イベントプロモーションや商談会、セミナーの企画運営など「体験価値の創造」をコアにクライアントニーズに応え続ける博展。展示会ブースやパビリオンなど仮設建築物も数多く手がけていますが、近年ショールームや企業エントランスなど常設空間への依頼も増え、広く新メンバーを募集中です。
領域拡大中の常設部門はどのようなメンバーを求めているのか、昨年10月に移転したばかりのオフィスでインタビューしました。
—まずは博展の業務内容と、今回募集する常設部門について教えて下さい
堀田純希・クリエイティブ3局長(以下、堀田):博展は木工の大工が集まるものづくりの小さな会社からスタートして56期目になります。もとより新卒採用が多く、若い力をどんどん入れて、どんな依頼にも「まずは動く」というスタンスの会社です。
博展には「挑戦を続ける」「真摯であろう」「強みを磨く」「チームでつくる」「楽しもう」という5つのVALUEがあるのですが、いい意味で専門性にこだわらず、いろんなことをやってみたいという人が多く、それに対して会社全体でも挑戦させてくれる文化があります。
もちろん結果を出すためには真摯にクライアントと向き合い、1人の知識や経験で足りないところはチームで補い合い、実現のための労は惜しみません。いろんなことに挑戦させてもらえるので何より常に楽しんで仕事できることが博展のよさだと思います。
堀田:その姿勢からなのか、コンセプト型施設など新しい場づくりのご相談をいただくことが多いです。フラッグシップ施設、コンセプトショップ、新ブランドのポップアップショップなど、ゼロから一緒に考えていくプロジェクトに恵まれています。
その中で我々のスタイルとしては「design by doing(動きながら考える)」というテーマを掲げ、枠にはまらないアイデアをさまざまな角度からスタディ、検証しながら実現していく。仮設で鍛えられたスピード感と空間のとらえ方は、常設空間でも存分に活かすことができていると思います。
__みなさんが担当されたプロジェクトについてお聞かせください
青山高久・デザインルーム長(以下、青山):常設のプロジェクトでは、まずチームビルディングからスタートします。初めから設計担当が入ることもあれば、デザイナー自身が設計したり、プロジェクトを進めていくうちに必要に応じてデジタルディレクターやグラフィックデザイナーなどに声をかけたりしています。それぞれが専門領域をまたぎながら、アイデアや課題を話し合ってアクションを起こしていく感じです。
堀田:NTT東日本の本社共有部の設計を依頼されたときは、ビジネスコミュニケーションが大前提ですが、どんなコミュニケーションの取り方にするかを僕たちはくみ取らないといけない。その中で受付や待合、会議室などのほかに配信スペースも設計しました。博展にはセミナーやカンファレンスで配信をディレクションしているチームもあるので、どう空間に落とし込むか専門分野を越境しながら検討したプロジェクトです。
川口周二・デザインルーム長(以下、川口):工作機械メーカーの工場新設にあたってショールームを設計した際は、内装設計だけでなく、展示のコンテンツ領域まで入らせていただきました。企業ショールームでは、よく沿革を年表グラフィックなどで訴求することを求められるのですが、ここでは初期の工作機械が佇むことだけで、企業の歴史や威厳を最大限に伝えています。これは展示のコンテンツ領域にまで踏み込んだからこそできた空間表現です。
青山:私が担当した〈日本橋西川〉は、コレド日本橋(東京都中央区日本橋)に入る歴史ある寝具店の店舗です。寝具を売るだけなら商品を陳列させればよいのですが、羽毛布団など商品へのこだわりやよさをより伝えようと。そこで実際にマットレスに座れたり、測定して枕をつくってみたりといった、単なる体験要素だけでなく歴史やストーリーと絡めた提案をしました。
