も用意
スポンサー賞は、「TECTURE AWARD」に応募されたプロジェクトにゴールドスポンサーの製品が登録されている場合に選考対象となる特別な賞です。
すべての応募作品を対象として、ゴールドスポンサー6社それぞれが、自社製品を活用した優れた3作品を選定。最終結果発表と共に発表、賞が贈呈されます。
ゴールドスポンサー賞:各3作品、賞金各10万円
・DINAONE賞(3作品):賞金 各10万円
・UNION賞(3作品):賞金 各10万円
・MARAZZI賞(3作品):賞金 各10万円
・ABC商会賞(3作品):賞金 各10万円
・NCN賞(3作品):賞金 各10万円
・AICA賞(3作品):賞金 各10万円
一般投票の結果とは関係なく選定されるので、TECTURE賞やカテゴリー賞と同時に受賞する可能性も。
応募作品にスポンサーメーカーの製品を紐づけてエントリーすることで、スポンサー賞にも自動的にエントリーされる仕組みとなっています。
幅広い賞で みんながワクワクするアワードに
エントリーは無償で、一般投票結果に対して多彩な賞と賞金が出る「TECTURE AWARD」。
応募する人と投票する人にとって、また優れた空間事例に触れたいというスポンサー企業にとっても、「TECTURE AWARD」は斬新で期待できる取り組みといえるでしょう。
いよいよ期限が迫っている「TECTURE AWARD」。ぜひ、特設サイトから応募をしてください。