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JOB2024.11.14

[Interview]ブランドディレクターを募集

COMPETITION & EVENT2024.06.07

特注家具製作会社 MAKE AND SEE が手掛ける初の自社ブランド「EDITORA」の展示会

ミッドセンチュリーモダンとの再会

ホテルやレストランなどで特注家具のデザイン、製造を手掛けるMAKE AND SEEが、ミッドセンチュリー期のデザイナー作品を再解釈、編集した新しいオリジナブランド「EDITORA」を立ち上げました。今回、「EDITORA」を一緒に盛り上げるブランドディレクターを募集しています。

松尾真之介氏

プランニングからデザイン、発注する工場の選定から納入まで

松尾真之介(以下、松尾):MAKE AND SEEは、デザインから製造まで請け負う社員15人の家具デザイン事務所です。プロジェクトにおいて特注家具は、規模の大小にかかわらずインテリアデザイナーがデザインを描いたものを製作依頼するのが一般的で、特注家具製作を請け負っているところはたくさんあります。しかし、私たちのようにプランニングからデザイン、製造まで自社で一貫して手掛けているところは日本でほとんどありません。

家具を手がけた〈THE AOYAMA GRAND HOTEL〉のレストラン

松尾:デザイナーから空間の平面図をもらって、そこでオペレーションや動線まで考えて、席数を検討することなどから始めています。平面図やパースができた段階で依頼されることが多いですが、「パースに落とし込みたいので」と言われて、コンセプトの段階からデザインする場合もあります。既製の家具を使ったコーディネートではなく、特注家具を1から提案できるところが私たちの強みです。

井上直樹(以下、井上):1プロジェクトで家具だけでも何億円という規模になることもあります。1からデザインを考え、図面を引いてイラスト描いたり、プレゼン資料をつくったり、製造から納品まで行うので大変さはありますが、そのぶんやりがいはあります。

松尾:私たちは創業からずっと特注家具を手掛けているので、海外数カ国に契約している製作工場があります。そのなかからスケジュールや材料調達、情勢などによって、どの工場に依頼するのがベストかを見極めて進めているため、クオリティの高いものを製作することができるのです。

左より、天野美冬氏(プロジェクトマネジメント)、井上直樹氏(取締役)、松尾真之介氏(代表取締役)

ラタン家具でB to C分野に着手

天野美冬:2013年の創業から3年間、特注家具を手がけたのち、「KIBIROI」というB to C向けの会社を立ち上げました。特注家具事業はプロジェクトの規模次第で売り上げが年によって大きく変化します。安定した運営をしたいという考えもあって始めたのが2016年です。

「KIBIROI」では子供イスやラタン家具を製造、販売しています。現在はアパレルショップなどにも置かれるようになりました。

さらに今年6月、もともと独立したころからB to Bで販売する既製品のラインナップをつくりたかったことから、新しくオリジナルブランド「EDITORA」を立ち上げました。

ラタン製の家具をメインにしたラインナップの「KIBIROI」

ミッドセンチュリー家具を再編集したオリジナルブランドを展開

マシュー・マテゴの「コパカバーナチェア」からインスパイアされた「VEIN」(左)とアイリーン・グレイの別荘「E1027」で使われていた椅子・ノンコンフォーミスト(非協調主義者)からインスピレーションを得た「SULLY」(右)

松尾:「EDITORA」は私たちの家具への情熱と、これまで蓄積してきたノウハウを結集した新しいブランドです。ミッドセンチュリー期に活躍したデザイナーたちの思想を敬い、その哲学や作品を研究・再解釈して自分たちのエッセンスを加えた「家具の編集」というコンセプトで、私たちのやりたいことを表現したプロダクトを展開しています。

金型成形ではなく木枠づくりのうえ、肉付けを行う伝統的な工法でつくられる張地のチェア「POMPOUS 1P SOFA」。「EDITORA」はデザインだけでなく図面から想像して立体化し、機械に頼ることなく職人の手仕事で仕上げるクラシカルな製法も繋いでいる

