ミサワホームは、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(極地研*)と共同で開発した、南極の臨場感が味わえるiPad専用アプリ「南極eスクール」の配信を開始しました。
*極地研:南極圏と北極圏に観測基地を擁し、極域での観測を基盤に総合研究を進めている。大学共同利用機関として、全国の研究者に南極・北極における観測の基盤を提供するとともに、共同研究課題の公募や、試資料・情報の提供を実施するなど、極域科学の推進に取り組んでいる。南極地域観測事業においては、日本の南極地域観測計画の企画立案と実施、基地施設の維持管理、観測隊の編成準備、各種訓練、観測に必要な物資の調達、搬入計画の作成、観測で得られた試資料の収集、保管など、南極地域観測事業の中核機関として事業全体の運営を担う。
iPad専用アプリ「南極eスクール」は、南極に関する地理、歴史、生物など6つの分野について、美しい動画や画像を交えて楽しく学ぶことができるというもの。教育支援ツールとして開発され、2014年度にキッズデザイン賞を受賞した「南極ウォークビュー」が元になっています(詳細)。
「南極ウォークビュー」はこれまで限定公開となっていましたが、より広く南極の魅力を伝えるため、ミサワホームと極地研の産学協同プロジェクトとして、科学的知見を追加したリニューアルを行い、一般公開されたものです。
ミサワホームの南極・昭和基地との関わりは深く、1968年の「第10居住棟」以降、南極地域観測隊の活動や生活を支える建物を受注し、その実績は累計36棟、延床面積約5,900m²に及びます。
建物に採用されている木質接着複合パネルは、徹底した品質管理体制のもと、外装、断熱材、内装があらかじめ艤装(ぎそう)され、南極という夏場の日照時間が限られた建設期間で、建築経験のない隊員でも短工期で施工でき、厳しい南極の気候に耐え続けることが求められます。
過酷な環境下で培われてきた技術やノウハウは、ミサワホームのミサワホームの「センチュリーモノコック構法にも活かされているとのこと。
#ミサワホームYouTube公式チャンネル「南極×ミサワホーム センチュリーモノコック」篇 30秒CM(2019/12/24)
「持続可能(サステナブル)な住宅システムの構築」を目的とした、南極昭和基地における実証実験など、ミサワホームが宇宙・月面基地開発を見据えた取り組みについては、同社のウェブサイト「南極の歩き方」にて動画などが公開されています。(en)
#ミサワホームYouTube公式チャンネル:JAXA・極地研・ミサワホームの連携による実証実験「南極移動基地ユニット」を紹介したムービー(限定公開)
ミサワホーム「南極の歩き方」
https://www.misawa.co.jp/nankyoku/
ミサワホーム「南極クラス」公式ウェブサイト
https://www.misawa.co.jp/nankyoku/antarctic-class/