___どのような人に応募してもらいたいですか?
青山:自分が決めたゴールじゃないところで人は成長していくと思うんです。1人でやっていても見えないところに成長があるから、専門性や領域を超えてチームで挑戦していくことに意味があると思っています。1つのプロジェクトが終わるとまったく別の仕事が来るので、変化には強くなれます(笑)。
川口:博展にはいい意味で特化したジャンルをもたないので、毎回さまざまな職種の企業や規模のプロジェクトに関われます。まだ誰も挑戦したことのないクリエイティブに興味がある方は楽しめる仕事だと思います。
堀田:大切にしなければいけないのは、どのクライアントともコミュニケーションを取って踏み込んだ提案ができることや、企業エントランスでも小さな家具のデザインでも、同じ熱量で取り組めることだと思います。前職のキャリアは当然生かしてほしいと思っていますが、自分のスペシャルな部分に留まらず、それをベースに新しい挑戦をして自分も会社も成長していけたらいいですよね。
博展にはいろんなバックボーンのクリエイターがいて、空間という軸を中心に、デザイン、デジタル、音、映像、配信などを組み合わせて、自分たちで見つけた課題を解決して実現させています。建築、美術、プロダクト、文系でも、専門分野は問いません。クリエイティブなことが好きで、面白いことに挑戦してみたい方はぜひ応募してもらいたいと思います。
インタビュー: 3月26日 博展本社にて
トップ画像:博展本社ロビー
Photo: Nao Takahashi(特記以外)
募集職種 | 設計ディレクター |
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業務内容 | ■設計ディレクション業務
外部パートナーと協業し、デザイン意図・機能・品質・安全・予算を考慮し、法令や環境対策に配慮した設計業務をディレクションします。 ・申請業務(建築確認申請・景観条例など) ・設計業務(意匠・構造・機械・電気) ・設計監理業務 ※ パートナー契約可 |
応募資格 | [歓迎] ・建築確認申請の申請および役所協議の経験 ・内装業界で設計業務に3年以上の実務経験 ・一級建築士もしくは二級建築士
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待遇 | 【給与】 各募集職種ともに経験・能力・実績を考慮のうえ、当社規定により決定します。
■想定年収:540万円~ ※ 残業代は時間に応じて別途支給 ※ 管理職以上は管理職手当支給 ※ モデル年収例:33万円 + 超過勤務手当 + 業績賞与・インセンティブ(年1回)
■基本給:月給33万円~ ※ 経験・能力・実績を考慮のうえ、給与を決定いたします(試用期間中も同条件)。
■昇給:年2回(2月、8月) ※ 半期初に目標を立て、半期末に目標の達成度を評価します。評価に応じて給与を見直します。
■賞与:業績賞与 年1回(3月)・インセンティブ 年1回(3月) ※ どちらも会社業績に連動して支給額を決定し、成果に応じて分配します。
【勤務時間】 フレックスタイム制度 ・標準労働時間 / 1日8時間(コアタイムなし、リモートワーク可)
【休日・休暇】 年間休日123日(2024年度実績) / 週休2日(土・日・祝日) / 年末年始、夏季 / 年次有給休暇 / 慶弔休暇 有給休暇補足:入社時に最大10日付与(付与日数は入社月により変動あり)
【働き方補足】 服装自由。在宅・リモートワーク可
【福利厚生・社内制度】 各種社会保険 産前産後・育児・介護などの休暇制度 / 育児・介護における時短勤務 株式給付信託制度(3年ごとに自社株を支給) / 従業員持株会 確定拠出年金制度(毎月1万円会社負担) / 永年勤続表彰金 / 慶弔見舞金 社内新規事業提案制度 / 表彰制度 / 部署懇親会費補助制度
【キャリア教育】 社員の成長が企業の成長にダイレクトに影響を与えると考え、中長期的な活躍人材の育成を目的としてさまざまな人事制度導入やキャリア教育に積極的に取り組んでいます。
新入社員オンボーディングプラン / キャリアチャレンジ制度(社内公募制) セルフキャリアレポート(自己申告制度) / キャリア面談 / メンター制度 選抜型研修 / マネジメント・リーダーシップ研修 資格取得奨励金 / 外部研修参加補助 / 社内講師による各種スキルアップ研修 |
採用スケジュール | 書類選考(履歴書、職務経歴書、ポートフォリオ) ↓ 面接(2~3回を予定) ※ 途中適性検査あり
書類選考の結果は合否に関わらず、書類到着より2週間以内にご連絡いたします。 |
勤務地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン 20階(本社) |
会社情報 | 社名:株式会社 博展 ウェブサイト:https://www.hakuten.co.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/hakutencreative/ Facebook:https://www.facebook.com/hakutencorp X:https://twitter.com/HakutenCorp E-Mail:ayuka.tazaki@hakuten.co.jp 電話番号:090-7203-8039 採用担当者:田崎 |