井上:「EDITORA」は国内最高峰の職人たちの技術によって製作されています。独特な形状で一体成型でつくることが困難なプロダクトもありますが、信頼する職人たちによって組み立てられ、手作業で縫製や張りまで一貫してつくられる家具だからこそ、型にはまらないデザイン性だけでなく使いやすさや丈夫さ、美しさがあると思っています。

井上直樹氏

「EDITORA」を好きになって一緒に大きくしてほしい

松尾:今回募集するのは、端的に言えば「EDITORA」の営業やPRという部分を担ってもらう方です。営業といっても飛び込み営業をしてもらうのではなく、販促ツールやSNS戦略などを考えて認知度を上げていくようなイメージで、その方法も一緒に考えていきたいですね。どうしたら「EDITORA」の魅力を知ってもらえ、そして採用してもらえるかを考え、実際に販路を広げてブランドを推進していくディレクターのようなポジションを任せたいと思っています。

家具が好きであれば、最初は自分も一緒に回って覚えてもらうので安心してください。少人数の事務所なので、どんどん自由にやりたいことを提案してもらいたいですね。

コルビジェの「LC2」「LC3」から着想を得たソファ「THE TRI 2P SOFA」

井上:自由に、というとかえって身構えてしまうかもしれませんが、「EDITORA」は立ち上げたばかりのブランドなので、まずは「EDITORA」を好きになってもらって、「こうしたらどうだろう」「おもしろそう」と思ったことにはどんどん挑戦してもらおうと思います。設計者やデザイナーとやり取りすることも多いので、設計経験がある人も向いているかもしれません。

松尾:さまざまな規模のプロジェクトで、平面図の段階からコンセプトをもとに家具のデザイン、製造管理、納品までの流れが見られる環境です。家具店勤務や木工製作などの経験のある方だけでなく、設計者やデザイナーの方も面白さを感じてもらえると思います。家具に興味がある方はぜひチャレンジしてください。

茅場町にある本社の1、2階がショールームとなり、実際に見て触れることができる

インタビュー:2024年10月8日 MAKE AND SEE本社にて
Photographer:Nao Takahashi(人物)

求人概要

募集職種

ブランドディレクター

 

※ EDITORAブランドディレクターのほかにも、運営元の特注家具業務を実施するMAKE AND SEE、ラタン家具の製造販売を⾏うグループ会社KIBIROIの社員も募集しております。詳しくはMAKE AND SEEのHPよりご確認ください。

業務内容

ブランド運営、新規顧客開拓、SNS発信、家具企画

応募資格

[優遇]

インテリア、建築業界での営業実績経験のある⽅

ブランド運営経験のある方

待遇

■基本給

ブランド運営経験者(業界問わず)月給40万円~

※ 面接にて相談のうえ決定します

※ 未経験者応相談

 

■勤務時間

10:00~19:00(休憩時間13:00~14:00) ※ 試用期間終了後はフレックスタイム制

 

■休日・休暇

土、日、祝日 / 夏季休暇 / 年末年始休暇(プロジェクトの進行により変動あり)

 

■福利厚生

昇給(年1回)・賞与(年2回・実績による) /  社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)

交通費支給(上限月5万円) / 出張手当 / 休日出勤手当 / 深夜手当

社員旅行 / 国内研修・海外研修 / ボディメンテナンス補助制度

採用スケジュール

■書類選考

顔写真付き履歴書をお送りください(書類選考通過者にご連絡いたします)

 

■一次面接 ・対面

 

■二次面接(最終面接)・対面

勤務地

〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-1-7 MAS Bldg

会社情報

社名:株式会社MAKE AND SEE

ウェブサイト:https://www.makeandsee.jp/

E-Mail:m-amano@makeandsee.jp

電話番号:0363809968

採用担当者:天野美冬

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