北欧ブランドを代表する家具メーカーの1つ、カール・ハンセン&サン(CARL HANSEN & SON)から、アシンメトリーなフォルムが印象的な〈RF1903 サイドウェイ・ソファ〉が2021年2月に発売されます(プレスリリース)。
〈RF1903 サイドウェイ・ソファ〉は、クラシックの⾵格とモダンなフォルムが融合したソファです。デザインは、デンマーク⼈デザイナーのリッケ・フロスト(Rikke Frost)が手がけました。カール・ハンセン&サンとは初の協働となります。
「リッケ・フロストは確固たる信念をもつデザイナーです。このサイドウェイ・ソファも、これまでにない新しさを持つと同時に、妥協の無いクラフトマンシップと細部に⾄るまで熟考された意匠が⾒事に融合した製品となっています。これは、カール・ハンセン&サンの基盤にも通じることです。この優れたデザインが弊社のコレクションに加わることを歓迎すると共に⼤きな期待を寄せています。」(カール・ハンセン&サン社 CEO、クヌッド・エリック・ハンセン談)
カール・ハンセン&サン社は、1908年創業のデンマーク家具メーカー。110年以上にわたり、クラフトマンシップの伝統を守り続けており、また、ハンス・J・ウェグナー(1914-2007)の家具を最も数多く製作するメーカーとしても知られています。
今回のリッケ・フロストだけでなく、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、ボーディル・ケア、EOOS(イーオス)といった、世界的に活躍するデザイナー・建築家とも協働して家具を製作し、そのすべてをデンマーク国内で製作しています。
〈RF1903 サイドウェイ・ソファ〉を構成するのは、曲げ木加工の背板と、オーガニックなフォルムの2人掛けのシート。開放的に人を招き入れるような、低めに抑えられた背を構築しているのは、無垢の木材とペーパーコード。このソファをより軽快なものにしています。さらに、背と座に施された張り加工が、至極のコンフォートを創り出しています。
アシンメトリーな形状が印象的な〈RF1903 サイドウェイ・ソファ〉は、そのかたちがそのまま、リッケ・フロストのデザインコンセプトを明確に表現しています。
「コミュニケーション方法がタブレットなどデジタル機器に頼る場面が多くなっている昨今、私は敢えて向かい合って人と人に自然に会話が生まれるようなソファを創りたいと思いました。多くのソファは並列して座るため相手と向かい合うことはありません。そこで、私は横向きに座り相手と斜めに対面することができるソファを考えました。こうすることで会話がより自然に始まり、弾むのではと考えました。」(デザイナー / リッケ・フロスト談)。
このソファの試作品は、デンマークの国営放送DR(Danmarks Raido)で放送された家具デザインを競うリアリティ番組「Danmarks næste klassiker(次世代のデニッシュ・クラシック)」に参加したリッケ・フロストが番組内で製作したもので、最優秀賞を獲得しています。
その後、さらに手直しが加えられ、細部がより洗練されています。張り加工、背もたれ、無垢材の脚、素材、機能、そしてフォルムと、あらゆる要素が美しく調和したソファに仕上がっています。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響で、人々が自宅で過ごす時間が増えた昨年来より、インテリアを見直す機運が人々の間で高まっており、高級家具の売れ行きは好調であるという話を、業界関係者より耳にします。斜め向かいに座ることで、家族どうしの会話が自然と始まる、そんなおしゃれなデザインのソファが、インテリアの選択肢にまた1つ加わりました。(en)
素材:オーク材またはウォルナット材(仕上げは多種)
張地:ファブリック
背の裏:ペーパーコード
サイズ:高さ74cm、長さ197cm、奥行き104cm(最大部分)、座面の高さ41cm
カラーバリエーション:6タイプ
参考小売価格:677,000円(税別)から
発売開始予定:2021年2月
CARL HANSEN & SON 公式ウェブサイト(日本語版)
https://www.carlhansen.com/ja-jp